所信表明

昔から音楽が大好きだった。少しでも音楽にかかわりたくて、高校自体は軽音楽部で、ギターを弾いてみたこともあった。やがて気が付いた。自分は、音楽が好きだが、生み出すことや人に演奏を聞いてもらうことよりも、聞いて楽しむこと、「この曲はこんなにもかっこいいから聞いたほうがいいぜ!」「このフレーズがいいよね!」と言いたいだけだったことに。

大学時代も、映画を死ぬほど見た。Lilicoさんや町山さんのような映画コメンテーターにも憧れたが、そこまでの英語力もなく、やる気もなく、コネもなく、ただただ毎日が過ぎてしまった。見ることだけは好きで、とにかく本数は見た。

読書もアートも大好きなのだが、私は常に受け身であった。しかし、今や、誰でも感想を簡単に発信できる時代になった。一億総ライター時代だ。誰だってライターになる権利がある。そうであれば、感想を書いて発信することで自分も昔憧れていたライターになれるのだ。それに、書くためには作品と向き合うことが必要になるので、書くことで理解が深まると考え、これからは、日々感じたことを書いていくことにしてみる。