寒い日には、温かい飲み物を。

今朝から急に空気が冷え込み、一気に冬が近づいてきた気がする。

この間まで大活躍だった夏服の出番は終わり、秋服を飛び越して冬服の季節になってしまいそうだ。

こってりした色合いの秋服が好きで、楽しみにしていたので、少し残念にも感じる。

そんな肌寒い今日、学校帰りに温まる飲み物を求め、何となくタリーズコーヒーに入った。

注文したのは、紅茶のシフォンケーキ。セットの飲み物はロイヤルミルクティーをチョイス。

私は、大学生になって珈琲が飲めるようになった。

初めは苦みを無理して飲んでいた珈琲も、最近では美味しさが分かり、毎朝一杯飲む事がルーティーンになったし、事あるごとに必ず珈琲を選ぶようになった。いつも、ブラックで。

でも、今日は寒さのせいか甘い物が飲みたかった。そこで私は、以前よく飲んでいたロイヤルミルクティーを頼んでみたのだ。

「あ～、ケーキとミルクティー。甘＆甘じゃん。やっぱりコーヒーにすればよかったかな、、。」

そんなことを考えながら、端の方の席に腰掛けた。

一口飲んでみると、久しぶりのミルクティーはすごく甘かった。

でも、すごく美味しかった。

肌寒さで、心細かった私の心に、甘さと温かさが、じんわーり、にじんだ。

大学生になって、珈琲を飲むようになって、大人になった気分でずっと無理していたのかもしれない。

私は、やっぱり甘ーいロイヤルミルクティーが好き。

コーヒーが飲めるようになっても、それはずっと変わらない。

そう思うと、少しだけ心が軽くなった。

大学生になったからって、無理に大人でいる必要は無い。

ロイヤルミルクティーが好きな私も、友達とゲラゲラ笑う私も、汗だくで自転車を疾走させる私も、時にわがままを言う私も、大人になってもずっと私。

子供の私も、私のままでいようと思う。