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「損切丸」ー 金利編

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かつて「金利」を専門としていた「損切丸」がマーケットでの専門知識を生かして書いたnote。
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2021年9月の記事一覧

続・「株式投資」と「金利」の相関関係。

  「金利上昇が株式市場最大の敵」  書き出しが前編(9/22)と同じになってしまうが、昨日…

損切丸
2年前
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揃う「インフレ」の "状況証拠" 。 ー イギリスで進行する ”With Corona” 。

 さて日本でもようやく「緊急事態宣言」が10月に解除され、本格的に ”With Corona” へ向か…

損切丸
2年前
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"リアル" な「金利上昇」。ー 米2年国債@0.30%越え、5年@1.00%越え。

 「損切丸」としては、とりあえず ”エリオット波動的” 「金利上昇」シナリオ ↓ に沿って…

損切丸
2年前
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おかしいのは株価ではない、金利だ!!第Ⅳ部 -「金利上昇」は次の局面に。

 米株価の急反発に少し "ガッカリ" (苦笑)した「損切丸」だが、まあNYダウは母数が大きくな…

損切丸
2年前
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”2021年「基準地価」▼0.4%下落、2年連続マイナス” ー 不動産価格は本当に下が…

 <全国平均> ・商業地 ▼0.5%下落 ←(昨年)▼0.3% ・住宅地▼0.5%下落 ←(昨年…

損切丸
2年前
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「株式投資」と「金利」の相関関係。

 「金利上昇が株式市場最大の敵」  過去の株価暴落のほとんどが「金利上昇」や中銀による「…

損切丸
2年前
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「大借金」の「ツケ」はどこに回るのかⅡ。ー 「お金」は減っている。

 「大借金」の「ツケ」はどこに回るのか。↓ (9/1稿)の続編。  「勝者は ”優勢” と ”勝ち” の差を良くわかっている」  これは『カイジ』で有名な福元伸行氏の漫画『アカギ』の中に出てくる言葉だが「相場」にピッタリくる言葉だ。今回の「中国恒大ショック」のような株価の急落を見る度に「 ”含み益” と ”確定利益” とは別物」を改めて認識する。政治ではないが、マーケットも基本的に「一寸先は闇」。   ”ロビンフッター” 、ファンド、エコノミスト等、 ”各々の事情” も

「中国」から聞こえてくる "足音" 。 ー 9/20(敬老の日)速報 。

 日本は「シルバーウィーク」真っ盛り。観光客も出始めて明るい兆しも見えてきたが、「中国」…

損切丸
2年前
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続・迫り来る「インフレ」。 ー 2つの「お金」の価値基準。

 米株価と米国債市場の連関性に変化が生じ始めている。これまでは「シーソー」のように "株売…

損切丸
2年前
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気になる「ドル高」の行方。 ー 重視すべきは「金利」か「インフレ」か。

 今回は生意気にも(苦笑) "専門外" のFXについて考察を加えてみたい。もちろん元・専門の「…

損切丸
2年前
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「インフレ」に「ドルの燃料投下」はいつまで続くのか?

 やっと米株価が反発。ナスダックなどは6営業日ぶりというから、ウォール街関係者はほっと一…

損切丸
2年前
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「中国」から聞こえてくる "足音" Ⅱ。ー「お金」は米国債へ「質への逃避」。

 何やら米株式市場の "腰付き" が怪しい。8月の米CPI(消費者物価指数)は年率で@+5.3%も…

損切丸
2年前
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国民が背負う「荷物」。

 「東証、バブル後最高値を一時突破」  日経平均は@36,000円を超え(9/14前場)株式市場は…

損切丸
2年前
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迫り来る「インフレ」。 ー 「減少するお金」の奪い合い?

 標題添付のグラフはFRBが金融政策決定において重視している「コアPCE価格指数」。迫り来る「インフレ」の足音は次第に大きくなっており、こういう指標をベースに「テーパリング」の議論をしている。一部「9月FOMCで議論を集約し、11月開始に向けて準備」と報道されているが当然だろう。  これは米国に限った事ではない。例えば高インフレに苦しむブラジル ↓   CPI(消費者物価指数)は二桁@10%に迫り、10年国債は@11%超。利上げを続けてもインフレは収まらず、市場に ”もっ