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なぜコンサルティングファームからフルリモートスタートアップに転職するのか

2023年3月末で約6年働いた山田コンサルティンググループ株式会社を退社し、4月からHRテック企業のLAPRAS株式会社で働くこととなりました。

なぜ、コンサル会社から事業会社へ転職するのか自身の振り返りを兼ねて、記載します。

■今回のnoteの結論

①第三者視点からプレイヤー視点に移りたかった
②身に着けたスキルがどこまで通用するか他で試したかった
③最先端の働き方(フルリモート)及び組織(ホラクラシー)に興味があった

①第三者視点からプレイヤー視点に移りたかった

もともとエンジニア職でキャリアスタートし、プロジェクト単位の仕事に従事し給料をもらっていました。

ふと、自分が開発/納品した製品がクライアントにどう使われて、どのくらい儲かるのか全く分かっていないこと(自分に対して)に気持ち悪さを感じ、経営を勉強したいと考え、コンサルティングファームに移りました。

おかげ様で財務・会計を主(”主”なのでもちろんビジネス理解も)に経営を学ぶことができました。

巷でよく言われている言葉ですが、コンサルティングファームで働くと、ホントに一般事業会社の3倍近くの経験が得られます。
深夜まで働くし、案件(≒会社数)も複数同時に動かしていくので、そりゃそうですよね。
(このnoteを書いている2023年上期時点では、最大手のコンサルティングファームは働き方改革が進んでいて、深夜まで働く状況ではないんだとか・・・)

私はコンサルティングという仕事は第三者だからこそ価値があると考えています。
(すみません。当たり前のことを言ってます。)
物事のとらえ方は、主観(当事者)と客観(第三者)に分けられます。
主観目線しか無いと視野が狭くなったり、感情が乗ってくるので、冷静な判断もしにくい。
コンサルタントを使うことで客観目線(且つ論理的な意見)を補いつつ経営判断ができるようになることは大きなメリットだと考えています。

第三者目線の仕事をしていると、「自分だったらもっとこうしたい」とか「過去の経営判断を見てこうしたらよかったのに」とか思うことはあっても、大抵のことは当事者ではないので「まぁ最終的にクライアントが選んだことだしな。」で終了します。

私の場合は「もっと踏み込んで同じ目線でワンチームで事業に絡んでいきたいなー」と考えるようになりました。
プレイヤーの一員として事業が成長する喜びとか嬉しさを噛みしめてみたい!って感じです!

②身に着けたスキルがどこまで通用するか他で試したかった

コンサルティングファームで身に着けたスキルが事業会社でどこまで活かせるか試したいという思いもありました。
私は主に財務会計の知見を基にした役務を行ってきました。
M&A(仲介・方側FA)、事業再生、事業承継、事業計画策定、投資回収sim・・・

特にエクイティ(資本)デット(負債)のどちらも経験できたことは私にとって大きな財産になっています。
財務会計を武器にするといいながら片手落ちになるプレイヤーは結構いるのでは?
と考えているので、両方の経験を積ませてもらった山田コンサルには頭が上がりません。

私は経営企画/財務担当としてLAPRASに入社します。
これからファイナンス戦略を検討するために、エクイティとデットの二つのメリデメを整理し、適したタイミングで適した調達を行うためのキャッシュフロー計画を作成しなければならないと考えています。
PL/BSを作成及び連動し、CFまで描くことができるスキル(財務モデリング)を身につけられたのも本当にありがたく思っています。

もちろん、スタートアップ企業ですので、基本的にはマンパワー不足。
財務以外の領域にもどんどん染み出していきたいと考えています。

③最先端の働き方(フルリモート)及び組織(ホラクラシー)に興味があった

私は現在、宮城県仙台市に住んでおり、家族もいます。
仙台は夏は涼しく(なかなか30度超えない)、東北なのに冬はさほど寒くならない(なかなか氷点下にならない)。
太平洋が近く海産物が安価に手に入れられ、美味しい日本酒も多い。
自然も多く、仙台駅近くに行けばそれなりの娯楽も手に入る。
とにかく住みやすいんです。仙台って。

仙台に住む前提で転職活動しないと。(実際家族の事情もある)
となると仙台周辺の企業を探すわけですが、如何せん支店経済圏。
仙台に住みながら今の報酬をキープできる企業がめちゃくちゃ少ないことを転職活動を通じて知ります。
まぁ、ある程度想定はしていたんだけども・・・

コロナ禍でフルリモートを許容する会社は増えましたが、ベースがフルリモートの会社は少ないと思います。
新型コロナによるごたごた終焉とともに天下のGoogleも基本は出社を求める動きにあるようですし、日本企業も基本は出社に戻りそうな雰囲気を感じます。

そんな中で「基本フルリモート」という条件のLAPRASに出会い、
選考を受けていく中でこんなにワクワクする会社は他に無いな!と感じました。
他の選考も受けてましたがLAPRASに受かったら行こうと決めていました。

LAPRASは東京本社の会社です。
私の家からオフィスまでドア to ドアで3時間あれば着いちゃう距離感です。
北海道、愛知、関西、四国、九州等の地方で仕事するメンバーもいるので、寧ろ近い方かもしれません笑

また、ホラクラシーにも興味がありました。
2019年にティール組織という本を買って読んだことがあり、こんなの実践できる会社あるんかいな?と思ってました。
その後、ザッポスの奇跡を読んでスゲー!と思う反面、日本企業じゃ無理だろうなー。とも思ってました。
LAPRASのHP(リクルートページ)のから組織図が見れて、本当に実践してるんだーと感動したのを覚えています。

私自身、まだまだ理解が浅いのでホラクラシーについて語れませんが、思っていたよりかなり奥深い!
上手く運用するためには個々人が組織をしっかり理解する力や高い業務遂行力が無いと難しいと感じました。
これからホラクラシーの実践運用に携わっていくことにワクワクが止まりません!

まとめ

20代はがむしゃらに働いてきました。
やってきたことを振り返ると、ちゃんと道ができていたんだなー
と転職活動を通じて認識することができました。

30代では自分のスキルをどう仕事に活かして、どう組織を勝たせていくか。
そのために自分に足りないものは何か。あるならどうキャッチアップするか。
常に思考し、循環を回していきたいと思います。

P.S.

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