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スマホ脳

常に何か、活字の本を読むことにしているのだが、憧れの女優、石田ゆり子氏が読んだと言っていたので、この本を読んでみることにした。

要約:
生物の体は、長い年月をかけて進化し現在の機能になっている。人間もほかの生き物と同様で、危険な生き物や疫病から身を守ること、あるいは社会生活の中で人に殺されたりしないように進化してきた。例えば、おなかがいっぱいになると幸せな気持ちになるホルモンが脳から放出されるようになっており、餓死しないようになっているなど。
スマートフォンの通知には、脳を興奮させ、依存させしまう効果があり、現代人から集中力を搾取してしまっている

感想:
スマホがあると、すぐに何でも調べられることで、ネット上の誰かに頼ってしまって、自分で考えることが面倒だな、と考えるようになってきていた。パケット代を気にしてデコメールの画像を落としていたあの頃のほうが、自分で調べることが大変だった分、よく覚えていたと思う。
あとで見ればいいや、と思うから、記憶力も落ちたと感じる。それを裏付ける本であった。仕事がなかなか覚えられなくて自分を責めたりもしていたが、脳の構造的にデジタルだと残りにくいと知って、ああ、やはりだな、と思って、少しだけ自己肯定できた。

コロナ以降、テレワークも常態化し、テレビを見ている間だけでなく、正直に言うと、仕事中もスマホが気になってしまっていた。LINEの返事が来ないことで、集中できないような状態が続いていており、実際にSNSを見てしまうことも多々あり、良くないな、と思っていたタイミングでこの本に出会えてよかった。

この本を読んで、スマートフォンからSNSアプリを削除して、PCから見るようにした。これで「脳の退化」から脱却できると思いたい。

#スマホ脳
#読書