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【目印を見つけるノート】1531. 渋谷にも空いている道がある

おばんです(軽口)。

今日は結局、午前早めにうちを出て夜半に帰ってきました。平日の仕事より時間がかかったのはなぜなのでしょうか🤔

今日の大半は渋谷方面にいました。
渋谷というとハチ公さん周辺の混雑が苦手で通常は乗り換えでしか使わないのですが、今日は電車以外、人混みはほとんどありませんでした。それには何よりビックリしました。

面白かった雲。

明日と分けて書こうと思うのですが、まずは「混んでいない渋谷」について。
最寄りは渋谷駅新南口です。
え、降りたことない👀‼️
降りてみると土曜日のせいなのか人がまばらです。そして地図アプリの指示に従って恵比寿方面の線路沿いを歩き出します。人がいないとはいいませんが、まばらです。晴れていて日差しはなかなかキツいですが、日陰を探して影踏みの逆の状態で進みます。

徒歩15分弱でしょうか。第一の目的地に着きました。

『塙保己一史料館』です。

はなわ・ほきいち、江戸時代後期の学者さんです。どんな学者さんかというと、方々に散らばっていた日本の書物(文献)を集めて編纂し直した人です。私の感覚では書誌学者だと思うのですが、検索するとまず国学者と紹介されています。
書物を編纂し直したといってもイメージが湧きづらいかもしれませんね。

すごく簡単にいえば、該当する書物を版木に起こして刊行するのです。ひとことでそうは言っても、すごい点数なんです。史料館にあるのがが『群書類従』の版木665(冊分)です。去年太田南畝展(おおた・なんぽ、たばこと塩の博物館)に伺ったときも書物の集め方が半端ないなと思いましたが、さらにそれを専門にした凄い方だなと思いました。聞けば、太田さんと塙さんは繋がりがあったとのこと。
《博覧強記にして書、万巻を暗誦す》とは太田さんが塙さんを表したひとことです。
大いに納得です。

その書誌集成(叢書)が『群書類従』です。
ん🤔タイトルは聞いたことがある……受験勉強で出てくるからかな……そのくせ何も知らない。
うつむきます。

大量の版木です。斜め撮りですみません(撮影の許可をいただきました)

こちらの史料館にはスペースの奥まで版木がずらりと並んでいます。古典や歴史を研究する方にはもう宝の山以外のなにものでもない。版木があれば後で何度でも刷り直しができます。今でも要請があれば刷って下さるとのこと(有料)。

塙保己一は小さい頃に失明しながらも、一度聞いたことはすべて記憶できるという類い稀な才を持っていました。彼は勉学の道に進み、『和学講談所』を開きます。そして『史料』の収集・編纂を正式に命じられ、門弟らとともに『群書類従』の大仕事に取り組みました。

刊行の2年後、塙さんは世を去りました。

私は『江戸の学者さんノート』をちびちびと作ろうとしていますが、そう思い至るには段階がありました。賀茂真淵~太田南畝~菅茶山というのがそのルートです。なかなかすいすいとは進んでいませんが、塙保己一でまたひとつ道が続いたように感じました。

お話をいただいた史料館の方に感謝申し上げます。ありがとうございます。

時間がかかるのは先刻承知ですので、今後も引き続きそれぞれの学の内容まで含め、じっくり調べていきたいと思います。

今日は他にも3つ👀‼️トピックスがありますが、もう今日が終わりそうです。『オデュッセイア』も明日になりそうですので、万事先送りで失礼します。

尾方佐羽

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