飢え

アダルトチルドレンは愛に飢えている人が多いです。
まぁそれは当然。。

親からの愛情が大きく不足しているから。。
親が自分のことで精一杯で、子どもの心まで気が回らなかったからなんですけど。。

この、飢えの解消の方法も
愛着障害でいう、不安型と回避型では
それぞれがあると思います。

まず不安型。。
これは私自身のことなのですごくよくわかるんですけど、愛情の飢えを解消してもらいたいために
私が取る行動は
『服従』と『自己犠牲』です。

相手に尽くし、相手の言うことを聞き、
自ら奴隷のように従うこと。。
その対価です。。
自分が尽くした対価として
自分へ微笑んでほしい
自分へ優しくしてほしい
自分のことを大切にしてほしいと
行動してしまい、
そのほとんどは利用されて、見下されて
攻撃の対象になってしまいます。

自分で自分を卑下にすることで
相手も本能のどこかで感じ取り、大切にする価値のない人間として認識してそのように振る舞うようになるのでボロボロになるまで振り回されます。
不安の人は『どんなに傷ついても愛されたい』
『自分は傷ついても構わない』から愛してほしい人ですから。。。

そして回避の人は
『支配』と『コントロール』です
愛情の飢えをしのぐために、
相手を支配します。思い通りになれば愛されている実感をし、
コントロールできなければ怒るかすぐさま手を切ります。
それは自分が傷つきたくないから。。
自分が傷つく前に相手を傷つけてでも身を守ろうとするからだと思います。

この回避の人は支配が強いので
愛とは与えること。。ということにフォーカスしてるのが見て取れます。
与えることで相手をコントロールすることが
自分の安心感になってしまっているので
受け取る準備ができていない人が多いです。
回避の人は『もうこれ以上傷つきたくない人』であり、自分に対しての無価値感がとても強く、
自分は愛されない存在という諦めの気持ちが強いので、
自分が与えてコントロールしてるうちはいいのですが、
愛情を与えられ始めると自分がコントロールされるような錯覚に陥ってしまう人が多いです
それを言葉にするなら。。

『愛されはじめると傷つけられる気がする』
ですかね。。。

結果。。回避の人は愛に飢えているのにも関わらず、与えること、コントロールすること
支配することしかできずに
『受け取れない』
ということになりがちです。
自分を愛してくてる人を大切にできないおそれを持つというのは
とても苦しいものですよね。。

異なった反応を見せる
不安型と回避型の愛情の飢えですが
共通点は『自愛ができない』という部分でしょうか。。

アダルトチルドレンは自分を否定されながら生きてきてるので
自分で自分を認める力がほとんど無いんですよね。。

自分の何を認めて
自分の何を受け入れるのかすら
ピンと来ないんですよね。。

これがベストかはわかりませんが
私がやったことは
自信からつけることでした。
とりあえず一歩！
とりあえず少しの冒険をしてみる。

それは新商品のジュースを試してみるとか
一駅前に下車してお茶してみるとか小さなことから
スタートして
少しずつ『やりたい』を叶えることを増やしていくと。。『案外できた』という経験を重ねていくことができる。。
その『できた』という経験が自信となっていくことで、
たとえできなくても、とりあえずやってみた。
という自己肯定感も育めた気がします。

挑戦した自分も、うまくいかなかった結果も
案外できちゃった自信も。。
どんな自分も受け入れることができることが
『自愛』の土となり、根っこを癒していくことになるかなぁ。。。

私の経験ですから
それが全てではないと思いますが。。
私は少しずつ自分を認められてきてると思います。。。多分。。

それでも他者の強い当たりや
無視などの攻撃をくらってしまうと
自分で自己価値を感じることが難しいほどに
落ち込んでしまいますが。。

それでも知ることで少しずつ前を向く方法もわかってきた気がするので
これからも自分を見つめて自愛を続けでいけるようにしたいです。