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高校の時の噂・友達のことで驚いた3&当時の電車内と漫画とマニア事情

スマホなき時代の姿


高校時代に聞いた仲の良かった友達についての噂話に辿り着くまでの長い前振りを書いている。
こんなはずではなかったが、あの頃のことを色々書きたくなって迷走中。
中身のない高校時代だったな~(自業自得で)と思っていたが、思い出せば、思い出すものだ。

前回↓


前回、わたしたちの共通の話題が、「漫画」だったと書いた。

今は電車に乗れば、起きてる人はほぼ100%スマホを見ているような時代だが、当時はその代わりに新聞や漫画雑誌、本を読んでいた。

車内の男子高校生(や若いサラリーマン)は発売曜日の朝に駅売店で買ったジャンプとかマガジン、サンデーらを読んでいたし、当日は、読んだあと網棚に捨ておかれたそれらを見ることも珍しくなかった。

なんなら、次の誰かがそれを手に取って読んだりしてる場面も見たわけだ。(駅のゴミ箱にも読んですぐ捨てられたものが多数あり、それを集めて安く売るひとも都心ではいた)


その中で変わらないのが、参考書を開く受験生だろうか。
緑シートを動かしているのを見ると、昔と同じ光景ではないか!と思うし、ガンバレって思うぞ。

さすがに単語帳開く人は見たことないかなあ。
まあ、そんなに電車に乗らないので、遭遇していないだけかもだが。


話を戻すが友達は、少々マニアックな漫画情報誌「ぱふ」を毎月購入し、その当時すでに、コミケに行くようないわゆるオタクでもあった。


何度も言うが、当時はネットもスマホもない時代。

オタク=日陰者イメージが濃く、誰にでもアピールできるものではなかったし、サブカルなんてカッコイイ言葉もなかったかと。
(もちろん本人たちは楽しんでいたのだけど、そうじゃない人との隔たりは今よりずっと大きかった)

「やおい」(当時友達から教えられた、今で言う「BL」)なんて、全く知らない人の方が圧倒的多数だったと思う。

だから、身近に仲間がいない場合は、リアルで大々的に同志に会える場なんて、コミケくらいだったのではないかなあ?
今は、同じ嗜好や立場の人が、ネットを通して知り合えるので、弊害もあるとはいえ、救われている人も少なくないと思う。


ちなみに、わたしが高校生の頃、漫画好き女子高校生に人気だった雑誌が「花とゆめ」(白泉社)である。


恋愛一色ではない、今までにない少女漫画が多数連載されており(輪廻転生を扱った「僕の地球を守って」、今だ未完の「ガラスの仮面」などなど)、クラスメイトと話題になる連載がいくつもあった。
カーラ君こと、川原泉さんの哲学的なスパイスが効いたコメディ漫画も新鮮で好きだったな。


ちなみに、わたしが萩尾望都さまの漫画を古本屋(お金がないので古本屋様様☆そしてネットはもちろんブックオフなどチェーン店もないから、足で探すしかない)で集めるようになったのも高校生の頃だ。

「ポーの一族」は簡単に言葉にできないほど、すごいと思った。


って、また話が逸れてしまうぅ。
ので、戻すと…。

高校時代の仲良しとのトピックには、恋愛が欠かせない女子も多いのだろうが、わたしと友達の間にはそれはなかった。

そう。自分は恋愛要素のカケラもなく過ごしていた。
前回も書いたが、当時のわたしは自信がなく、かつ頑ななところがあって、人とは微妙に距離を置くところがあった。
女子にもそうなのだから、男子ならなおさらだ。

が、友達は時折、学校でかっこいいとされている男子の話を出してくることがあったし、話の端々には恋愛に対する普通の憧れを感じさせるものがあったと思う。

とはいえ、こちらは所属部活や名前を出されても、それ誰?みたいな感じだったので、時に呆れられたりした。

ということで、自分事の「好きな人はいるのか?」みたいな話で盛り上がるわけもなく、友達に好きな人がいるかどうかも知らなかった。

いずれにせよ、そのような話題を振る相手として、友達がわたしを適切と見なさなかったのは、当然だったろう。


とまあ、ここまでが背景なのだが。


次の回にて、完結。
とうとう衝撃の噂内容が明らかに。

続き↓




そんなわたしが大学で出来た友達との話↓

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