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【目印を見つけるノート】169. ストーンズの曲と『時間』

きのうの夜、『ベース・マガジン』のWeb版でウエノコウジさんのコラムをたいへん興味深く読みました。

書く方の更新を少しずらしてしまいました。ごめんなさい。でもたぶん、力は抜いていません。cesareborgia.html.の詳細な人物紹介に助けられましたので、今話の末尾に参考元として入れさせていただきました。

📕16世紀のオデュッセイア

https://www.alphapolis.co.jp/novel/793313132/416136725
(最新話は一番下です。スクロールがたいへんですが、よろしければ)


⚫数で見る『継続』

『継続は力なり』とよく言われますし、それをダメだとおっしゃる方はいないと思います。noteを拝見していても、⚪日毎日というのをされている方はたくさんいらっしゃいますね。

書くことから見てみましょう。

もし、20歳から80歳まで毎日1000文字(400字詰め原稿用紙2枚半)書いたとしましょう。60年間ですね。
60年=365×60+閏日(60÷4)=21,915日
21,915日×1,000文字=21,915,000文字です。
薄目の単行本1冊が130,000文字と言われていますから、単純に割ると165~6冊の単行本が書ける計算になります。

20~80歳というのは人それぞれとしても、「一生書く」というのはだいたい60年と定義すれば、単行本を165冊出せることになります。1日1,000文字と少なめで計算していますので、2,000文字なら倍になります。
5,000文字なら843冊ぐらいですか。

続ければ、それぐらいの積み重ねになるということです。生涯賃金などもこのように予測できますが、それはしたくないなあ😅

さて、ここで私が驚いたのは書ける冊数ではなかったのです。

60年が21,915日しかないということに驚いたのです。計算すれば小学生でも分かる数字です。
これを、「そんなにあるのか」と思うか「それしかないのか」と思うかによって、行動もいくらか変わったりするのではないかなと。「そんなものだろう」と捉えられるならば、それに越したことはありません。

私は最近ようやく、「そんなものだろう」と思えるようになりました。そしてたまに、このような本を読んで、考えたりするのです。

『時間は存在しない』カルロ・ロヴェッリ/冨永星訳 NHK出版


⚫ローリング・ストーンズの継続は力

さて、そのような従量制ではない方にしましょう。

THE ROLLING STONESは結成から58年経ちます。検索してアルバムを数えると49枚あります。ライブアルバムや編集盤もありますので、正確には数えないでおきましょう。従量制ならば、これで話は終わりです。

それほど詳しくない私でも、このバンドが波乱万丈だったことは知っています。

初期の要だったブライアン・ジョーンズは早くに亡くなりましたし、鍵盤楽器のイアン・スチュアートも47歳で亡くなりました。1993年にはオリジナルメンバーのビル・ワイマンが脱退しました……etc。他のいろいろを書くと、私が知っている部分だけでも何か凄いことになるので、書きません。

最初の頃はこんな感じです。
『Come On』(1963)、チャック・ベリーのカヴァーです。

これはストーンズのです。カヴァーしているアーティストも多いこの曲、美しくて大好きです。
『As Tears go by』(1965)


1969年に録音して、1971年にリリースした曲。私はStonesといったらこれかなあなんて思ったりするのですが、どうでしょう。
『Brown Sugar』


1970年代っぽいなあとしみじみするのはこちらでしょうか。
『愚か者の涙』(1976)

1980年代、MTVの時代。ここらへんから私の現実とリンクしています。この曲のタイトなノリが好きです。
『Undercover Of The Night』

この曲はMVが素敵ですね、うふふ💓
作られたのは古めなようですが。
『友を待つ』(1981)

あ、1990年代以降はちゃんと聴いていない😱
それに、何か私の好きな曲みたいになっていますね(´ω`)

最新の(今年の)リリースですね(未発表曲)。
『Criss Cross』をラストで。この女性、明るくセクシーだな。うらやまし。



……というように、Stonesを通してちゃんと聴くのにもそれなりの時間と経験ーーいや、そんな大袈裟なものではないのですがーー自分の生きてきた時間も反映されるのかなと思います。

1960年代がリアルタイムでも、70年代でも、
80年代でも、90年代でも、2000年代でも、10年代でも、これからでも、きっとそうだと思うのです。
変わりながら、続けているから一網打尽にできる。

もしかしたら、長く続けるということは、
「時間を超えていく」ということかもしれませんね。


⚫ばらだけですいません。

今外出中なので、というより歩いているので、今朝のばらの写真だけでスミマセン。

元気です。


それでは機会があったらのちほど。

おがたさわ
(尾方佐羽)

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