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鑑賞*喪中にて冬の小鳥をしばし追ふ

松浦 加古

句集『探梅』所収。平成二十四年作。

喪中とは、死者のことを思い、しのぶ期間。
故人を思えば寂しい。
身を慎めば外出も控えがち。
人と会う機会も少なくなって、人恋しい。
だから、身の回りの命あるものに心を寄せたくなる。
寒い冬となれば、なおのこと。

(岡田 耕)


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