【目印を見つけるノート】1040. 足の下のことも、頭の上のことも分からないですが
トルコ南部と隣接するシリアの一帯で起こった地震のニュースを見ています。
国際的な支援の手が多く寄せられ、一人でも多くの人が助かりますように。
そして、余震が少なく済みますように。
今日はこちらの空も少し重い感じですが、少し晴れてきました。
東日本大震災のときは会社にいましたが、即帰宅していいということになりました。駅まで行くと、電車も何も止まっていましたし、タクシー乗り場は長蛇の列でした。電話もつながらない。自宅までは8㎞ぐらいでしたので、歩くことにしました。周りを見ると、同じようにお考えの方がほとんどでした。
保育園に下の子どもを迎えに行かなければなりませんでしたし、上の子が小学校から無事に帰れたかも心配でした。ちょうど下校の時間だったからです。
国道1号線を歩いているとき、「水はあった方がいいな」と思って通りすがりのコンビニに入ったら、ものが減り始めていました。道路は大渋滞で車はまったく動けない状態、これでは物流も止まるだろうと思いました。
外に出てまた歩き続けている間、ずっと空を見ていました。これまで見たことのない空でした。黒いような、灰色なような、オレンジのような、赤黒いような、何ともうまく表現ができませんが、「こわい」と思いました。
いろいろ、地震の予兆がどうとかいう話を目にしますけれど、そのようなことではなく、
「空と大地にはどのような連関があるのだろう」とずっと考えていました。潮汐でしょうか。気流でしょうか。
科学的な趣旨ですが、
足の下(地殻やマントル層)のことが分からないのと同様に、頭の上(空、大気圏)のことも分からないのだと痛感しました。
そのようなことも思い出したりするのですが、
現在はとにかく人の安全が第一です。
一人でも多くの方の無事をお祈りしています。
John Lee Hooker『Blues Before Sunrise』
夜明け前の、いちばん暗いときにいる人のBLUESです。ですが、
この曲の主人公もたぶん知っています。
すぐに朝がやってくることを。
この曲はLeroy Carrがオリジナルのようです。
それでは、お読み下さってありがとうございます。
尾方佐羽
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