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自己啓発おじさんと令和おじさんのマインドコントロール!?つまり自己防衛

おはようございます。アルキメデス岡本です。

さてさて、最近書店に行くとやたらと自己啓発本が並んでいて、日本も末期だな~と思っていますが今日も一日頑張って生きましょう。

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著者であるオッサンたちの主張は多岐に渡るが、最終的には「俺達オッサンの言うことを聞け」に帰結するが「オッサンの言うことは聞くな!」という記事を書きたい。オッサンたちが本当に正しければ、失なわれた三十年なんてなかったわけだが。

私はよく本屋に行くのだけど、文芸の棚はどんどん小さくなっている。かわりに本棚に並ぶのが、自己啓発本の類である。ニーズがあるから売っているのだろうし、なくなれ!とは言わないけど、ちょっと多すぎないかな。一体、どういう人が買っているのだろうと思う。

小さい本屋は特に旬の自己啓発本ばかりだったりして、街の本屋に貢献したいと思いつつも、これならAmazonで買ったほうが余計な本を目にしないで済むなと感じてしまう。

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特に最近は若者向けの自己啓発本が目につく。社会人ならこうあるべし~、一流のビジネスマンはこうであれ~、成功を掴み取れ~みたいな。しまいには、「一流ビジネスマンはなぜ臭くないのか?」とか。

著者を見ても、なんの実績があるのかよく分からない人だったり、この人からわざわざ学ぶことはないのでは?という感じの人だったり。中には、同世代にはもう相手にされないから、若者からの搾取にシフトしているのではないか、という人もいる。とにかく忙しく立ち回る事が善だと信じて疑わないこの空気が嫌だ。

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うるせーよ

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どんだけ~

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知らねーよ

就活だなんだと、社会に不安を抱く若者が、そういう人に騙されてしまうのは悲しいことだ。

なんでこんな本ばかり並ぶのだろうと考えて気付いたのは、面倒なので結論から言うと、自己啓発本って結局、おじさんが自己正当化するためにあるよな、ということだ。

俺たちはこうやって成功した、俺たちは正しい、俺たちの言うことを聞け、俺たちのようになれ。大半のおじさんは、残念ながら、自分たちが間違ってたとか、自分たちのやり方が時代に合わなくなっているとか、そういうことを言わない。おじさんは、おじさんは正しいという「おじさん教」を、自己啓発本を通じて若者に流布しようとしている。

中でもこの本は醜い。(もちろん読んでいない笑)

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あとこれも。(笑

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まあそう言っておきながら、興味本位でこの本を買って読んだ事があるが、人生に役立ったかと言われると???である。たしかに前よりも自由になっている。だけどそれはコロナ禍になったからだ。

また、はっきり言ってしまえば、日本は今も「失われた三十年」を突っ走っているのであって、総体として自己啓発おじさんは成功していない。局所的には起業で成功したおじさんとか、なにか仕事を成したおじさんもいるのだろうけど、社会に口出しできるほど良い影響を残したおじさんがどれだけいるだろうか。だから、おじさんが自身の仕事について成功体験を語るのは良いとしても、世の中論にまで口を出しはじめたら、「でも世の中って実際良くなってないですよね」と言いたい。

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そして、もし、おじさんの言うことがそれらしく思ったとしても、そういう考え方をするおじさんというのはもう沢山いるのであって、若い人がわざわざもう一人のおじさんになる必要はない。

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おじさん化したい若い人には皮肉なことだけど、若い人は若い人であるままのほうが、ずっと価値があったりする。たとえば英語はできたほうがいいだろうし、パワポの資料は綺麗に作れたほうがいいだろうし、コミュ力はあったほうがいいのだろうけど、おじさん的な思考法や仕事術を学ぶことがおじさんとの同質化を招くのであれば、それは避けたほうがいい。

例えば、イーロン・マスクやスティーブ・ジョブズは誰かの自己啓発本なんか読んでいなかっただろうし、そもそも彼らは、内なる衝動に素直に従っているだけで、独創的なサービスそのものでその輝きを発露している。それにあんまり人の言う事を聞かないわがままな人程、既存システムを根本から破壊するイノベーターになりやすい。

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つまり、自己啓発おじさんにマインドコントロールされない人ほど、オンリーワンになる可能性が高まる。

一応フォローしておくと、世の中には優れたおじさんもいるはずで、自分はそういう人に出会ったのだ、だからその人の言うことを聞くのだというのであれば、それは良かったですね、と答えておく。でも、個人的な経験で言えば、そういう人は残念ながらすごく少ない。

だいたいこの世界は、残念なおじさんが若者や天才を殺してしまう方が多い。

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やっぱり、

自己啓発おじさんの、

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あーっぱり、

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社会からの同調圧力よりさ、

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お前達の魂胆は、

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ほなまたお会いしましょう。バイバイ~♪







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