55.自治体のエンディングノートをお勧めする理由~「2分で読める終活、はじめのだいいっぽ🐾簡単終活マニュアル」
前回は、無料でもらえる自治体のエンディングノートをゲットしようについてお話しました。今回は、なぜ自治体のエンディングノートをお勧めするのか?その理由についてお話します。
🟩自治体のエンディングノートをお勧めする理由
自治体のエンディングノートは、無料で配られることが多いからというだけでなく、
必要最低限の項目だけ
が書かれています。これがなぜいいのかというと、
薄い(ページが少ない)
淡々と事実を書ける
必要な情報だけがまとまっている
ので、普段文字を書くことがあまりない方でも、淡々と書くことができます(または、誰かに伝えて、代わりに書いてもらうでもOK)。ご家族や関係者に必要な情報のみをシンプルに書き残す(←ココ大事!)「引き継ぎ書」としての目的が明確。それが、自治体が発行するエンディングノートなんです。
🟩書く習慣がないのに自分でハードルを上げない
普段書く習慣がない人は、たった1文字書くだけでもめちゃくちゃハードルが高いんです。だから、名前、住所、生年月日など、あまり深く考えず書きやすい項目からスタートしてみるのがおすすめ。それで1ページ書けたら、
あ、私書けるやん。1ページも書けたやん。
って、自分を大絶賛してあげてください。勢いがついたら、勝ったも同然です!
「家族へのメッセージ」や「最後に伝えたい事」などから先に書こうと意気込んじゃうと、思ってる以上に書くハードルがググーンと高くなってしまいます。なので、「家族へのラブレター」「人生の棚卸」「知らない自分、再発見」などと、エンディングノートに「引き継ぎ書」以上の効果を最初から求めないことが、結果的に、思いのほかスッキリしてその後の人生が好転するようになったりするのです。
こんまりメソッドで有名な近藤麻理恵さんも提唱されていますが、「思い出の品から手をつけてしまうと、処分する、しないの判断がつけられないので、片づけの手がとまってしまう」のと同じで、思いが強いものは、後回しでいいのです。先に淡々と向き合えるところから書いていけばいいし、事務的なことを書きだしていくうちに、家族への思いが高まって、感謝の言葉なんか一言伝えたくなってしまうんですよ。
マジ、騙されたと思って、やってみてください。ほんまや!と実感できると思います。次回は、市役所のおくやみコーナーについてお話します。
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