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【目印を見つけるノート】1477. マツオさんと夢二さんの世界に浸る

昨日の午前中はギリギリ雨に降られませんでしたので、お出かけしてきました。
こちらです。緑の多い側は東京大学。

文京区の弥生美術館と竹久夢二美術館に行ってきました。風情のあるところです。
以前のnote『美術館のウィッシュリスト』でも掲げさせていただいた、『マツオヒロミ展 レトロモダンファンタジア』と『夢二がえがく動物ワンダーランド ~大正ロマンのイラスト&デザインを中心に~』を見てきました。

マツオヒロミさんは『和のレトロモダン』のイメージを中心のテーマにして多くの作品を描いているかたです。和のレトロモダンとは何ぞや? 時期でいえば大正あたり、着物と洋装の端境期というと分かりやすいかもしれません。その世界観でオリジナルな作品群(イラスト、コミックス)の数々を描き、もちろん広告などの媒体でもお仕事をされています。

というあらましはともかく、
ただただ美しいのです。

展覧会は評判のようですので、開館前に到着してしばし待機。だだ広くはないですけれど、この美術館じたいがレトロモダンで美しいです。

撮影とSNS掲載可ということでしたので、お出しさせていただきます。
ありがとうございます。

写真は斜めだったり美術館の照明光が入っていたり暗かったりしますが、記録ですのであえてそうしています。

下書き原稿もあります✨

架空の『三紅百貨店』(『百貨店ワルツ』)のショーウインドウ。

買い物したいです。

百貨店の内部を描いた記念撮影用のスクリーンもありました。
架空の、百年続いている雑誌『RONDO』が一堂に。

このふたつの「架空」にはいたく感じ入りました。絵でうっとりと没入するような世界を作ってしまうのですから。

著作の数々。
作者コメントもついています。

おかげさまで引率のRayさんとLouさんに思い切り置いていかれました。
あーん、誰もいないよう😭

1Fと2Fに展示があって1Fは既に発表されている作品世界で構成され、2Fは新作の『My Garland』の作品などが展示されています。こちらにはランジェリーの歴史を描いたシリーズがあって、ウキウキワクワクと拝観いたしました。何てキュート、シック、蠱惑的なのでしょう。

女子に生まれた悦楽を感じるのでした。
藤井風さんもいます👀‼️

風さんのオフィシャルグッズとのこと
メッセージがたくさん。

ということで、興奮さめやらずに渡り廊下を渡って夢二さんの展示の方に向かったのでした(両館どちらも見られます)。

階段も素敵です✨

竹久夢二さんが描いた動物と人の絵がたくさん展示されています。

「ウサギが人に比べて大きいよね」
「きっと、抱いている女性をか細く見せようと思ったのでは🤔」
「これは、リスかな」
「リスなんだよ。でも、これはフクロウじゃないね」
「うん」
などとひそひそ話しながら楽しく拝見しました。比較的自由に動けたし、混雑していなくて本当によかったです。私が気に入った2点は。すごろくの絵。これはサイコロを振ってみたくなります🎲

あとはサーカスの道化とシロクマの絵🧸
『ゆあーん、ゆよーん、ゆやゆよーん』と心の中でつぶやいたのはきっと私だけだと思います。夢二さんと(中原)中也さんはかぶってるはず……多少かぶっていますね。瀬戸内生まれですし。私的に、風さんも含め中国地方男子のポイント高いです。でもこちらの絵は中也さんの詩のニュアンスとは少し違います。私は夢二さんがこどもの雑誌にたくさん挿絵を描いているのが、なぜか無性にうれしかった。そのような展示でしたし、麒麟や鳳凰を描いていないのもよかった(いや、ここにはないだけかもしれません)。

ということで、マツオさんも夢二さんもたいへん楽しく見てきました。

最後に、美術館に置いてあった界隈の地図。

これはたいへんな大作です。誰か同意してください。
また、散策を兼ねて来たいです。

さて、
マツオヒロミさんの展覧会にうっとりしたのは、レトロというのもあるのでしょうが、やっぱりきれいなもの、可愛いもの、美しいもの、儚いものがたまらなく何かを掻き立てるからなのですね。そう思われるかたも多いのではないかと想像しますが、それは『女学生の友』の頃からずっと変わらないようにも感じます。私も『Olive』が好きだったりしましたから😅

もっというと、ソフィア・コッポラさんの『ヴァージン・スーサイズ』という映画のような、「男性が介在しないことでバランスが取れている世界」への憧憬もあるのかなと思いました。

あ、いなくてもいいとは思っていないですのでご心配なく😉魅力的なかたは性別問わずたくさんいますから。

ということで、今日の曲です。
Stella Donnelly『Tricks』

今日もオーストラリアのアーティストですが、とてもキュートです。和モダンとは異なりますが、やっぱりいいなと思います。

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

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