小川屋といえば白あん??? どこで聞かれたのかわかりませんが、「小川屋は白餡の店でしょ?」なんて耳を疑うようなことをお客様が言われたことがありました。 小川屋の金光饅頭は、昔から北海道産の小豆を100%使った自家製のこしあんがメインの商品です。その味も製法もずっと変わっていません。 もちろん白餡も自家製で、他の店にはない独自の味ですので、昔から根強いファンがおられます。春秋の祭典と年始のみ、一部の好きなお客様のために数量限定でご用意はしておりますが、製造する量としては少
商品としての琥珀糖を作る難しさ 限られた和菓子店でしか見かけることのない「琥珀糖」 最近見た目の美しさでテレビで取り上げられたり、 コロナが流行って自宅でも作れる「映え」のお菓子として 若い世代を中心にSNSなどで知っている人が増えましたが、 うちのお客様でもよく聞くのは「作ってもうまくできなかった」という声。 煮詰めるタイミング、乾燥する温度、湿度、日数。 同じようにしていてもその度に変わるというのがお菓子作りの常ですが、 中でも変わり琥珀は非常にシビアです。 結構な
2022年4月に公開された映画「とんび」では岡山県の各地が撮影に使われ、小川屋前の金光町大谷地区の通りは大規模なセットを組んでメインの商店街として撮影されました。 大谷商店街は金光教本部の門前町で、昭和の初期から今までほとんど姿が変わっていないレトロな街並みが残っています。 現在営業中の店も、ほぼそのままの状態で映画に登場したりしています。 小川屋もこの右の看板は結構出演しておりますので まだ見ていない方も、チェックしながら是非映画をみていただきたいです。 ちなみに金光
二足のわらじ?百足のわらじだね。自営業は一人で全業務同時進行だって珍しくない。タスクはむかでの足くらいの数なんて余裕であるし、全部にわらじ履かないと前に進めないんだよね。時々どれか脱げたりするけど履き直さないと結局自分の足が痛むだけなのよ
饅頭はいつまでも安い物。という認識とは裏腹に物価も変わっていく前回の記事の続きで、小豆のお話から。 たまに、和菓子通だからこその質問をされることがあります。 「小豆は北海道だけじゃなくて色々あるでしょ、丹波大納言とか」 「備中白小豆ですか?」 誰でも聞いたことのあるような有名どころの 希少価値が高い小豆はとれる量も少なく、価格の安い饅頭のこしあんにしてしまうようなものではありません。 皮ごとを活かして粒あん、かのこなどにして トッピングや上生菓子、少量で作る物でなければと
人の味覚も変わっていく前の記事で、昭和から変わらない材料、製法で作っていると書きましたが 昔はこのあっさりした甘みが他にはなく「黒くて甘くてあくのあるあん」が多かったため、 「あそこは砂糖を減らしているんだ」などと言われたものですが、その上品な味が1つの差別化でもありました。 今は世の中が「あっさり低甘味」が主流になり、スーパーなどで見かける和菓子類やあんぱんなども「あっさり味のあん」が普通になりました。 そのあっさり味を生み出しているのは、主に低甘味の甘味料が使われ
今日のカレンダーに「小さな流れも大河となる」とある。 この言葉はすきだが、肝心なのはその小さな流れでも「流れ続けること」だと思う。物事への取組み方、社会に意思を示す、何かを達成する・・・何であれ、流れが止まれば大河どころかすぐに干上がってしまうから。
今日は看板商品の金光まんじゅうをご紹介。 「金光まんじゅう」は金光町大谷地区で金光教本部の参拝土産としてはじまり、昔から食べられてきた地元の銘菓です。 金光で作られ、カステラ生地であんこ(基本は小豆のこしあん)が入って、金光教の紋がはいっているものをすべて「金光まんじゅう」といいますが、店舗によって区別するために別名が付いています。 「生八橋」に色々な商品名があるのと同じです。 小川屋の「金光まんじゅう」は「ゆうざき饅頭」という名前が付いています。(由来はしおり等をご覧下
とりあえずページ出来ましたが、まだ整っていません。トップ画像おかしいのでまた変えます。 これからぼちぼちと記事追加していきますのでお待ちください。
初めましての方、興味があってページを訪れた方、こんにちは。 金光教の本部がある門前町で80年以上、主に饅頭やせんべいなどの お土産菓子を製造販売している小さな店です。 できるだけ昔ながらの製法、味をそのまま引き継ぐことを大切にし 世代を越えて愛される味を守りながら 地元浅口市の観光資源や素材を生かしてPRしていけるような、 新しい商品開発にも取りくんでいます。 「ここでしか味わえないもの」「また食べたくなる味」を創造できる地元のお菓子屋を目指して、日々研究を重ねています