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読書のきっかけは恋でした。

高校生くらいまでは読書がとにかく嫌いだった。

理由はいくつかある。まず小学生時代の読書感想文。
宿題で出た時の絶望感。その後味わう地獄の宿題タイム。

「好きでもない本を無理やり読んで感想って言われてもね…」

と思っていたとかいないとか。
感想文ありきで読む本なんて苦痛でしかなかった。

加えて自分が生来の食わず嫌いの頑固者であることも
読書嫌いに拍車をかけた。
「本は読まん!小説なんてマジで論外!!」
字が詰まってる書物は漫画ですら読みたくない。
活字アレルギー重症患者です。
※例外として音楽系の雑誌はめっちゃ読んでました。

「きっとこのまま一生活字を読むことなく終わるんだろうな
知らんけど」
そんな高校生でした。 

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読書っておしゃれかも知れん

中・高が男子校だったため、女子が日常的にいる環境に
小学校ぶりに身を投じた大学。
僕ももれなくキャンパスライフを謳歌し、
当たり前のように彼女もできたりします。

当時付き合ってた恋人が、ファッションもおしゃれで遊んでそうなのに
実はめっちゃ真面目で読書家。
そんな彼女に勧められ、ついに本を読んでみようと決心します。

まぁ、決心なんて大層なもんじゃありません。
好きな人がしてる事をちょっとでも共有したい、
そんな気持ちも少しばかりありましたが、
読書が趣味ってなんとなく知的でモテそうな気がしたから
という、薄っぺらい気持ちがメインです(本人にはそんな事言えません)。

デートのついでにと、初めて行った本屋は
下北沢のヴィレッジヴァンガード
なんですかこのおしゃれな本屋は。いきなりおしゃれ。
ドキドキしちゃうわ。
そこで初めて買った文庫本は、

江國香織著「神様のボート」

なぜそこ?

「俺、江國香織の小説読むんだよね👱‍♂️」

ってキメ顔で言ってみたかったから。
あえてそこを読む。なんかおしゃれっぽいでしょ。
理由が軽薄すぎる。酷い(本当にごめんなさい)。

でも、読んでみたら本当に素敵な小説でした。
文章がとても美しかった。
風景の描写、人物の所作、一つ一つが綺麗な文で綴られていて
シーンが脳裏に再現される感覚を初めて体験しました。
でも根底には狂気、業の深さがずっと渦巻いてる。
そのコントラストがとても見事で一気に引き込まれました。

それからあっという間に読了して、
しばらくは江國作品を読みあさる事になります。

初めはほんの下心でも、食わず嫌いを克服できた事はとても嬉しいし
とても感謝しています。
恋愛ってするもんよねー。

独りの時間を楽しむ

思えば家でじっくり読書ってあまりしたことないかもしれない。
大体外出先とか、本を読みたいがために喫茶店に行ったり。

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最近よくあるのが、
ライブ本番まで5時間。やることなし、メンバーとはぐれる。
オールのつもりで飲んでたのに、みんな帰っちゃった午前2時渋谷。

そんな時、かばんに文庫本一冊あればカフェとか静かな場所に入って
ひたすら読み耽る。
結構至福な時間なのです。

ひとり旅の時にも何冊か持っていくなー。



……



ひとり旅したことないけど。

ブクログをつけるようになる

当時の彼女とお別れしてからもずーっと絶えず本を読んでた、というわけではないんですが、
年に3〜4回のスパンで読書にハマる時期がやってきます。

都度読みたい本を気ままに買っていくんですが、
よく同じ本を何冊も買ってしまう。。。
実際に読み始めて気付くんですね、あ、これ読んだことあるって。

さすがにこれはやばい、ということでブクログ作って
本棚の記録をつける事にしてます。
これで、買いたい本を見つけた時にもう既に持ってるものか一発で検索できるので本当に便利。

これは2年くらい前に間違ってアカウントごと全部消しちゃって
再度作ったものなので全部を網羅しきれてません💦
時間ある時に少しずつ昔の本も入れてはいるんですが、追いつかん…

でもこうやって自分の読んだ本を記録しておくと、自分の読書遍歴がはっきりとわかるので面白いし、じゃあ次はこういう本読んでみようってなります。

好きなのはミステリー、ハードボイルド

大好きなジャンルの小説はミステリー、ハードボイルド。
作家を挙げると
宮部みゆき、伊坂幸太郎、東野圭吾、垣根涼介、雫井脩介、深町秋生、
中村文則etc(敬称略)
展開の激しいの小説が好きですねー。

この辺ね。好きです。僕のベーシック。

あんまりこういうのばっかりだと胃もたれしちゃうんで

こういうのも読んだりします(あれ、こんなに高かったっけ、こんな高いの買えるかボケ!!…でもまた読みたいかも)

感想が書けるようになれたらいいなぁ

これは本に限らず映画やアニメなどもそうですが、
小学校時代のトラウマか、感想がうまく言えないのです。
僕のブクログもレビューは一切書いてません。

こんだけ本を読んでるのに語彙力が貧弱なのか、、、

そうとも限らないんだけど、
読後の余韻とか自分の気持ちを整理して言葉にするのって
なかなか難しいし時間がかかるのよねー。
そもそも
「読んだ本の感想を書くなんて野暮ってもんだろ!」
っていうパンクなマインドが小学生の頃から根付いているから
感想を書く事自体が苦行になってしまう。

別にね、僕がレビューを書かない事で
困る人がいるわけでもないから、書かなくてもいい訳ですが
せっかくnoteをやってる事だしブックレビューの一つや二つ
やってもバチは当たらんだろ、と思いはじめました。

ちょうど、昨日あたりから今年1回目の読書ブームが始まりそうなので
気が向いたらレビュー記事、書いていこうと思います。

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