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専業主婦になった不登校児の母は「働きたい病」なう

昨年末に十数年働いた仕事を辞め本日で早3ヶ月
いつかこうなると思っていたけれど
早くも「働きたい病(結構重め…)」に罹っております

大学卒業から数えたら
ほぼ休みなく20年弱働いてきたのだもの 致し方ない

職業欄にチェックする瞬間

美容院に行っても ネイルサロンに行っても
なぜか「職業欄」にチェックをさせられる これはなんだろう?

「前職はこんなことをしてまして・・・」と
わざわざ説明したくなるような気持ちになり

リタイア直後に 自分の肩書きをびっしり書いた名刺を配って歩く
おじさんの気持ちが痛いほどわかる

今までは会社員のところに チェック☑︎をしていた
それが今は無職欄 もしくは専業主婦欄に ☑︎をする
この行ないにモヤっとするのだ

働いている自分を良いと思えるが 
今の働いていない自分を良いと思えていないのだ
※これは私の感じ方の話です

戦闘服(仕事服)が今はただの野暮な服に

前職は仕事柄 モノトーンの冴えない服だった
だけどそれは「お金を稼ぎに行くための戦闘服」だと思っていたので
着ると気持ちがシャキーンとし
「よっし!今日も母ちゃんは稼いできまっす」という気持ちになった

だけど家に残った 白と黒の服は お金を稼いでくることもなく
それに 袖を通した自分は「ただの野暮な人」に見えた

こんな日々の中
仕事がなくなって負担が減ったかと思えば・・・ 
家では 家族にイライラしてばかり

毎日作るごはんを 子どもは食べてくれないし
私って なんのために家にいるんだっけ?

外では給料をもらって 存在価値を感じられたけど
家では母がそこにいるのは「当たり前」

自分にできることって なんなんだっけ?
自分はなんて 生産性のない人間なんだ・・・

そう思う日々が増えた
「こりゃUTUだよ! やべ~よ(出川さん)」
ふと気がつくと 崖っぷちに立っていた

「仕事復帰」の目処がないことへの不安

仕事を退職した今
「育休期間」の時に似ているような気もするが 似て非なるものである
育休の時は「保育園が決まれば、仕事を復帰します」という
リミットがあった 今は何の目処もない

「長男の不登校、無事終わりましたんで仕事を復帰します」なんてものは無い

預金残高確認=己の存在意義

変な話だが・・・
働いている頃の私は ネットバンキングで
大して多くもない「預金残高」を眺めるのが楽しみだった

髪を振り乱して働いていた時 給与が振り込まれることは
「自分の存在意義」を確かめられるものだったのだと思う

仕事も家事育児は全て中途半端・・・
仕事は途中で放り出して帰るし
帰っては優しく子どもの相手はできずにガミガミ怒って
自分のことも労る時間もなく

「私は今日何をしたんだろう?意味あることができていたのかな?」
そう思う日々
寝に就く前に 布団の上に寝転がって
なんともなしに 預金通帳を眺めたものだった

時短勤務で給料は削られているが 限られた時間の中でも
育休中の同僚2人分の仕事を抱えたりと・・・
まあそれなりに責任感を持って
取り組んでいる以上している自負があった

だからこそ限られた給料でも 給料日にちゃんと振り込まれることで

あぁ…例え誰よりも早く帰ってしまう私だけど
一応は会社では認められている存在なんだ・・・
と思わせてくれたんだと思う

「なぜ仕事を辞めたのだっけ?」という夫婦認識の違い

仕事を辞めてからの こうしたモヤモヤについて 
夫に話すうちに 私と夫では
「なぜ仕事を辞めたのか?」について
相違があったので 整理しておこうと思った

【私が仕事を辞めた理由】
①働くことは好きだったが 子育てが大変な中
「正社員」として責任をもって「週5日」働くということが
現在は『超絶困難』であると結論づけたこと


②長男が不登校になったことで
「長男に寄り添う時間(居場所探し・日中の見守り?)を取る」には
現在の働き方では難しいと思ったこと

①は、2度目の育休復帰後ずっと思っていたことだった
だが、①の理由だけでは退職を決めきれずにいた
そんな私に②の理由が重なり
「辞めるなら今だ。辞めずにもっとこんなことがしてあげられたのに…と後悔したくない」という気持ちが後押しし 私は退職に踏み切ったのだった

ところが一方 夫からはこう見えていた
【私が仕事を辞めた理由~夫目線~】
③夫婦共に勤務が忙しく、家庭が上手く回っていなかった
私にもずっと苦労をかけていた
私も仕事を辞めたいとずっと言っていたので
「忙しさを緩めてほしい」と思って背中を押した(ちょっとドヤ顔…)

④長男の不登校は君が仕事を辞めたことに全く関係ない
長男のことは気にせずに 責任を感じずに自由に過ごしたらいい
(結構ドヤ顔!!)


へえ!…じゃあ、長男も働いていいって言っていたし
今すぐにフルタイム勤務に戻っても困らないの・・・?

と聞くと、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしていた(笑)
(夫の優しさだと言葉通り受け止めたらいいのに…)

夫が言うように
不登校真っ最中でも私は自由にしたらいいんだろうか
果たして「自由に過ごす」ってなに?

その夫の優しさに こうやって意地悪な返しをしてしまう私
つまり…
本来私は働くことが好きで
自分が自分の足で立っていると
感じられるよう 働いていたいんだと思う

そういう人は私だけでなく沢山いると思う
働きたいけど 今はそれができない
家庭とのバランスを考えて
「今はその時じゃない…」としている人は沢山いるんだとおもう

離職理由①~④を整理してみた

①③週5日「正社員」として働くのが超絶難しい!
➡短時間であれば働けるという事!

②④不登校の長男に寄り添いたい
実は最近、長男は「私が日中在宅していることを特に望んでいない」らしい
・学校に行くことになれば、遅刻や早退に付き添う
・新しい居場所に行くことになれば、送迎が必要
だがしかし、何の目途も立っていない…
長男の今後の過ごし方によっては、毎日私が家に居なくても良さそう

母親はいちいちマインドセットが大変な生き物

母親とは人生のステージによって
自分を変化させなければならない 大変な生き物であるよ

結婚したら「妻モード」
妊娠したら「妊婦モード」
育児休業中は「母親モード全開」
育休復帰後は「育児家事の両立モード」
子どもが不登校になったら「不登校の子に合わせて過ごす母モード」

いちいちそのステージに合わせて「マインドセット」をするのが
大変だったと記憶している

ファミコンみたいに カセットを変えたら
「今おれマリオ!」もしくは「今おれストツーのエドモンド本田」みたく
キャラクター設定が 全て変わるように
前のキャラクターを 一切引きずることなく(ここポイント!)
新キャラに適応できたらいいのにね

ジタバタせずに受け止める時期

でもね・・・
今は自分にこう語りかけ 気持ちを整理している

不完全燃焼に見える 今の自分にも
なにかしらの意味がある
そう思って 今の時間を楽しもうじゃないか 
足踏みしながらも 少し先には
どんな自分がいるか どんなことをしたいかを考えよう

半年後の自分は
きっと 今の自分とは違っている
きっと 一皮くらい剝けているだろう!

私は自分が母としてとか 職業人として
「周りから評価されること」ばかりに重きを置いて生きてきたので

自分で自分を これでいいんだよと
「自分で自分を認めてあげること」がとてもなく足りていないのかもしれない

ここを変えていこう!
この春 私は新たなステージに入りました🫠✨できるかな?

【備忘録】あるラジオで聴いた話 今の自分にぴったり!
~スランプに陥った時に こう気持ちを切り替えよう~

●自分にはちょうど良いことしか起きない

●次のチャンスや何か動き出すための「準備期間」なんだ

●次のチャンスがやってくるまでの時間

●いまの自分にできることに気持ちをフォーカスする

●(暗い方からではなく)明るい方から物事を見る

●良いことも悪いこともあって、プラスマイナスゼロ〜!

●今できることを考えよう

●今だから感じられる感情(マイナスも)を貯めておこう

●同じ出来事を良い方向に切り替えられるのは自分次第!


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