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【開催レポート】左川ちかで己書 2023年5月13日(土)

文豪の名言を用いた筆文字アート・ワークショップ、「文豪で己書」の第4弾。「左川ちかで己書」が開催されました。

左川ちかとは、現代詩の先駆者と呼ばれる詩人。
その不思議な世界感かつ、クスっとしてしまう詩が特徴的で面白いと思い、今回のテーマとして取り上げました。

講師は、己書(おのれしょ)孝月道場師範の金森孝子先生。
己書は、書き方や書き順といったルールにとらわれず、自分の世界観を自由に表現する書です。
このワークショップは、道具も全て金森先生がご用意くださっており、何の準備もなく参加できます。

制作工程は「①背景を描く」と「②文字を書く」に分けられます。
まずは「①背景を描く」作業です。用意されたポストカードに、水彩絵の具で、書の背景となる絵や彩色をします。
「絵の具を使うなんて小学生のとき以来だ」と、なつかしさを感じる方もいらっしゃいました。

次に、「②文字を書く」作業です。
水野ゼミの(松)制作の「左川ちかの名言十三選」から、各々の好きな名言を選びます。金森先生にアドバイスやお手本を見せていただきながら、文字を書いていきます。できるだけ文字と文字の隙間を詰めて書くのがコツだそうで、パズルみたいで書いていて面白いです。

今回も十人十色の素晴らしい作品が出来上がりました。
同じ名言でも作る人によって全く異なる作品が出来上がります。

「『死が徐に私の指にすがりつく』を読んで、背景を黒や灰色にしそうなところを緑にするとは。すごい!」
「『走れ! 私の心臓』は、直前まで子供とサッカーして走り回ってた自分にぴったりだ」

など制作過程で左川ちかの詩についていろんな感想をっくことができました。左川ちかの詩を読んで、どのように感じたかを語り合うこともこのワークショップの醍醐味です。

ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
次回の「文豪で己書」は、7月29日(土)に開催予定です。

以上
文責:(松)

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