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最近の記事

30までにとうるさくて

恋愛・仕事・性にオープンで、軽快に進むのだが、登場人物ごとに、釈然としなかった点を整理する。 遥:仕事にも一生懸命だったが、私情が原因でキャリアを失ってしまった。失ったのは自分のせいなのはともかく、取り戻す努力しなくていいの?と思ったし、適応障害と診断されてから、適応障害のことを知ろうとしたり調べたりしていなかったのに、とても簡単に留学を決意したように見えて、え?と思ってしまった。。 カップルセラピーに参加することで恋人との関係を修復しようとしてたけど、それも中途半端になっ

    • グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない

      要約: ハーバード大学で85年間にわたり、幸せで健康的な人生に何が必要か科学的に研究した結果、「人間関係」が最も大切であることがわかった。 感想(ネタバレあり): 家族でも恋人でも友人でも、相手に興味を持ち共感すること、理解しようとすることが大切で、それを継続している人は人間関係が安定し、健康で幸せな人生を送っていた。良い人間関係は偶然によってもたらされるものではなく、関係を維持しようという努力が大切なのだとわかった。 大人になればなるほど、嫌な人間関係は諦めて排除してし

      • 桐島、部活やめるってよ

        要約: 「桐島が部活をやめる」というニュースを軸に5人の同級生の日常をオムニバス形式で描く。 感想: 何となく自分の高校時代の同級生たちと結びつけて読んでしまった。かわいい人ってどうしてかわいい人としか仲良くしないのだろうか、と思う時があったが、学生カーストの上位にいる女子の章は、その胸の内を知ってしまった気分になり、読んでいてかなり腹立たしかった。そういうことの虚しさに気づいたカースト上位の男の子には、卒業したら真っ当な人間関係を構築してほしい。 人をダサいかダサくない

        • 傲慢と善良

          要約: 婚約者真実が突然消えた。手がかりを探すため、架はかつて真実と関係があった人物と会話し、過去と向き合っていく。 感想(ネタバレあり): 真実の居場所を探すため、かつて真実と関係があった友人やお見合い相手との会話していくのだが、真実が生まれ育った環境が浮き上がってきて、真実がこの人を選んでいたらこんな人生になっていたのだと投影していくのは面白かった。 真実が嘘をついている可能性は早々に予想できてしまった。架も真実もパートナー探しがうまく行かなすぎて、傷つくのを恐れて本音

        30までにとうるさくて

          同志少女よ、敵を撃て

          要約: 第二次世界大戦大戦中、モスクワ近郊の静かな村で暮らす少女、セラフィマ。戦火とは無縁の穏やかな暮らしをしていたが、ある日ドイツ軍に襲われ、家族を含む村民が皆殺しにされる。赤軍に救出されたセラフィマは一流の狙撃兵として女狙撃兵イリーナに育て上げられ、前線へ向かう。 感想(ネタばれあり): 人名や地名が多く、読むのに時間がかかった。訓練や戦況はかなり緻密に描写されていた。日本は沖縄以外地上戦がなかったこともあり、兵士が目の前で戦闘を繰り広げるイメージがわかないところがあっ

          同志少女よ、敵を撃て

          六人の嘘つきな大学生

          概要 誰もが憧れる新興IT企業の最終試験に残った就活生6名。最終試験は集団ディスカッションでうまくいけば全員に内定が出ると発表された。全員内定に向けて準備をし、徐々に結束が高まる6名。しかし、本番の数日前に、最も内定者に相応しい1名を自分たちで話し合って選出する方法に変更すると発表された。最終試験当日、試験会場には不審な封筒が置かれていた。 本編は、最終試験が終わるところまでが1部、数年後の振り返りで真実がわかるまでが2部であった。 感想(ネタバレあり): 1部が終わって、

          六人の嘘つきな大学生

          知人に薦められたので読んでみた。 要約: トランスジェンダーで初老のさくらは、若いトランスジェンダーの沙希と2人、大阪でプレミアム泡盛の小料理屋を営んでいる。ある日、さくらの昔の男、安藤がやってくる。老後資金として貯めていた1000万円を託してくれたら、一緒に暮らそうとさくらに持ちかけてくる。 感想(ネタバレあり): 贅沢ではないが穏やかな暮らしをしており、ザノンフィクションのようなムードでトランスジェンダーの暮らしぶりがわかった。のほほんとしたムードから一転、安藤による

          汝、星のごとく

          本屋大賞とのことで、さわやかな本を読んでみたくて読んでみた。 要約: 瀬戸内の島で、複雑な家庭に育った高校生の櫂と暁海がお互いにやるせなさを共感する中で惹かれあって恋に落ちる。夢を見つけた櫂は上京したが、家族を放っておくことができないと暁海は島に残る。 主人公が交互に語っていくスタイル。 感想(ネタバレあり): ヤングケアラーや過疎、LGBTQや、SNSなどいろいろ詰め込んでいた割に、残るものがなく、あまり楽しむことができなかった。 周りがなんと言おうと、それぞれの家族

          汝、星のごとく

          スマホ脳

          常に何か、活字の本を読むことにしているのだが、憧れの女優、石田ゆり子氏が読んだと言っていたので、この本を読んでみることにした。 要約: 生物の体は、長い年月をかけて進化し現在の機能になっている。人間もほかの生き物と同様で、危険な生き物や疫病から身を守ること、あるいは社会生活の中で人に殺されたりしないように進化してきた。例えば、おなかがいっぱいになると幸せな気持ちになるホルモンが脳から放出されるようになっており、餓死しないようになっているなど。 スマートフォンの通知には、脳を

          スマホ脳

          tick,tick...BOOM!

          少し前だが、tick,tick…boom!を見た。 ストーリー: 30歳の誕生日を迎える才能あふれる主人公が仕事や恋に悩みながらメロディを編み出していく。オリジナルミュージカル完成に向かって葛藤するジョナサン・ラーソンの自伝的ミュージカル 感想: 「30歳までに何とかしなきゃ!」と考えるのは日本人独身女性くらいかと思っていたが、焦りとか全然あるんだなと知った。 「RENT」を見ていないと、良くも悪くも感動が半減するので、まだ見ていない人は見てから見ることをおすすめする。

          tick,tick...BOOM!

          「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読んだ

          「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読んだ。面白かったので1,2ぶっ続けで読んでしまった。 イギリス・ブライトンに在住しているブレイディみかこ氏のエッセイで、息子さんの学校生活を通して見えてくる社会問題を描いた作品だ。 イギリスの教育事情や、経済・生活事情について、様々なエピソードが書いてある。人種差別についても触れており、「東洋人だから、差別されました」みたいな薄っぺらな部分だけではなく、どんな生活を送っている人がどうして差別的をしてしまうのかということを深

          「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読んだ

          海外ドラマ「Sex and the city」について語る

          今回は、Sex and the cityについて 概要:ニューヨークに暮らす30代4人の女性たちのライフスタイルや恋愛を描く群像劇 登場人物: キャリー ファッションおたくのフリーライター。新聞にSex and the cityという連載をしている。恋愛体質で、いつもハイブランドの服に身を包んでいる。 ミランダ ハーバード大出身の弁護士。親切で優しいだが、その素晴らしい経歴から、男性から敬遠されることも多く、なかなかいい恋愛ができない。そのため自虐的になっているところ

          海外ドラマ「Sex and the city」について語る

          所信表明

          昔から音楽が大好きだった。少しでも音楽にかかわりたくて、高校自体は軽音楽部で、ギターを弾いてみたこともあった。やがて気が付いた。自分は、音楽が好きだが、生み出すことや人に演奏を聞いてもらうことよりも、聞いて楽しむこと、「この曲はこんなにもかっこいいから聞いたほうがいいぜ!」「このフレーズがいいよね!」と言いたいだけだったことに。 大学時代も、映画を死ぬほど見た。Lilicoさんや町山さんのような映画コメンテーターにも憧れたが、そこまでの英語力もなく、やる気もなく、コネもなく

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