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トルコ初日 やっと落ち着いた家に侵入者…? 【旅行記】
こんばんは。
はじめてのトルコ一人旅。
深夜に着いた空港にホテルの迎えが来ず、泣きついて行ったお家に入れず、雨の中でびしょ濡れ。野宿するしかないの…?
というのが、前回です。
ヤスコさーん!
「今からうちに来なよ!」と言ってくれた救世主ヤスコさんのAirbnbのアパートに着いたのに、何度インターホンを鳴らしても返事はなく、オートロックのドアは開かない。
「起きて待ってるからね。慌てずに来てね!」と、言ってくれたヤスコさん。
時刻は深夜1時過ぎ。もしかして、寝ちゃったのかな。
そもそも、お家はここで合っているんだろうか。
表札はないし、このアパートがヤスコさんのお家なのか、不安になってきた。
道を間違えた?
見慣れないトルコ語だし、通りが違うのかも。と思い、スーツケースを再び引きずって坂を下り大きな道路に戻ると、タクシーが停まっていた。
ヤスコさんの住所を見せて、運転手のおじさまに道を聞く。「あの道だよ!」と、私が来た道を指差して教えてくれた。
合ってたんだ。
やっと会えた
スーツケースを引いてヨロヨロと坂を上がり、アパートに戻る。やっぱりここ、のはず。
もう一度。部屋のインターホンを鳴らす。
すると。
すぐに「はーい!」「いま行くねー!」と元気な女性の声。
と同時に入口の重い扉のロックが開く音がした。
中に入り暗いエントランスを進むと、日本人女性が階段を駆け降りて来た。
ヤスコさーん!!
「遅いから心配してたんだよー!大丈夫だった?災難だったねー。」とヤスコさん。
ホッとして、うるっとしてしまった。
何度かインターホンを押したことを伝えると、「あー、最近調子悪いんだよねー。トルコだからね。ごめんねー。」と。
なるほど、これがトルコか。
ここには泊まれない
「実は今夜はここに泊めてあげられないんだ。今日は別のお客さんがいて。」
ヤスコさんは民泊用に別のアパートの部屋も借りていて、今夜はそちらに泊めてくれるそう。
私は本来、明日から宿泊する予定だった。深夜の突然の訪問なのに歓迎してくれて、本当にありがたい。
外に出ると、雨は小降りになっている。
私のスーツケースを運びながら、周囲の案内をしてくれるヤスコさん。5分ほどで到着。
ここの入り口も、大きくて重いドア。階段を上がると、部屋のドアも頑丈そうで、鍵はダブルロックになっている。「強盗や空き巣が多いんだよね。」とのこと。
2DKのアパートは清潔で、スタイリッシュな内装。
「今夜はここにリコさんだけだから、ゆっくり休んでね。何かあったらいつでも連絡して。おやすみ、また明日!」
優しくて気さくなヤスコさんは帰っていった。
明日、もう一度お礼を言おう。
やっと眠れる
シャワーで身体を温めて、さっぱりスッキリ。
トルコ初日、というかまだ到着して数時間しか経っていないけれど、いろいろあったなあ。明日はどこに行こうか、起きてから決めよう。
ベッドはダブルサイズで大きく、ふかふかで気持ち良い。
いつでもどこでも熟睡できる私は、あたたかい寝床で安心しきって すぐに眠りに落ちた。
誰かが家にいる
「ガチャガチャガチャ!」「ガン!」「バタン!」
大きな物音に驚いて、目が覚める。
え、え?なに??
ドタドタと室内の廊下を歩き回る足音は、絶対にヤスコさんではない。
だれ…??
時計を見ると、深夜3時過ぎ。
その瞬間「ガチャ!」と、私の寝ている部屋のドアが開いた。
…ふたたび 続きます
完結編
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