【目印を見つけるノート】1714. 谷中てくてく散歩と黄金の満月
満月はきょうでしたね。
昨晩の月はとても明るくて、満月かと思うほどだったのです。
今夜も見ますが、満月未満のこちらの写真も。
きのうは『いせ辰』さんで紙を見たくて、谷中に行きました。界隈を歩いて、小一時間適当に歩いて見つけたものをあげておきます。
日暮里駅ではぬいぐるみ満載のショウケースがお出迎え。
こちらだそうです。
そして、定番のこの景色。
夕方がフォトジェニックなのですよね。
(外した)
いきなり岡倉天心さん👀のお名前に遭遇‼️
中には六角堂もあります。
茨城の五浦(いつうら・いづら)海岸にあるのを模しているのでしょう。中には像がありました。孔子像のようにも見えます。美術の専門家として高名な方ですが、中国風がお好きだったのでしょうか。
引用1
引用2
聖徳太子の影響が強いようにも思います。いずれにしても、谷中のモミジは見事です。
外国の女性が公園にいらっしゃって、一緒にモミジを見ていました。
「きれいですねえ」(英語)
「谷中は美しいですね」(英語)
ああ、ガイドブックで紹介されていたりして有名なのかな。町なかも外国から観光の方がとても多い印象です。
谷中(台東区)・根津(文京区)・千駄木(文京区)は固まったエリアになりますので、だいたい同じと考えていいでしょう。その名前のタウン誌(と言っていいのか)もありました。編集人の森まゆみさんは以降も執筆活動を積極的にされています。ですので、谷中といいつつ千駄木にも一歩足を踏み入れていたりするのです。
特に史跡巡りをするつもりはなかったのですけれど、ハタと目に映ったのは鈴木春信と笠森おせんの石碑でした。鈴木春信といえば錦絵のパイオニアではないですか。お寺さんの中ですので一礼してそろりと入ります。
絵描きさんとモデルさん🎨
私は門外漢ですので、参考になりそうな情報を。
※浮世絵など日本作品の海外流出については、以前マサチューセッツ州セーラム市ピーボディ博物館の講座見聞の項で少し書いたように思います。
笠森おせん(お仙)は今でいうアイドルのような存在で江戸の三美人の一人とされました。春信はお仙をモデルにした作品をたくさん生み出しています。
ほう、と思いつつ歩いていると、
今度は山岡鉄舟の文字が目に入りました。
それはそれは行きます行きます。
(お寺さんですのでおそるおそる石碑まで)
山岡鉄舟は、幕末の「三舟」(勝海舟・高橋泥舟・山岡鉄舟)のお一人……という通りいっぺんの紹介はともかく、平たくいえば、長身でガタイのいいイケメンです。剣術も一流。筋のとおった人。ただ、あまり主人公で描かれているものはないのですよね。それは残念。
こちらのお寺の紹介を。
全生庵さんのサイト
三舟といえば、近隣にはもうお一人、高橋泥舟さんの墓所もあるそうです。
幕府側の維新の立役者については、新撰組の方が取り上げられる割合が多い。西郷さんら新政府側の方々はもっと取り上げられています。それが歴史というものかもしれませんが、もっとイーブンにするべきなのかとも思います。
あと、蘭方医の伊藤玄朴さんの墓所もあるそうです。近代医学の祖といわれます。こちらはちょっと不勉強なので出直しますね。この方だけで一項目書けそうです。
参考までに。
江戸の学者さんについては現在鋭意学び中ですが、この周辺にもたくさん史跡がありそうです。この日は1時間弱でしたのでこれぐらい。
再来を期して、紙を買って帰ったのでした。
あとの風景をポンポン置いておきますね。
スガシカオ『黄金の月』
自分と重ねるようなことはないですけれど、素敵な曲だと思います。
この、どうしても伝わらなくてもどかしい感じというのは……もどかしいですけれど、しばしば人と人の間に起こることです。豊富な言葉がまるで役には立たないときは、言葉は止めた方がいいかもしれません。
いつでも自分の本当の気持ちがうまく言えるなどということは、よほど悟った人でなければできませんから。
などと考えるのでした。
さきほど月を撮りましたけれど、本当に黄金の明るい月です。
晴れていたらぜひご覧くださいね。
いくらか真実が見えるかもしれません。
それでは、お読みくださってありがとうございます。
尾方佐羽
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