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先週、広島まで学びに出かけてきました。その翌日時間をつくり、広島平和記念資料館へ。

朝一番の入館でしたが、それでもすでに十数名の方がいらっしゃっていました。

入館前に「ふぅー」っと一息吐き、覚悟を持って展示エリアに踏み入れました。

…目の前に広がる“あの日の事実”。

……時々聞こえてくるのは、誰となく発せられるすすり泣く声のみ。

………わたしは言葉が出ず、いや、何も言えなくなりました。

79年前のあの日、あの瞬間に、この街で何があったのか、その“事実”をまざまざと見せられた感覚です。人の命、尊厳、そして存在そのものを一瞬で奪い去ったあの日のできごとを、長い年月を経たいまでもなお“すぐそこにある事実”として感じ取ることができた、そんな体験でした。


正直いうと、この資料館を訪れることを怖いと思っていたわたしがいます。
それは「いまの自分が戦争の惨劇を真っ向から受け止められるのか」と自信が持てなかったからです。単なる歴史上のできごととして、現代人の知識として、わかったふりをしていたかったのだと思います。つまり、他人事として意識の外に追いやって、目を背けたかったのでしょう。


生きたくても生きられなかった―――
生きてほしかった人を失ってしまった―――
助けたくても助けられなかった―――
辛くても生きるしかなかった―――

様々な人々の生きざまに触れ、心が動かされました。


見学を終えた直後に心に浮かんだ言葉。それは、

「生きる」

ということ。

この歴史を過去のものとして忘れ去ってはならない、これまでのわたしのように他人事として目を背けてはならない、と改めて思いました。

亡くなった方々の思いを背負って生きるというのは大げさですが、この事実と真正面から向き合ったことで心動かされ、これからの人生をより大切に過ごしていきたいと思ったのは確かです。

いま生かされていているのは、もしかすると今回の広島平和記念資料館を訪れて、人生観・死生観が変わるほどの体験をするためだったのかもしれません。縁あって広島へ伺ったのは、何かの導きだったのでしょうね。


帰りがけに見た原爆ドーム。
前日までとは違って見えたのは、わたしの心が成長したからなのかしら…

今日、原爆の日を迎え、思いをしたためてみました。



#明日も佳き日でありますように
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