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トンボの婚活 【蔦の森 24/6/13】

昼下がりの蔦の森を散策していたら、
オレンジ色の翅に水色の身体のトンボが
ひらひらと目の前を横切っていきました。

ニホンカワトンボのようです。

陽に透けたオレンジ色の翅がとびきり綺麗で、
ちゃんと撮影したいなぁと思っていたのです。

よくよく周りを見渡したら10匹近くの
トンボが飛び回っているではありませんか。

婚活会場に迷い込んでしまったようです。
コレはラッキー!
スミマセン、お邪魔します笑

ニホンカワトンボ♂
オレンジタイプ

美しいなぁ〜。
この間のエゾハルゼミの翅もしかり、
昆虫の翅にしかない美しさがありますよね。

もちろん鳥類の羽根も素晴らしいのだけど。

空を飛べる生き物にはやっぱり憧れちゃいます。


ニホンカワトンボ♂
透明(うっすらオレンジ)タイプ

翅が透明なタイプの雄もいて、
撮影時は雌だとばかり思っていましたが、
ちゃんと確認したら雄でした。
(雄と雌ではお尻の形が違う)

冒頭の写真の翅が透明なのは間違いなく雌。
お尻の形が不鮮明でわかりにくいけど、
実は交尾直後の撮影なので間違いないはず。

ニホンカワトンボの交尾

トンボの交尾はちょっと変わっていて、
雄と雌が繋がることでハートマークになります。

なんだか素敵なように思えますが、
よく見ると雄が雌の首根っこを掴んでいます。
ちょっとバイオレンスかも…

交尾が終わるとすぐ産卵

飛沫に洗い流されるのでは?というぐらい
水際ギリギリの朽木に産卵していました。

他のトンボの種類だと交尾から産卵終了まで
ずっと首根っこ掴まれっぱなしという、
なんとも可哀想な状況もあります。

愛が強過ぎるが故にかと思いきや
そうでもなさそうな感じで…

交尾終了後に離してしまうと産卵までの間に
違う雄と交尾されてしまう可能性があり、
そうすると自分の遺伝子を残せなくなる為、
産卵を見届けるまで離さないという…


恐るべしトンボの世界…。



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