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読書愛を語る📚

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読書感想、本への想い、私なりの読書のこだわりなどを書いています。
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2018年6月の記事一覧

学ぶことの必要性

学ぶことの必要性

日本で起きた地震について、旦那さんとお話してたときのこと。

「もし日本に大地震がきて、原発が爆破したら「日本」という国がなくなってしまうかもしれんな。そうなるとウチら難民になってしまうな…」

と、ポツンと旦那さんがつぶやいた。

私「???難民?原発?」

旦那「┐(´д`)┌(意味わかってないの知ってるよ)」

と言いたげな呆れ顔(半ば笑ってる)。

”難民”は自分たちには関係ないことやと思

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【読書ログ】足元の床が抜け落ちるリアルな恐怖

【読書ログ】足元の床が抜け落ちるリアルな恐怖

タイトル:『リアル鬼ごっこ』
作者:山田悠介

こんな理不尽なルールがあっていいのか。自分が主人公の立場だったら…。

臨場感と爽快感、さらに切なく悲しいエンディング。足元の床が抜け落ちるようなリアルな恐怖を感じた。

あらすじ
全国500万人の<佐藤>姓を皆殺しにせよ。西暦3000年、国王はある日突然、7日間にわたる大量虐殺を決行した。生き残りを誓う大学生・佐藤翼の眼前で殺されていく父や友。幼い

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【読書ログ】莫大なお金を持つと人間不信になる?

【読書ログ】莫大なお金を持つと人間不信になる?

タイトル:『誤算』
作者:松下麻理緒

「こんなに面白い本10年間も眠らせていてすみません」と帯に書かれていて気になった本。

この本は、女性2人による共同作品。10年前に56歳で、第27回横溝正史ミステリー大賞・テレビ東京賞受賞。

簡単な感想言うと、

「人間の本質や薄汚さがよく見えた」
「こんなに登場人物に対して、いらっとする作者の文章力に感心した」
「お金があっても、なくて

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目標100冊!本と無縁だった私が50冊目に到達

目標100冊!本と無縁だった私が50冊目に到達

今年の目標は小説を100冊読むこと。
今日、50冊目に到達!おめでとう、私。

自分がこんなに本が好きということにも驚き。ヒマがあれば本を読む。読書しない日でも、本棚を眺めてる。読む/読まないは関係なく、どこに行くにも本かタブレットは自然にカバンに忍ばせてる。もうベストフレンドやん。

一昨年まで、「読書」とは無縁の生活を送ってたのが信じられない。書店員をしていた時に読んでいたのは、自己啓発本。小

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【読書ログ】「最近、良いことない」と思う人に読んでほしい!

【読書ログ】「最近、良いことない」と思う人に読んでほしい!

タイトル:水沢文具店〜あなただけの物語綴ります

著者:安住かな

あらすじ
明日町金平糖商店街にある小さな文具店「水沢文具店」の入り口には「ペンとノートをお買い上げの方、ご要望があれば話を書きます。オーダーメイドストーリー」と言う張り紙が貼ってある。店主が自分のためだけに書いてくれる物語を読むと、悩みが解決すると言う噂があって…。仕事に悩む小学校教師の栞(しおり)が店を訪れると、無愛想でどこか謎

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【読書ログ】作者以外は騙される小説?!

【読書ログ】作者以外は騙される小説?!

タイトル:『雪冤』
著者:大門 剛明(だいもん たけあき)

日本滞在中にまたもや本の帯に惹かれて買ったのですが、これは買って正解。読めば読むほど謎は深まるし、結末は…「衝撃」の一言!(まさに帯の言葉通り)

100人中99人が騙されるって、作者以外はみんな騙されるのかなと私は捉えました。帯だけじゃなく、「国民のみなさんへ」と書かれた冊子が挟まってました。営業上手といいますか、思わず気になって本を

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【読書ログ】期待を裏切られた…。『一瞬の雲の切れ間に』

【読書ログ】期待を裏切られた…。『一瞬の雲の切れ間に』

タイトル:『一瞬の雲の切れ間に』
著者:砂田麻美さん

「最終章で叫びたくなる!すごい文庫」と帯に書かれていて、本屋に行くたび気になっていました。

買って読んでみた結果…私が想像していた終わりではなく、ガッカリ。ある意味、叫びたくなった。今度からは、帯だけで本を判断するのは止めよう。この小説は、好みが分かれる作品だと思います。

簡単なあらすじ:
8歳の男の子が、不慮の交通事故で命を落とす。男の

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