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【目印を見つけるノート】44. あのエレキギターを選んだ理由

きのうは6回、救急車の音が聞こえました。
1日じゅう雨でしたね。気圧の変化があるせいか、子ども(その1)が頭痛&胃痛を感じているようです。

私はといえば、きのうお医者さまに行きましたが、血圧がここ数ヶ月で目に見えて改善しています。お籠り運動不足なのですけれど。ずっと診てくださっているお医者さまも、「あれ?」と驚いていらっしゃいました。最も体調が悪かったときは、240-130という驚異的なスコアを叩き出しました。数ヶ月は170-110より下がらなかった。
おそろしかった。
あのまま我慢していたら、生きていなかったと思います。
今は堂々、正常範囲街道をまっしぐらのようです。体重や生活習慣はあまり変わっていない怠けものですが、お医者さまが入力されているグラフを見てほっとしました。

ほんとうにありがとう。
トンネルは抜けたよ。
嬉しいです。

けさは晴れてよかったです。急いで洗濯をしなければ。

⚫はじめてのギター

noteから#部活の思い出
というお題が出ていますね。40.のお話はそこに入れてもいいかなと思いましたので、タグをつけ加えました。
きょうは、前に別のところでも出しましたが、40.の続編のようなお話なので、ちょこっと直して出します。



初めてのギターと次のギターについて書いてみます。

初めてのギターは中学1年の12月にやってきました。ある晩、千鳥足で帰宅した父がポンと私に手渡したのです。ガットギター、付属品およびケースなし……父は裸で持って帰ってきたようです。

「え、どうしたの? これ」
「ほら、おまえギターが欲しいって言ってただろ。だからさ」

行きつけのスナックで流しの人が置いていったのをもらってきたとのことです。だから、裸で持って帰ってきたのですね。千鳥足で……よくお巡りさんに声をかけられなかったものです。

「もらってきた」と言っていましたが、本当は飲み代に乗せていくばくか払って引き取ってきたんじゃないのかなあ。今になって思うと……そういう父です。

とにかく、念願のギターです。

父は「これなら俺も弾ける」と、「禁じられた遊び」の初めのほうを弾いてくれました。あれは転調した後が難しいのですね。バレーになるから。

この、いわばギター1号で、私は練習を始めたのです。松山千春さんとか、その系統を練習していました。『季節の中で』はEmのアルペジオ。さとう宗幸さんの『青葉城恋歌』はC……って、合っていますか。

⚫Deep PurpleかZeppelinか

中1の頃、クラスの男子の一部はボチボチ楽器に手を染め始めていました。そういう人たちは邦楽から洋楽に進んで、The BeatlesとかThe Eagles、The Rolling Stonesなどを押さえていました。
そして、しだいに主流になっていったのがハードロックでした。具体的にいえば、Deep PurpleとRainbowが中心でKISSも人気でした。その延長線上でヘヴィメタルのほうも。ホウキを手にした男子による、『Smoke on the water』のエアギターショウが掃除の時間にしばしば見られました。
私は割と早く、Led Zeppelinにはまりました(それは42.で書いたのでお分かりいただけるかと)。パープル派はヘヴィメタルに進みますが、ツェッペリンにはまるとなぜか遡っていくのです。ストーンズもそうかもしれませんね。なので私はヘヴィメタルにあまり詳しくありません。
とはいえ、みんな柔軟でした。メインがそれだというだけで、他のも聴いていました。歌謡曲もフォークも60年代もパンクも。私はNSPが好きでした。

⚫次のギターへ

中2の後半になると、学年の中から部を作ろうという動きが出てきて、私もその仲間に入りました。
そうすると、エレキギターが欲しくなります。アンプもね。

アンプについてはこちらに書きました。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793313132/178212321/episode/1321651

さて、肝心のギターですが、同級生たちはいろいろ勧めてきます。女子ならストラトキャスターだ、BCリッチだ(なぜ?)、SGもいい、ダブルネックにしろ(ありえないでしょう)、テレキャスターもカッコいい……。ダブルネックとは6弦ギターと12弦ギターを一緒にしたものです。
レスポールが重いのは当時から有名でした。「けいおん!」では頑張って唯ちゃんが弾いていますね。私も抱いて寝ましたよ。
それで、私は貯めたお年玉で……と言いたいところですが、結局まったく足りなくて父が買ってくれました。アンプも。ボンっ! オレンジ色のカールコードも……色合わせが悪いかな。

エレキギター、何を買ったと思いますか?
何か一切迷いなく選んだのです。

初めて学校でみんなに見せたとき、びっくりしていました。
「女子にこれは……」
「座って弾きずらそうだよ」

確かに、初のエレキギターになかなかそれは選ばないだろうと思います。でも、音は丸くて厚みがある感じだと思いました。グレコ(国産)製のモデルです。評判も悪くなかったように思います。

運ぶのはすごくたいへんだったけど、練習はすごく楽しかったです。せえのっ、って合わせる瞬間のあのワクワクする感じ。ジャーン!って来るあの感じ。すごく気持ちいいですね。ゾクゾクしました。

こんなに気持ちいいことが世の中にあるのかと思いました。

それで、フォークソング部の面々と舞台に立ちました。ソロは大崩れしましたけれど『天国への階段』と『移民の歌』(ソロがない)とあと、スコーピオンズのリズムパート(曲名が?)を初めて人前で弾きました。『移民の歌』は女子がドラムを担当してくれましたけれど、あれはリズムキープが難しいですね。バスがたいへんそうでした。まったく初心者だったのに申し訳なかったです。
ジョン・ボーナムは偉大だと感じるばかりです。
スコーピオンズは、ドラムソロの切れ目が分からなくて妙なサイレントタイムを作ってしまい、ドラマーににらまれたことが、赤面の思い出です。えーん。

見ていた先輩の一言。
「なかなか、面白かったよ」
そうですね……見せ物ですね。

スコーピオンズのあれは、何ていう曲だったんだろう、と今だに頭の片隅に引っ掛かっています。なにしろ、バンマスドラマーにテープをポンと渡されて、「リズムパート、耳コピね」とそれだけで曲名を教えてもらえなかったのです。
一生懸命、当時の記憶を手繰り寄せてみたら、どうも、ライブ盤だったとおぼろげに浮かんできました。音の記憶ってすごいですね。それならおそらくアルバムが特定できるので、きょうは全曲聴いてみようかと。

バンマスドラマーは私がそのギターを買ったから、スコーピオンズの曲に私を入れてくれたようですーーということが最近ハッとわかりました。

私のギターは、スコーピオンズにいたギタリストと同じモデルだったからです。
エンジのフライングVモデル。見た目、矢のようなV字のボディのギターです。
男子に「太ももに挟んで弾かないと」とたまにからかわれました。できません。いややわぁ。

でもそのギタリスト、マイケル・シェンカーだけじゃないです。好きですけれど。

私は右利きですが、フライングVは左利きのギタリストがしばしば使っていました。有名なのはアルバート・キング、ジミ・ヘンドリックス(初期)です。

やっぱり、私は60年代後半フリークだったというわけです。そう、地味にジミヘンなんです。ストラトキャスターだとトレモロアームをきちんと使いこなせないと思って。
アルバート・キングを聴くようになったのはもう少し後でした。

これがフライングVを選んだ正解です。
チャンチャン。

⚫お籠りクラフトとばらとラベンダー

ストラップを2本。
ひとつはデコラティブで、バッグチャームに似合いそうです。もうひとつは、自分の携帯用にシンプルなもの。

シンプルな方はくせものです。
彫りの入った水晶、緑がかったティールブルーのガラスパール、小さいペリドット、大きなスモーキークォーツです。
水ー風ー火ー地のイメージ。火はどこに?と思われるかもしれません。ペリドットはカンラン石、火山の噴火でできるものであり、上部マントルを構成している層でもあります。火と大地を兼ねる石です。
バランスを作りたいなと思いました。錬金術師の続き?

さて、ばらとラベンダーですが、
きのうの雨も無事に過ぎ、けさは水やりを控えめにしました。様子を見て午後早めに追加します。

本当なら、きょうが外で実施の『福山ばら祭』の日です。
そこで販売されるはずだったニコールさんです。
福山は晴れとりますか~。いま、
https://fukuyama-matsuri.jp/bara/sp/
でネット&ラジオで盛大に開催しています。ぜひ。

それではまた、ごひいきに。

おがたさわ
(尾方佐羽)

追伸 誰のものでもないですよ

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