大手日系企業を退職しドイツに移住した理由3/5|なぜヨーロッパ?
こんばんは。
タイトル通り、退職と移住を決めた理由について、全5回に渡り書いていきます。
1.退職した理由
2.海外に住みたかった理由
3.ヨーロッパを選んだ理由
4.ドイツを選んだ理由
5.今である理由
今回は第3回、ヨーロッパを選んだ理由についてです。
前回までの記事はこちら。
ヨーロッパを選んだ理由
①ジェンダーギャップ指数ランキング上位国が集まるエリアで生活したかったから
いきなり大真面目な話をぶっこみますが、私の人生の軸そのものなので、まず初めに書きますね。
私が理想とする社会は、すべての人が自他の可能性を信じることができ、なりたい姿を実現することができる社会です。
それを妨げる社会課題は複合的に存在していて、中でも私が一番強い関心と問題意識を持っているのは日本におけるジェンダー平等です。後述しますが、この観点において日本は他国に大きく遅れをとっているほどの後退国で、一言で言うとやばいです。
現時点での私の人生計画を簡潔にまとめると、ジェンダー平等が日本より進んでいる国に住み、そこに直接携わる仕事をし、その経験を持って日本に帰国し、日本でジェンダー平等を推し進める、です。
遅れているということは、先駆者がいて成功事例もありふれているということ。他国と日本が具体的に何がどう違うのかを、日常生活レベルから体験すべく、先進国やその国々の人が集う環境に身を置きたいと思いました。
この先は現状の説明になるので、本記事の趣旨から若干逸れてしまうのですが、こういった社会課題の解決には現状をまず「知る」ことが何よりも大切な第一歩目なので、この場を使って少しだけ触れます。日本の立ち位置が伝われば何よりです。
ジェンダーの平等性を測る指標は数多くありますが、その中でも世界各国の現状を網羅的に、かつ比較的公正に算出しているのが「ジェンダーギャップ指数」です。
2024年版ランキングは以下の通り。
世界146ヵ国全体:
G7全体:
15年連続1位(!)のアイスランドを筆頭に、北欧諸国が牽引。日本は世界全体では下位グループに、G7の中では最下位に位置しています。
日本やばいな?と同時に、ヨーロッパすごいな!?と、上位国が集まるヨーロッパは私にとってとても魅力的でした。その中でも上位の北欧ではなくドイツを選んだ理由については、次回「ドイツを選んだ理由」で書きます。
②ヨーロッパに住む家族や友達と過ごす時間を作りたかったから
妹がオランダの大学に通っていたり、友達がイギリスやオランダ、フランスやイタリアで働いていたりで、私もヨーロッパに住んだら、好きな人たちともっと会える!なにそれ最高!という単純な動機でした。
結婚や出産、転職や院進などによって生活リズムやライフステージ、さらに言うと価値観までがガラッと変わり、それによって人間関係のあり方も変容することを実感している20代後半。会いたい人には会えるときに会ったほうがいいし、会いやすい環境を作ることは自分にとって必要であり同時にワクワクすることでもありました。
③気軽にヨーロッパ旅行がしたかったから
これも単純な動機。自分でお金を稼ぐようになった高校3年生から社会人4年目までの計9年間で、日本を起点にした海外旅行は十分楽しみました。日本から台湾や韓国に行けるのと同じくらいのハードルの低さで、ヨーロッパ諸国に行ける世界線、なにそれ最高!
おわりに
ヨーロッパを選んだ理由は以上です。
正直②③はボーナス程度の理由で、①だけでも同じ選択を取っていた気もします。
次回の記事では、ヨーロッパの中でもなぜドイツを選んだのかについて。
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最後に、他にも書きたいトピックがたくさんあるのでおまけに先出ししちゃいます。
マイペースに書いていくので、興味があればまた覗きに来てください〜!
▼海外生活編
・日本で褒められまくった自分の名前が、ドイツに移住して好きじゃなくなった話
・日本語訛りの英語を話したい、アメリカ英語が身についちゃった帰国子女の葛藤
・知り合いゼロの国に移住して2日目にホームシックになった話
・一人で外食できなかった私が海外に移住したら一人時間が好きになった話
・日本生まれ日本育ち、日本の漫画アニメが本当に分からない
・「手のひら」を「ポルノ」と間違えた英語学習初期の話
・冬好きが一人もいない国ドイツで迎える、初めての冬
▼キャリア編
・大手日系企業を退職して無職6ヶ月目に突入した私が思うX個のこと
・海外転職に挑戦してみて
▼人生編
・26歳の一年間で学んだX個のこと
・30歳までにやりたい30のこと
・受験・就活ノーミス人間に待ち受けていたのは温室育ちコンプレックス
・結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私が結婚したい理由
・これ「が」いい、よりこれ「で」いい。こだわりがない理由を深掘ってみた
・アイデンティティが4回崩壊した私の物語
それではまた。
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