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【目印を見つけるノート】278. 大きな壁になれるのは

今日は朝からチャーハンとワカメスープを子の前に出し、「宿題はどうかな」とさりげなく聞きました。結局、書き初めは私がしただけだったような気がします。

「親が率先してやれば、子もする」という格言は実証できませんでした😢


⚫勘違いの巻

さて、私は趣味でよく意訳などをお出ししていますが、きょうは失敗の方を書きますね。

大学の頃、サークルの仲間たちにトンチンカンなことを言って、よく笑いをいただいていました。その中のひとつに、「ティファニーはひとりぼっちだとは歌っていない」事件というのがありました。

まず、こちらを。
TIFFANY『I Think We're Alone Now』

懐かしの打ち込み80年代です。

私はこの曲を聴いて、
「私たちはみんなそれぞれひとりぼっちね」
と歌っているのだと思っていました。
それを言ったら、さあたいへん😖💦
ドッ🤣
「違うよ。私たちだけね、だよ」
「へっ?」
そうなのです。この曲は邦題があるのですが、『ふたりの世界』というのです。それも知りませんでしたし、英語の意味を間違えているしでもう、真っ赤です。

先輩のとどめの一言。
「さびしんぼうさんだね」
絶句。

悔しいので、オリジナルも引用してしまいましょう。
TOMMY JAMES & THE SHONDELLS
『I Think We're Alone Now』

シンプルなベースラインがいかしている曲です。
そうか、この場合は、
「僕たちふたりっきりだね」
ということになるのですね🤔
ちょっとニュアンスが変わるような気もします。

🎵
続いては、アンセムかというぐらい有名なこちらの曲です。
OASIS『Wonderwall』

これは、他のところにも書いたのですが、
「きみはぼくの大きな壁なんだ」
というのを、何かこう、きみとトラブっているのではないかと思ったのです。きみはいつもぼくの前に立ちはだかる、というニュアンスです。

それはどなたかに訂正いただく前に気がつきました。

〈きみが、ぼくを守ってくれるひとなんだ
 そう、きみはぼくの大きな壁なのさ〉
(意訳さわ)

こうサビで歌われていますからね。
ただし、savesという単語は聴きとりづらいですが。
何より、
大きな壁が「守ってくれるもの」だという認識がなかったのでした。
この方がたはたいへん有名で、放っておくといろいろなところから干渉されそうです。ですので、壁ぐらい遮断してくれる存在が必要なのかなと想像しました。


今は、ウィルスという目では見えないものと戦わなければいけないときで、それから守ってくれる物理的な壁というのもなかなかないですね。
「大切な人を守りたい」とか、「大切な人に会うために自分を守らなければ」と思って行動するしかないのです。
私たちを守ってくれる大きな壁というのは、それぞれの心からしか生まれないのではないかと思います。

持久戦ですね。
粘っていきましょう。
木の写真を1枚置いておきます。
こちらのケヤキのご神木は樹齢700年ということです。大火のときも、東京大空襲のときも、周囲が焼かれても生き残りました。たいへんな生命力です。

(新田神社のご神木のケヤキ)


⚫今日から新章スタートします

4年目に入った連載書き下ろし歴史小説(というとカッコいいですが、他にいいようがないのです)、『16世紀のオデュッセイア』の第10章を今日からスタートします。19:00頃には。

『16世紀のオデュッセイア』第10章
『ふたりのルイスと魔王』
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793313132/416136725

お知らせでした。

それではまた、ごひいきに。

尾方佐羽

追伸 壁になりたいです。

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