ウィーンの思い出 カフェ　シュペール【旅行記】

3年前のオーストリアのカフェめぐり。

朝ごはんをかねて、CAFE SPERL カフェ　シュペールへ。

モダンな印象のカフェ　ラントマンに比べると、レトロな雰囲気。1880年創業だそうで、歴史を感じる店内にはビリヤード台もある。

席に案内してくれたのは50代くらいの女性。赤い口紅をキュッとひいて、長い髪は高い位置で結び、30年働いてるのよ、といった身のこなしで、テーブルにサッとメニューを置いて、忙しそうにテーブルとキッチンを行き来している。

店の奥の窓側の、いちばん落ち着けて眺めの良さそうな、ゆったりしたソファの席には予約済みの札が置いてある。930と書いてあるのは予約時間？朝からカフェを予約…どんな人が使うんだろう、と妄想。

メニューは赤い表紙。ドイツ語なので知っている単語から推測したり、あきらめて検索したりして、ゆっくり眺める。

注文したのは、ザッハトルテとアインシュペナー。

ザッハトルテはチョコレートケーキにチョコレートのコーティングがしてあるケーキ。ウィーンで食べるぞ！と決めていた。しっとりしていて、美味しい。すごく大きいわけではないけれど、食べ応えあり。

アインシュペナーは日本でいうウィーンナーコーヒー。コーヒーにたっぷり生クリームがのっている。コーヒーとクリームの比率は1:1、と予習して挑んだら、いやそれ以上⁉︎のクリームたっぷり。生クリーム好きの私には嬉しい。まずは生クリームだけ味わって、その後で添えられた長いスプーンで混ぜて。温かいコーヒーにクリームがとけてミルキー。

このときの朝ごはんは、ケーキとコーヒー！と決めていたけれど、もちろんケーキ以外のメニューも、お酒もある。ネット情報によると、ランチがおいしいらしい。

朝からおいしいコーヒーとケーキでくつろげる場所がある、ウィーン。ウィーンに住んで、たくさんのカフェを少しずつ訪問したいなあ。