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【目印を見つけるノート】1492. 日本庭園を探検する
きのうは、庭園をぐるりと回ってきました。池上本門寺の松濤園という庭園が期間限定で一般公開になっているのです(春はきょう7日まで)。
「あ、行ったことない」と思ったので伺いました。
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日本庭園というと、皆さまはどのようなときに行かれるのでしょう。茶席とか、あるいは成人式の撮影などかしら🤔 きのうは年配のご夫婦連れがとても多かったですね。デートっぽい😊
ほのぼのします。
私は一人でのんびり進みます。ちょっとした探検ですね。
この庭園は江戸初期の大名茶人・小堀遠州(政一)の作庭です。
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2年前に岡山・高梁市の頼久寺(らいきゅうじ)に行きましたが、そこの庭園も遠州の作庭です。かのひとはいっとき備中松山城主でした。遠州の手掛けた庭は数多く、中でも有名なものは特に京都に多い。桂離宮・二条城・仙洞御所・青蓮院門跡などが挙げられます。私は行ったことがありませんが、青蓮院門跡を見てみたいと思います。
もう少し京都が空いたらぜひ😉
庭園に関しても素人なのですが、
頼久寺と今回の松濤園だけでもだいぶ印象の異なる庭でした。
頼久寺の庭園は枯山水です。
庭園というのは平安時代までにもありましたが、鎌倉時代以降、禅が中国から伝わるとその思想が庭園に取り入れられるようになります。枯山水は水を使わずに自然を表現する作庭法です。砂に波形の模様を描きますが、海に見立てているのをご存じの方も多いでしょう。
「見立て」というのは茶道でもよく使われる言葉ですね。
頼久寺の庭園は山あいにあって大きな植栽を丸く刈り込んで岩に見立てるなど穏やかな風情を感じましたが、松濤園は池を取り囲むように作られた回遊式庭園です。土地の起伏を生かしたダイナミックさを感じました。
私しか思わないかもしれませんけれど、
池の背景の丘は「深山幽谷」という感じです。今は水がないようですけれど、以前はもっと水が方々にあったのだと思います。
積まれた石や敷石もところどころ鋭角だったりして、自然の岩山を想起させます。
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私的面白ポイントの第一が「石」でした。
歩いた道筋を。
庭園の入口から池の左側を進みます。
池には「亀島」が浮かんでいますが、ちょっと亀っぽくないかも。
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太鼓橋の方へ進みます。今は渡れないようですが、渓流を模した跡が分かります。奥にはかつて滝もあったようです。
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少し上って「浄庵」へ。
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分岐には俳人・其角の句碑があります。これも面白い石ですね。
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明治維新の頃、「浄庵」では西郷隆盛と勝海舟が会談をしたと伝えられます。本門寺には新政府軍の陣があったそうです。
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雅邦筆塚。この辺りが一番高い場所かな。
階段を一直線に下りて再び池のほとりへ。
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こちらには「鈍庵」と「根庵」とふたつのあずまやがあります。
鯉もたくさんいます。
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この辺りで植物が気になりました。
ハナニガナ。
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ハタケニラ。
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フキ。
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イモカタバミ。
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ここで、「小さな植物は当時なんだったのだろうな」と思いました。イモカタバミなど、帰化植物で江戸初期にはないものだったはず。ニガナはあったかも、フキも……おいしいよなあ……と思いを馳せるのでした。
どうです、遠州公。
あ、もうこんな時間😱やばい。
今日はこんな感じです。
それでは、お読みくださってありがとうございます。
尾方佐羽
追伸 おつかれサマンサ(って😅)
※毎回注記しているわけではありませんが、ブログ掲載の旨はお伺いしていますので、申し添えます。
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