取り組まざるをえないので「誰一人取り残さない」SDGs
学校や企業を中心に徐々にその理念が浸透してきたSDGsの認知度が日本においても50%を超えました。
SDGsは誰でも取り組める
SDGs(エスディージーズ)とはSustainable Development Goalsの略。
「持続可能な開発目標」と訳され、よく耳にします。
SDGsとは《2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す17の国際目標》です。17のゴール(目標)・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。
https://www.agara.co.jp/sp/photo_detail/120762
(2021年4月26日電通)
国連での採択から5年経過した2020年、国連は新たに目標達成年である2030年までの10年間を「行動の10年」とし、取り組みを加速させていくことを世界中の人々に呼びかけています。
学校の授業でもその取り組みについて学べる場合もあります。
実際には、なんだか難しそうと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし特別なことではなく、日常にちょっと意識するだけでSDGsは始められます。
そして目標を達成するための取組は誰でもできるものです。
SDGsは大衆を安心させるアヘン
企業や学校でも取り組みが進められているSDGsですが、誰でも取り組めるということから、必ずしも良い見方ばかりではなく #懐疑的 な見方もされています。
こちらのnoteでは「SDGsは現代版大衆のアヘンだ」と言われていることについて触れています。
SDGsが「大衆のアヘン」って言い方をされるのは、地球が気候変動のせいでもう引き返せないほどの危機に直面している中、企業側が消費を促進させるよう、「SDGs商品だから大丈夫」と、大衆を安心させる精神安定剤のような役割をしているからです。
なかなか説得力のある内容です。
これは #斎藤幸平 先生の 人新世の「資本論」 という本に書かれているとのことです。
著書の斉藤幸平さんはYouTubeで、ファストファッションやファストフードに代表される企業において、SDGsへの取り組みをしていることにより、うちは環境に配慮してますという免罪符となりPRにつかわれることより消費がより加速してしまうのではないかということを危惧していると言っています。
斉藤先生はSDGsだけで満足せずに #資本主義 も変えねばならないとしています。
SDGsはエゴを売りにしたビジネス
#トレトレチャンネル の2021/1/30公開の動画では、SDGsを先進国が社会貢献というエゴを売りにした支配層だけが金をもうけるためのビジネスと位置づけています。
後で紹介するSDGsビジネス研究所 の 村井哲之 理事長も著書の中で以下のように表現しています。
SDGsは生き残るために取り組まざるを得ない
#鷹の爪団 の2021/3/9公開の動画においては、SDGsには環境問題や貧困問題に配慮した国際社会でビジネスをするためのルールが盛り込まれており、SDGsは国際社会におけるルールに取り組んでいる証だといっています。つまりSDGsに取り組まないことはグローバル市場において退場を迫られることになると警告します。大企業は国際社会で生き残るために取り組まざるをえないわけで、大企業と取引のある中小企業も生き残るためには取り組まざるを得ないわけです。
学校でSDGsを教わった世代が社会にでてくるわけで、そのような未来においては、SDGsは #誰一人取り残さない のではなく、生き残るためには #取り組まざるを得ない のです。
2017年した富士通田中社長の環境対策に企業として取り組まなければ生き残れないという発言が思い出されます。
SDGsは世界規模の胡散臭いもの
#SDGsビジネス研究所 の #村井哲之 理事長は「SDGsは世界規模の胡散臭いもの」が持論です。
この #Abemaニュース の動画の8分10秒から登場します。
SDGsの理念を #誰一人取り残さない との訳がありますが、これには先進国のおごりとか欺瞞を感じ、#誰一人取り残させない との訳もあるが、これには後進国の甘えを感じるとしています。
村井理事長は誰一人からも1円たりとも取り逃さない欧米白人発の秀逸な仕掛けとし、世界の1%の富豪をささえる鬼の仕組みだと表現しています。
また村井理事長は、中国がこれを追わなければいい未来にはならないといっています。中国の協力がないと達成できないというのは #西村博之 さんも指摘しています。
SDGsは独占的利益確保の大義名分付与証書
村井理事長は著書「 #SDGsの正体 」において、このように表現しています。
さらにSDGsに夢を持たずに味方につける方法を紹介し、アタマの悪い企業はSDGsに取り組むな、とまで断言しています。
SDGsを活用して欧米白人に泡吹かせるようにならなくてはならない、としており #半沢直樹 の精神を感じます。
SDGsは使いこなせという落合陽一さん
#落合陽一 さんはSDGsに乗っかるのではなくて使いこなせといっていると #中田敦彦 さんが動画で紹介しています。
SDGsを使い倒すことにより、日本は世界で独自のポジションをとることができ、大量消費の米中新興国に対抗できると紹介されています。
SDGsの風を読む
#TBS #サンデーモーニング の #風を読む でもたびたび取り上げられています。
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2021/5/30追記