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未開を共に旅するようにデザインする 逍遥学派:制作の過程


逍遥学派では、問いの旅などのプログラムやワークショップだけではなく、デザインのお仕事もしています。

私たちは、問いを投げかけながら、まだ複雑で人に伝えることが難しいものを一緒に紐解き、整理しながら、本当は価値があるのに光が当たっていない領域を社会にひらく活動をしていきます。

逍遥学派の名刺のストーリーについては下記をご覧ください!




| 私たちはなぜ、デザインするのか?

私たちは「未開を灯す」をミッションに活動しています。

未開とはまだ誰も見たことがない、理解できない複雑な領域。私たちはそういった活動に静かに光を灯し、少しずつ理解を深めながら、その領域の面白さを見出していくことを大切にしています。

ここで話している「未開」とは
・本人が意味があると感じているのに、人に理解されにくいもの
・言葉にはできていないけど、確かに在ると感じているもの
・本人も気がついていないもやもやしたもの など

美術は複雑なものを複雑なまま受け取る姿勢、デザインはそれを伝えたい人へ翻訳し届ける行為だと捉えています。


| どのようなデザインなのか?

私たちは、要件や課題を聞いて、それを解決するアイデアやデザインを納品するという、提案型のデザインはしません。

なぜなら、デザインの制作過程そのものが、発見や変容が生まれる学びの過程であると考えている
からです。
未開の領域は固定観念や思い込みが良い方向に働かないことが多くあります。

だからこそ、制作過程を
一緒に進みながらお互いが想像していなかったもの(ビジュアルや言葉だけに限らず、思いや姿勢など無形のものも含みます)が生まれること、それを楽しむこと、それによって自分が変わってしまうような体験と出会うために、共に制作することを大切にしています。



デザインは決して専門的に閉じたものではありません

私たちは、その時間をご一緒することで、お互いが想像していなかったものになること、考えることによって自分ごととし、愛着があるものをつくることができると考えています。

また、制作するためには、「なぜこれを作るのか?」「何を解決したいのか?」「そもそも何がしたいのか?」「私たちはどんな人なのか?」など問いをくり返すことが大切です。

問われることで、人に伝えたかった思いや言葉が整理されていき、自然にやりたかったことがまとまっていきます。
頭の中のイメージから言葉へ、言葉から可視化されたイメージへ、メディアを跳躍していくためには、「制作」に関わることが欠かせません。

制作したいものが完成した時、私たちはお互いのことを良く理解するパートナーのような存在になれるのかもしれません。

*具体的な事例についてはお問合せください。
後日、noteも更新予定です。



| 具体的にはどのようなことができるのか?

私たちは問うことで、今まで表現することができなかったモヤモヤしたものを少しずつ表出していきます。
言葉で問うことと、世の中に溢れているデザインのアイデアを一緒に眺めながら、活動する上で何を大切にしているのか、「らしさ」を表現していきます。

🦩 会社や事業のリブランディング、ブランディング
(その会社らしさを定義する)

らしさを整理し直す、または探すところから一緒に制作します。

どんな未来を描こうとしているのか?どんな姿勢なのか?何を大切に行動するのか?どんな色や形、質感なのか?etc…

例)
・世界観づくり
・世界観に基づくステートメントや言葉選び
・具体的なツールの作成
・世界観に基づく行動指針の作成
・ロゴデザイン

制作期間:4ヶ月〜


🦩 具体的に作りたいものが決まっている
(その会社らしさに合わせてつくる)

らしさが明確な場合、ヒアリング後それに合わせて一緒に制作します。

既に決まったデザインがあれば、その世界観に合ったツールを作成することができます。例えばロゴデザインがあればそれを顔に、それに見合った服(名刺やWebサイトやチラシ)を作成します。

例)
・Webサイト
・会社(事業)説明スライド
・会社(事業)を表現するイラストや図解
・名刺や冊子などのツール

制作期間:2ヶ月〜

制作期間については、制作するものとミーティングの頻度によって上下します。費用についても柔軟に対応しております。まずはご相談ください。


| 制作の過程

具体的に作りたいものが決まっていれば、その制作を中心に、ヒアリングを実施します。本当に解決したいものがなんなのか理解した上で、制作に入っていきます。

0.ブランディングはなぜ必要なのかを一緒に考える
何を制作するにせよ、ブランディング(その会社らしさ)を考える必要があるため、お互いの理解を合わせるところから始めます。時には全く別のものを作ることもあります。


1.お互いのことを知る・なぜその制作が必要なのかヒアリングをする
まずはお互いを知るための対話と、本当にその制作物が必要なのか、目的を整理するところから始まります。長期間ご一緒することになるので、気軽にコミュニケーションが取れる関係性を作るところから始めます。


2.大切にしている価値観を文字にして整理する
ヒアリングや対話を通して出てきた言葉や、大切にしている言葉をご自身で整理していただきます。その言葉を一緒に眺めながら、更に深掘りしていきます。私たちからも印象に残った言葉をシェアさせていただきます。


3.何を中心に世界観を作り込むのか決める
世界観の中心にくるビジュアルを作ります。ベースにしたいイメージがある場合は、そのイメージがどんな雰囲気、形、色、質感 etc…なのか、探していきます。

例)
・Webサイトの作成であればトップ画像
・スライドであれば一番重要な図解やページ


4.整理した言葉と、話しながら感じた印象を元にイメージを収集
世の中に既にあるデザインアイデアや思い付いたイメージを並べて、一緒に眺めながら、価値観に合うものを選んでいきます。


5.ビジュアルのラフアイデアを共有、全体の要素を確定する
集めたデザインアイデアを参考に編集し、世界観を表現するビジュアルを制作します。数回ミーティングで話し合いながら、内容が確定するまでラフを調整していきます。


6.イラストまたはデザインをブラッシュアップする
イラストレーターもしくはデザイナーによって清書していきます。

7.完成・納品
ご依頼に合った形での納品とプロセスを記載したnoteをシェアします。



| ご一緒するのに適したタイミングは?

私たちは時間をかけてじっくり理解していくことを大切にしています。そのため一緒につくって行く時間を楽しめるタイミングである必要があります。

🦩 今のデザインやブランディングがなんか違うな?と思っている時
なぜ今のデザインになっているのか、どこに違和感があるのか?というところから一緒に考えながら、リブランディングしていきます。

🦩 新しく事業や会社を始めるタイミングでWebサイトや説明スライドを作りたい時
制作を通してお互いの理解が整理されていくと共に、改めてやりたいことや伝えたいことを整理していくことができます。

🦩 活動を表現するステートメントを作りたい時
ブランディングとまではいかなくとも、活動を共にする仲間と息を合わせるための「ステートメント」や「ビジョン/ミッション/バリュー/パーパス」を問いかけを通して、整理しながら一緒に作成することができます。

下記はステートメントを探すためのワークショップを開催した時の記事です。


| 逍遥学派の興味共感領域

私たちは下記のような活動に興味があります。興味が湧くことは、問いを持つために必要なことです。

・社会実験を目的とした活動
・自然環境を良くする活動
・その人らしさを大切にした活動
・自然発生的に生まれた活動
・偶然性や間を面白がれる活動
・面白い問いを持っている活動
・地域を自治していく活動

| ご一緒するのが難しいお仕事

私たちは下記のようなお仕事が苦手です。お互いが共感し合って制作するためには同じ気持ちであることが大切だと考えています。

・全てお任せしたい、一緒につくる感覚を必要としない場合
・納期を急いでいる場合
・デザインしたいものに対して思い入れがないと感じる場合
・ただ売ることだけを目的としたブランディングの場合
・受注者⇄発注者という関係性が強い場合



最後まで読んでいただきありがとうございます!

自分達だけでは、言語化し難く複雑なものを、ビジュアルや言葉にして人に伝えたい!という方、
ブランディングを見直そうと考えている方、
新しく事業を立ち上げたので一緒に整理していくことが必要な方、

下記、開催元の逍遥学派のcontactページより、気軽にお問い合せください!


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