- 運営しているクリエイター
2018年6月の記事一覧
【読書ログ】足元の床が抜け落ちるリアルな恐怖
タイトル:『リアル鬼ごっこ』
作者:山田悠介
こんな理不尽なルールがあっていいのか。自分が主人公の立場だったら…。
臨場感と爽快感、さらに切なく悲しいエンディング。足元の床が抜け落ちるようなリアルな恐怖を感じた。
あらすじ
全国500万人の<佐藤>姓を皆殺しにせよ。西暦3000年、国王はある日突然、7日間にわたる大量虐殺を決行した。生き残りを誓う大学生・佐藤翼の眼前で殺されていく父や友。幼い
【読書ログ】莫大なお金を持つと人間不信になる?
タイトル:『誤算』
作者:松下麻理緒
「こんなに面白い本10年間も眠らせていてすみません」と帯に書かれていて気になった本。
この本は、女性2人による共同作品。10年前に56歳で、第27回横溝正史ミステリー大賞・テレビ東京賞受賞。
簡単な感想言うと、
「人間の本質や薄汚さがよく見えた」
「こんなに登場人物に対して、いらっとする作者の文章力に感心した」
「お金があっても、なくて
目標100冊!本と無縁だった私が50冊目に到達
今年の目標は小説を100冊読むこと。
今日、50冊目に到達!おめでとう、私。
自分がこんなに本が好きということにも驚き。ヒマがあれば本を読む。読書しない日でも、本棚を眺めてる。読む/読まないは関係なく、どこに行くにも本かタブレットは自然にカバンに忍ばせてる。もうベストフレンドやん。
一昨年まで、「読書」とは無縁の生活を送ってたのが信じられない。書店員をしていた時に読んでいたのは、自己啓発本。小
【読書ログ】「最近、良いことない」と思う人に読んでほしい!
タイトル:水沢文具店〜あなただけの物語綴ります
著者:安住かな
あらすじ
明日町金平糖商店街にある小さな文具店「水沢文具店」の入り口には「ペンとノートをお買い上げの方、ご要望があれば話を書きます。オーダーメイドストーリー」と言う張り紙が貼ってある。店主が自分のためだけに書いてくれる物語を読むと、悩みが解決すると言う噂があって…。仕事に悩む小学校教師の栞(しおり)が店を訪れると、無愛想でどこか謎
【読書ログ】作者以外は騙される小説?!
タイトル:『雪冤』
著者:大門 剛明(だいもん たけあき)
日本滞在中にまたもや本の帯に惹かれて買ったのですが、これは買って正解。読めば読むほど謎は深まるし、結末は…「衝撃」の一言!(まさに帯の言葉通り)
100人中99人が騙されるって、作者以外はみんな騙されるのかなと私は捉えました。帯だけじゃなく、「国民のみなさんへ」と書かれた冊子が挟まってました。営業上手といいますか、思わず気になって本を
【読書ログ】期待を裏切られた…。『一瞬の雲の切れ間に』
タイトル:『一瞬の雲の切れ間に』
著者:砂田麻美さん
「最終章で叫びたくなる!すごい文庫」と帯に書かれていて、本屋に行くたび気になっていました。
買って読んでみた結果…私が想像していた終わりではなく、ガッカリ。ある意味、叫びたくなった。今度からは、帯だけで本を判断するのは止めよう。この小説は、好みが分かれる作品だと思います。
簡単なあらすじ:
8歳の男の子が、不慮の交通事故で命を落とす。男の