見出し画像

【目印を見つけるノート】354. さわ的社会科見学(3)

社会科見学の3回目です。

3月17~19日に開かれた『NEW環境展』、『地球温暖化防止展』を見に行って、SDGsというものの実際に触れてみようという感じです。会場は東京ビッグサイトでした。

バズる記事😆だとは思っていませんが、自分にとって今後考えるときの「切り口」になりそうだなと喜んでいます。

自分一人で起承転結をつけて書くのと、実際に見て、他の方にお話を伺いつつ書くのはやはり全然違います。ひとことでいえば「取材」なのですが、この方法の化学変化が私は好きです。

今回もお断りしますが、企業のお名前をお出ししていますが宣伝の目的ではありません。敬称は省略させていただきます。

あとのテーマは
🔃再生・再利用
🚰浄化
⤵️節減
🌍新しいエネルギー
ですね。

その前に個人的に好きなジャンルについて道草します。
『箱』です。
箱は何でも好きで、アレンジしたりラベルをつけたりしてしまうのです。

🧰コンテナとシート

こちらの展示会にも『箱』があります。蓋はあったり、なかったりしますが、『コンテナ』というものです。
コンテナは廃棄物の処理だけでなく、荷物の運搬にも使われるたいへん馴染み深いものです。耐久性があり、水にも強い。
私は、コンテナに住めないかと思ったことがあります。防音にしてスタジオを作ったらいい感じになるかも。
それは貨物船にクレーンで上げてもらうようなコンテナですね。

今回、展示会に出ていたコンテナは荷物をトラックで運搬するためのものかなと思います。山光と山畑コンテナ製作所のブースをのぞいてみました。色のついたものが鮮やかですが、山畑コンテナのブースにあった「ザ・金属」という作りのものが目を惹きました(色の塗装もできます)。
材質は『高耐食めっき鋼板』、正確には「溶融亜鉛ーアルミニウムーマグネシウム合金めっき鋼板および鋼帯」というそうです。耐食性が高い=錆びにくいということ。

「高校のとき、化学の実験で銀めっきをしたな」と思い出しましたが、めっき加工もいろいろ進歩しているのだろうと想像しました。

トラックに積むコンテナの相棒は何でしょう。

シートです。
シートは何気なくそこにいる、控えめな存在です。時には敷かれ、時にはあらゆる場面の、荷物の覆いとしてなくてはならない存在です。
シートを製造販売しているイメディアクリエイティブの方と少しお話をしました。厚さや織り、色や性質もいろいろあるのだと知りました。防炎だったり、防音!もあるのですね👀‼️

そこに、格子柄のシートを見つけて、
「印刷がたいへんではないですか」とお伺いしたところ、今は大きなプリンターもあるので大丈夫とのことでした。

あ、道草が思いのほか長い😅

私が一般人として「リサイクルしたらいいんじゃないかな」と思うものが2つあって、ひとつがビニールシート、もうひとつがラップなのです。ビニールシートは事業用でリサイクルが進んでいるようです。J&T環境のブースに伺えませんでしたが、その取り組みをされているとのこと。
ただ、ラップは私が魚なら飲み込みたくない筆頭ですが、家庭用も多いですしすべて回収してリサイクルするのはまだ難しそうですね。


🔃再生・再利用

このジャンルは、モリマシナリー、チヨダマシナリー、エクシィズのブースを見ました。
破砕処理をした物質をペレットに加工して、燃料・飼料・肥料などにするのが主です。そのための機械や活用事例を展示していました。
エクシィズでは廃棄物の焼却の際、最終的に残る「溶融スラグ」をタイルにしています。通常は路盤(道路)材などに使われるということですが、目に見える再生物として実用的でいいアイデアだと思いました。

モリマシナリーでは木材からセルロース繊維(リグノセルロースナノファイバー)を取り出して加工する技術を紹介していました。

このペーパーナイフはそのセルロースでできているそうです。

と、ぼんやり聞いてしまったのですが、おーい😩💦
そこ大事😭

木材から取り出せるセルロースをどのように利用するかというのは、再生・再利用の分野でたいへん注目されています。

自分で、よく耳にするけれど分かっていない言葉のひとつに『バイオマス』というのがあります。廃棄される有機物ーー木材、作物・食物残滓(ざんさ)、汚泥ーーなどから製品を作ったり、発電のための燃料として利用することを指します。
特に『バイオマス発電』というのが次世代の再生エネルギーとして発展していくことが期待されています。

いやぁ、SDGsらしい話題ですね。
ただ、話題にはなっていますが、バイオマス発電が一般的になるのはもう少し先なのかなとぼんやり思います。

木材のセルロースについては、
説明する力が不足していますので、詳しく書かれているこちらを。

https://www.eurekalert.org/pub_releases_ml/2018-10/nios-j_1102918.php

セルロース製のペーパーナイフを眺めながら、「ああ、きみは希望の星なんじゃのう」とつぶやく私でした。岡山の木のようですので。

🚰浄化、というよりクリーン

浄化で見たブースはグンビルのブースだけです。清掃で生じる廃液を浄化する(床ワックス剥離廃液処理)とのこと。
ほかに水の浄化に取り組む企業はあったのですが、回りきれなかった😅

清掃ということになりますが、ケルヒャー、蔵王産業のブースも見ました。どちらも路上清掃車を出していたのですが、カートのようで個人的にたいへん可愛く見えました。
蔵王産業の担当の方に伺いましたが、清掃車は作業者の安全のため左ハンドルになっているとのこと。

「ああ、そのようなことにパッと思いが至らないんだな」と私はちょっと反省しました。

そして⤵️節減についてはさらに至らない😱節電とか省エネなどのブースを見ていないことが発覚。ですので、項目も立てられません。面目ないです。
あと、🌍新しいエネルギーの項目が残っていますが、それは次回にします。
今日はひとつだけ、番外編を。


🔬番外編 アスベスト検査

建築物のアスベストの有無を即時に検査するというデイラボのブースでお話を伺いました。試料を送れば最短1日で検査結果速報を報告できるとのこと。

アスベスト(石綿)はたいへん微細で吸い込むと人体に有害な物質です。今は使用が禁止されていますが、天井や壁面などの吹き付けで使用していた時期があります。それを知らずに吸い込んで、時間が経ってから肺癌や悪性中皮腫に罹患する人が多く出ました。
今はアスベスト処理には指針が出ていますが、早くその有無が分かることはたいへん重要です。

話をお伺いしつつ、顕微鏡画像を見せていただきました。光の屈折を色で表してアスベストを判別できるそうです。一目瞭然で分かるようになっているのです。→位相差/偏光顕微鏡の画像とのこと。

顕微鏡という機械を久しぶりに見ました(触れてはいないですが)。

廃棄物の中には有害なものがあります。アスベストもそうですし、電池を燃やすと発生するダイオキシンは有名です。今は電池のリサイクルができていますね。

そのような意味で、今後よくよく検討しなければならないのは、皆さまもよくご存じのプラスティックです。これについては今後ますます減らしていくことが求められます。

燃やしても有害でなく、いや、燃やさなくてもよく、破片になっても自然に分解される。そのような材質にどんどん切り替えていくのが理想ですね。
言うのは簡単ですが、為すは……。

ああ、結局3回では終わらないんだ🙍

それではまた、ごひいきに。

尾方佐羽

この記事が参加している募集

SDGsへの向き合い方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?