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暗記科目の勉強法

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今日は暗記が必要な科目の勉強法についてお話ししてみようと思います。学習効率には個人差がありますので、あくまでも一例ということでご理解下さい。

写真のように、世界史の「ウィーン体制の動揺」「フランス七月革命」を含む単元を覚えなければならなかったとしましょう。皆さんはどういうやり方でこの単元をマスターしていきますか?

私は「積み上げ法」と呼んでいる方法で覚えます。不慣れなうちは、一段落か二段落ずつ進めていくとよいでしょう。慣れてきたら一章ずついけるようになるはずです。

まず、文を一読します。音読でも無音読でも構いません。要はキーワードがあたまに残ればよいのです。

続いて、教科書を伏せて今読んだ箇所の大まかなまとめを紙に書き出せるようにします。ここで重要なのが「紙に書く」という作業です。頭の中だけでやると、きちんと言語化できていないものも「分かっている」と無意識に判断してしまいがちです。手を使うことを面倒くさがってはいけません。

紙に書き出すときは、矢印や箇条書き、地図などを使って説明できると尚可です。

「ウィーン体制とは何か?」「なぜウィーン体制が動揺した?」「誰が動揺させた?」「どこで反乱が起きた?」など、英語の5W1Hを意識して自問自答していくと知識に肉付けができ立体化できるでしょう。

何度か繰り返して完全に記憶が定着したら次の段落へ進みます。そして全く同じ事をやります。途中からではなく、一度読み終わった箇所から再び始めるようにしましょう。

ページが進むにつれて膨大な量になってきます。個人差はあると思いますが、私なら30ページくらいを一気に覚えます。目標の範囲を全てできたら、いったん他の科目の勉強を挟んだり日を置いたりして、記憶に負荷をかけましょう。

ちなみに授業で英単語などの小テストを実施する際は、授業の最初ではなく半ばあたりでやることにしています。これも記憶に負荷をかけるためです。付け焼き刃の暗記は忘れるのも速く、学習効果がゼロに等しいです。

秋のテストで伸び悩んでいる人がいたら、この学習法を参考にして下さい。基本的にどの科目にも使えると思います。

この学習法を説明して、世界史で落第しかかっていた高校1年生を立ち直らせたことがあります。彼はその後、最難関の私大医学部に合格しました。

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