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ゆっくり深読み 中島みゆきの『ヘッドライト・テールライト』その9


前回はこちら





そういうこと。

サントリー缶コーヒーBOSSのCM『ヘッドライト・テールライト篇 2019』は、この絵を再現したものになっている。


『Annunciation of Cortona』
Fra Angelico


フラ・アンジェリコ…

コルトーナの受胎告知…


つまりキム兄のトラック名「CT」とは?



CORTONA(コルトーナ)のCとT?


ふふふ。そういうこと。

では、各シーン毎に詳しく見て行こう。

まず最初はトラックドライバー木村祐一(キム兄)の「同窓会」だ。



インパルス堤下の「第一高校三年二組」同窓会と違い、会場はホテルの広い宴会場になっていた…

なぜなら、この同窓会はクラス単位ではなく学年単位、淀島中学校の第17期卒のものだから…



そして、こんな会話が交わされていた。


同級生「久しぶりやなあ。今なにしてんの?」

キム兄「大型のトラック乗ってる」

同級生「トラックドライバーかあ。かっこええなあ。日本の物流を支えちゃってるってわけや」

キム兄「そんな大袈裟な…」

同級生「日本中が俺の庭って感じやろ?」

キム兄「・・・・・」



ユルユルさんは、あの嫌味な二人が地獄に落ちると言いましたね。

そう決まっていると。


そう。あの二人は地獄行き。

読み解く鍵は「淀島中学校」の「島」と「第17期卒」の「17」だ。



ユルユルさん風に言えば…

♬目に映る~全てのことは~メッセージ~♬

ということか…



鼻唄と曲が合ってないぞ。

♬目に映る~全てのことは~メッセージ~♬

は、こっちだ。



あ、すみません…

『コルトーナの受胎告知』だから、つい…


「木漏れ日が差す雨上がりの庭」が舞台のユーミンの歌『やさしさに包まれたなら』は、フラ・アンジェリコの絵『受胎告知』が元ネタ…



そして「あの人のママに会うために」で始まる『ルージュの伝言』は、君の言う通り『コルトーナの受胎告知』が元ネタだ。

「街は DING DONG 遠ざかってゆくわ」の「DING DONG」とは何のことかわかるかな?



海外のチョコレートケーキのことです。

天使ガブリエルと聖母マリアの頭部にある「光背・後光」は「DING DONG」の形とよく似ています。

メーカーの名前 Hostess(ホステス)は、日本語では「仕える女性」のこと、つまり「はしため」ですね。



だから宮崎駿はジブリ映画『魔女の宅急便』にこの2曲を使った。

「受胎告知」とは神様からの「おとどけもの」に他ならない。

ちなみに「DING DONG」という名のお菓子は、もう1つある。

知ってるかな?


はい。別の会社から出ているチューインガムの「DING DONG」です。

赤いリボンをつけた黒猫のマスコットキャラクターは、まるでキキとジジが融合したかのよう(笑)



ふふふ。おもしろいよね。

だからユーミンは『ルージュの伝言』を自著のタイトルに使い、表紙に「Ingrid Bergman(イングリッド・バーグマン)」を持ってきたわけだ。

この理由はわかるかな?



BOSSのCM『ヘッドライト・テールライト篇』からは脱線しますが、いいのですか?


だって同じ元ネタの作品だろう?

それに、私の友人でもあるイングリッドとハンフリーが、あの世でいつも愚痴っているんだ。

「わたしたちの作品の本質が理解されていなくてつらい」と。


なるほど。それなら脱線も仕方ありませんね。

ユーミンが自著『ルージュの伝言』の表紙にイングリッド・バーグマンを使ったのは、フラ・アンジェリコの絵『コルトーナの受胎告知』を想起させるために他なりません。

赤い服を着たイングリッド・バーグマンは聖母マリア…

そして、何かに怯えている男女は、失楽園のアダムとイヴ…



そしてユーミンはイングリッド・バーグマンが主演した2つの作品を想起させようとしている

まずイングリッド・バーグマンと「Ding Dong」といえば?


もちろん『The Bells of St Mary's 』です。



だね。

♬ding dong♬と鳴るのはセント・メリー、聖母マリアの鐘だ。



そして『ルージュの伝言』表紙のイングリッド・バーグマンが意味するもう1つの作品とは…

彼女の代名詞的作品である『CASABLANCA(カサブランカ)』…



その通り。

そもそも「casablanca」とはスペイン語で「白い家」という意味だからね。


あの映画に隠された真のテーマとは「受胎告知」に他なりません…

あの有名なラストシーンが意味するものは、ヒロインの妊娠…

彼女は「奇跡的な一夜の出来事」で、夫以外の子を身籠った…



帽子の使い方が抜群だね。

ハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンの帽子は「光背・後光」を表現している。

ボガートの背に飛行機の翼が重なっているのは、彼が天使ガブリエルだからだ。


丸いつばの「帽子」で「光背・後光」を表現するのは古典的手法です。

西條八十の詩『ぼくの帽子』や、それを題材にした映画『人間の証明』もそうでした。



♬Mama~ do you remember~♬

「夫以外の子を身籠った女」と「堕落」がテーマの『人間の証明』は、「処女懐胎」と「失楽園」が並列するフラ・アンジェリコの『受胎告知』そのものと言える。

「ママ」とは「聖母マリア」と「イヴ」のこと。



ヒロインが聖母マリアとイヴを同時に演じる…

まさに『カサブランカ』のラストシーンと同じ手法…



ちょっと日本語字幕が酷いから、一連のセリフを解説しよう。

夫がいるにも関わらず真実の愛を知ってしまったイングリッド・バーグマンは、ハンフリー・ボガートにこのまま一緒にいて欲しいと必死に訴えた。

そんなパニック状態のバーグマンに対し、ボガートは冷静に「状況」を説明をしてゆく。

この「状況」が「フラ・アンジェリコの絵『受胎告知』を踏まえたもの」であることを、ね。

そして最後に、あの有名なセリフが飛び出すというわけだ。

日本語字幕では「君の瞳に乾杯」と翻訳されている「Here's looking at you, kid」が…


ポイントは「地上を去る人」と「地上に残る人」が入れ替わっていることです。

だから映画を観たほとんどの人は「受胎告知」に気付かなかった…


(細字イングリッド・バーグマン、太字ハンフリー・ボガート)


I don't understand. What about you?

I'm staying here with him 'til the plane gets safety away.

No, Richard, no! What has happened to you? Last night we said…

Last night we said a great many things. You said I was to do the thinking for both of us. Well, I've done a lot of it since then and it all adds up to one thing.  You're getting on that plane with Victor where you belong.

But Richard, no, I… I…

You've got to listen to me. Do you have any idea what you'd have to look forward to if you stayed here? Nine chances out of ten we'd both wind up in a concentration camp. Isn't that true, Louis?

(Louis : I'm afraid Major Strasser would insist.)

You're saying this only to make me go.

I'm saying it because it's true. Inside of us we both know you belong with Victor. You're part of his work, the thing that keeps him going. If that plane leaves the ground and you're not with him, you'll regret it.

No…

Maybe not today, maybe not tomorrow, but soon, and for the rest of your life. 

But what about us?

We'll always have Paris. We didn't have, we'd lost it, until you came to Casablanca. We got it back last night.

And I said I would never leave you.

And you never will. But I've got a job to do, too. Where I'm going you can't follow. What I've got to do, you can't be any part of. Ilsa, I'm no good at being noble, but it doesn't take much to see that the problems of three little people don't amount to a hill of beans in this crazy world. Someday you'll understand that. Now, now…

Here's looking at you, kid.



では詳しく見て行こう。


I don't understand. What about you?

言ってる意味がわからない。あなたはどうするの?

I'm staying here with him 'til the plane gets safety away.

俺は彼とここに残る。飛行機が無事に逃避するまで。


さて、ハンフリー・ボガートが一緒に見届けると言った「him(彼)」と、イングリッド・バーグマンが搭乗する「the plane(飛行機)」とは何を意味しているだろう?


逃避を見届ける「him(彼)」とは、聖霊の受胎を見届けている預言者イザヤ…

そして「the plane(飛行機)」とは、マリアに向かって降下してきている聖霊です…

あの飛行機には聖霊のようなマークが描かれていました…



いいね。会話はこう続く。


No, Richard, no! What has happened to you? Last night we said…

だめよリチャード!いったい何があったというの?昨夜、私たちは…

Last night we said a great many things. You said I was to do the thinking for both of us. Well, I've done a lot of it since then and it all adds up to one thing.  You're getting on that plane with Victor where you belong.

昨夜、俺たちは大事なことを語った。君は俺に「私たち二人のことを考えるべき」と言った。だから俺はいろいろ考えて、ひとつの答えに至った。君は飛行機に乗れ。君はヴィクトルと共にあるのが相応しい。


ボガートがバーグマンに「共にあるべき」と言った「Victor」とは何のことかな?


「Victor」とは「栄光ある勝者」つまり「主・キリスト」のことです…

「受胎告知」とは世界を救うメシアの預言「イザヤ書 7:14」が成就したもの…

メシアの称号「インマヌエル」とは、ヘブライ語で「神と共にある」という意味ですから…


イザヤ 7:14
それゆえ、主はみずから一つのしるしをあなたがたに与えられる。見よ、おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエルととなえられる。


ちなみに、イザヤが救世主について預言した「7章14節」というのは、フランスにとって重要な意味を持つ数字だ。

フランスで最も重要な日、革命記念日「パリ祭」は「7月14日」だからね。

だから様々な小説や映画において、この2つの「7:14」は関連付けられることが多い。


そして会話はこう続きます。


But Richard, no, I… I…

リチャード、そんなのいや… 私は… 私は…

You've got to listen to me. Do you have any idea what you'd have to look forward to if you stayed here? Nine chances out of ten we'd both wind up in a concentration camp. Isn't that true, Louis?

俺の言ったことが聞こえたはずだ。もし君がわがままを言ってここに留まったら、いったいどうなると思う?十中八九、俺たちは収容所行きだ。そうだよな、ルイ?

(Louis : I'm afraid Major Strasser would insist.)

おそらくシュトラッサー少佐はそうするでしょう。


最初の「him(彼)」とは「Louis(ルイ)」のこと。

二人から少し離れた場所で搭乗名簿に記入している「彼」は、預言書に乙女とメシアの名前を書いている「預言者イザヤ」だ。



そしてこう続きます。


You're saying this only to make me go.

私を行かせようとしてそんなことを言うんでしょ。

I'm saying it because it's true. Inside of us we both know you belong with Victor. You're part of his work, the thing that keeps him going. If that plane leaves the ground and you're not with him, you'll regret it.

それが真実だから俺は言っている。君も本心ではわかってるはずだ。君はヴィクトルのもの。彼が遂行しようとしている事業に、君は欠かせない存在なんだ。もしあの飛行機がこのまま飛び去って行ってしまったら、君は後悔するだろう。


「彼女の存在が欠かせないヴィクトルの事業」とは「乙女に救世主を産ませる」ということ。

そして「飛行機」とは「白いハト」として描かれている「聖霊」のこと。

あのまま「飛行機」が飛び去って行ってしまったら、彼女が後悔するどころか、人類全体が後悔することになる。



あそこでイングリッド・バーグマンが夫よりもハンフリー・ボガートを選んでしまったら大変なことになります…

まさに『BACK TO THE FUTURE(バック・トゥ・ザ・フューチャー)』のロレーンのように…



というか、そういう展開を描いたのが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だな。

もしも乙女が夫よりも天使(とインマヌエル)を選んでしまったら… の物語だ。


そして二人の会話は、いよいよ佳境に入ります。


No…

後悔だなんて、そんなことない…

Maybe not today, maybe not tomorrow, but soon, and for the rest of your life.

今はそう思わないかもしれない。だけどすぐに、君は残りの人生を後悔することになる。

But what about us?

だけど、私たち二人については?

We'll always have Paris. We didn't have, we'd lost it, until you came to Casablanca. We got it back last night.

俺たちにはいつもパリがあるさ。君がカサブランカにやって来るまでは失われていたパリが。昨夜俺たちは失ったものを取り戻した。


来たね。お約束の「Paris」が(笑)


英語圏の文学・戯曲・映画などで定番中の定番と言える「Paris」のジョークは3つのパターンがあります…

まず1つは Paris(パリス)と、パレスチナを意味する Palestine(パリスタイン)の駄洒落…



カズオ・イシグロが大好きなジャズのスタンダードナンバー『April in Paris』なんかは、これだね。

「パレスチナの4月」といえば、イエスの十字架刑と復活だ。



そして、ヘンリー・ミラーの小説『Tropic of Cancer(北回帰線)』で多用されている駄洒落…

「パリっ子」を意味する Parisien(パリジャン)と、イエスから偽善者と呼ばれた「パリサイ人」を意味する Pharisean(ファリジャン)…



そして「Paris」の定番ジョークの最後の1つ。

『カサブランカ』のラストシーンで使われる、Paris(パリス)と Paradise(パラダイス)の駄洒落だ。

遠い昔、愛し合っていた男女が失い、カサブランカで出会った二人が取り戻したパラダイスとは?


それは人類の楽園「エデンの園」のこと…

かつてアダムとイヴの堕落によって「失楽」したものが、白い家(カサブランカ)で出会ったキリストとマリアによって「復楽」する…

その壮大なストーリーを1枚の絵の中に落とし込んだのが、フラ・アンジェリコの『受胎告知』…



だから二人の会話は、こう締めくくられる。


And I said I would never leave you.

私はあなたから決して離れないって言ったのに。

And you never will. But I've got a job to do, too. Where I'm going you can't follow. What I've got to do, you can't be any part of. Ilsa, I'm no good at being noble, but it doesn't take much to see that the problems of three little people don't amount to a hill of beans in this crazy world. Someday you'll understand that. Now, now…

それは出来ない。俺にはやらねばならない仕事がある。俺が行くところへ君はついて来れない。俺がこれからやることに関して君の出る幕はないんだよ。イルザ、俺は決して崇高な存在ではない。だが、三人の小さな人たちの問題が無価値のように見做されるのを見過ごすわけにはいかないんだ。いつの日か君にも理解する日が来るだろう。だから今は…


ボガートが見過ごすわけにはいかないと言った「a hill of beans in this crazy world」の「the problems of three little people」とは…

時空を超えて「受胎告知」と同一空間に存在している、丘の上の「失楽園」のこと…



「狂った世界の、豆の丘の上の、三人の小さな人たち問題」とは、上手いこと言うよね。

確かにそうなんだな(笑)


そして最後のキメ台詞です…


Here's looking at you, kid.



「Here's」とは「He's」つまり「主は・神は」という意味だ。

そして最後の「kid」は「僕(しもべ)」や「婢女(はしため)」のこと。

「Here's looking at you, kid」で「主はあなたをいつも見ている・神はあなたと共にある」という意味になっている。

だから決して「君の瞳に乾杯」ではない(笑)


このボガートのセリフは、絵の中で天使ガブリエルと聖母マリアが交わす言葉を踏まえたものになっています…


Spiritus Sanctus superveniet in te
聖霊は汝の中に降臨せり

Ecce ancilla Domini fiat mihi secundum verbum tuum
私は神の婢女(はしため)です。御言葉に従います

virtus Altissimi obumbrabit tibi
神は汝と共にある



つまり『カサブランカ』の「Here's looking at you, kid」は、『スターウォーズ』の「May the force be with you」と同じものと言える。



そしてイングリッド・バーグマンと夫が飛行機に向かうシーンで、フラ・アンジェリコ『コルトーナの受胎告知』に描かれる「a hill of beans in this crazy world」の「the problems of three little people」が再現されます。

先程まで「受胎告知のマリア」だったイングリッド・バーグマンが「失楽園のイヴ」になって…



素晴らしい。完璧な「オチ」だよね。

ちなみにあの二人が楽園カサブランカからフライトした先は、亡命政権「自由フランス」の拠点がある中央アフリカだった。

おそらくその地で彼女は「未来の希望」となる赤ん坊を育てることになる。

イエスも生まれてすぐに母マリアと養父ヨセフと共にエジプトへフライトしていた。


『Flight into Egypt(エジプトへの逃避行)』
Eugène Girardet(ウジェーヌ・ジラルデ)


そしてエンディングに映画のテーマ曲『AS TIME GOES BY』が流れる…


It's still the same old story
A fight for love and glory
A case of do or die
The world will always welcome lovers
As time goes by

昔から同じ話が繰り返される
愛と栄光のための戦い
生死を賭けた行動
世界はいつも愛する者たちを味方する
どんなに時が流れても



『コルトーナの受胎告知』に描かれるマリアの椅子カバーの模様は「無数の時計」に見える。

だからテーマ曲は『AS TIME GOES BY』だった。



あの模様を「無数の時計」と見たのは『BACK TO THE FUTURE(バック・トゥ・ザ・フューチャー)』の冒頭シーンと同じ…

おそらくこのアイデアは『カサブランカ』と『AS TIME GOES BY』が最初なのでしょう…



マリアの頭の傾きも「7時53分」だしね。



映画『カサブランカ』には、フラ・アンジェリコの『コルトーナの受胎告知』が落とし込まれている…

これにはハッキリとした理由がありました…

実は『カサブランカ』は原題を『Everybody Comes to Rick's(誰もがリックのところへ来る)』といい、元々舞台のために書かれた戯曲でした…

ナチスドイツの迫害を逃れ、裏稼業として逃し屋をしているユダヤ人をモデルにした物語…

しかし、とある事情から舞台化されずにお蔵入りとなっていたのを、アメリカ参戦を機に設定や題名を変えて映画化されることになった…


お蔵入りになっていた事情とは「ヒロインが夫以外の男と秘密の関係をもち、もしかしたら夫以外の子を妊娠しているようにも見える」という問題。

清く正しく美しくがモットーだった当時のアメリカ社会では、これは大問題になりかねないことだった。

だから映画化される際に、こっそりフラ・アンジェリコの『コルトーナの受胎告知』が落とし込まれたわけだね。

ヒロインの秘密を暗示するために。


そして現実世界でも、その後にイングリッド・バーグマンは夫以外の子供を…


おっと。その話はそこまでだ。

あの世に帰ったらイングリッドに怒られてしまう。

余計な話はするなとね(笑)


確かに怒ると怖そうですね、イングリッド・バーグマンは…

では『カサブランカ』の話はここまでにしておきましょう。


では、本題に戻ろう。

「淀島中学校 第17期卒 同窓会」におけるメッセージは何だと思う?

「島」と「17」とは?



メッセージとは、目に映る全てのこと…

「島」はシーン2「夜の公園」に出て来る「つぶれたサッカーボール」だと言いましたね?



うん。その通り。

だけど、この宴会場が「島」でもある。

「17」のある「島」だ。


この宴会場が「島」でもある?

そして「17」のある「島」?

どういう意味でしょう?


だから何度も言ってるだろう。

目に映る全てのことはメッセージ、だ。

この宴会場に「17」のものがあるんだよ。


え? この中に「17」のものが?




つづく




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