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星3くらいがちょうど良い|エッセイ

人と趣味が合わない。

巷で話題の作品より、
5段階中3くらいの評価の方が
自分に合っていたりする。

しかし、オススメされると、
あなたが勧めてくれるなら・・!
とついついチャレンジしてしまう。

例えば、ワンピース。
冗談抜きで漫画を読むために
日々働き、給料を得ている私だが、
ワンピースの面白さはなぜか理解ができない。

中学生くらいの頃、
数巻読んでみたが楽しめなかった。

高校か大学時代に
友人にそのエピソードを話すと、
「歳も重ねたし今なら
 面白さわかるんじゃない?!
 あと、数巻でやめるののは
 ちょっと早いよ!」
と言われたので、改めてチャレンジしてみた。

しかしその後、
「44巻まで読んだけど、
 いつから面白くなるの?」
と聞いてみたところ、
「そこまで読んで
 面白くなかったらもうダメだよ。」
と言われてしまった。

 そこまでやって、
 面白くないならもうダメ。

と言う言葉を、
私は何度浴びたことがあるだろう。。

他に、もう一つよく覚えているのが
ドラクエ5だ。

友人のトンプーが激推ししていたので
借りてみた。

だが、そこでまず躓いたのが、RPGの壁だ。
トコトコ歩いているだけで、
モンスターたちが襲いかかってきて
前に進めやしない。

RPGの醍醐味である、
戦ってレベルアップするという点が
とてつない苦痛だった。

こちらはただ、
隣町に行きたいだけなのに襲われる。
洞窟などを通るとはめになると、
より襲われる。

ポケモンにはスプレーというものが存在し、
かけると戦闘を挑まれる確率が低くなるので、
駆使していたが、
ドラクエにはそれがなかった。

いや。あったのかもしれないが、
わからず、本当に苦痛だった。

ちなみに、MOTHEも苦手

だがしかし、
トンプーがおすすめしていた点は
そこではなかった。

ドラクエ5はストーリーが良いということで
伝説の作品と呼ばれているそうな。

〜後日〜
トンプー「どこまで進んだ?」
さは「結婚したけど、
   いつからストーリー面白くなる?」

トンプー「え・・・・
     そこまでやって面白くないなら
     もうだめだ。」


まさかまさかだった。


トンプー「…ちなみに、どっちと結婚した?」
さは「フツーにフローラに決まってんじゃん」
トンプー「あっっりえねえ!!!!」

こっちがありえなかった。


ドラクエ5は謎に、
モンスターと戦う中、
女2人が自分の周りをチラついてくる。

ビアンカとフローラだ。

左:ビアンカ  右:フローラ

ビアンカは幼馴染で、なんだか男っぽい。
主人公のことが好きだろうに、
そのそぶりを見せないようにしてくる。

フローラは、
どう足掻いても主人公の婚約者になる。
可愛くてか弱い系のお嬢さんだ。

フローラとの結婚が決まりそうになる頃
ビアンカが、
「実はずっと言えなかったけど、
 私、君のこと好きでした・・」
風な態度をとってくる。
だが、そんなこと言われたって
か弱いお嬢さんの方が良いに決まってる。

トンプーはここで盛り上がったというが、
私としては、そもそも言うの遅すぎんだろ。
と、ビアンカに対しては
イラつきしか覚えなかった。

しかし、神ゲーと言われているからには、
巷の人々もこの展開に
『ウオッーーーーー!!』
となっていたと言うことなのだろう。。。
摩訶・摩訶・摩訶・摩訶
摩訶不思議だ。

このように、巷と価値観のずれている私は、
今日も星3を追い求めるーーー。

さはら
1997年9月生まれ
ハーフ
座右の銘は晴耕雨読
万年フリーター

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変わり者の周りには、変わり者。


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