見出し画像

【目印を見つけるノート】1567. 夏の憂鬱と急停止には……

夜暑くてよく眠れないというのは時節がらあるあるですが、朝方はまだ涼しいのでやれやれです。でも、ああ☀️

ボラーニョさんの短編集を引き続き読んでいますが、きのうはボルヘスさんのいちばん有名な短編集もつい入手、もっといえばブラジルのマシャード・ジ・アシスさんの本も合わせて。ラテンアメリカ攻めですね。こう書いているとすごく本が好きな人みたいだなあ(その域ではまったくないと自分では思います)。

そういえば、これから読むつもりの短編集『鼻持ちならないガウチョ』の最後の方に青山南さんの解説があったのでした。まずそれが面白くて。言いえて妙なのです。いや、絶妙。引用します。

〈『野生の探偵たち』は登場人物が多すぎて読むのに往生した、ないしは途中で話がわからなくなった。『2666』は分厚すぎて読むのに難儀した。ないしはまだ読んでいる。そんなひとたちはきっと少なくなく、きちんと読めなかった、あるいは読めずにいる自分に苛立ちをかんじているだろう。なにしろ、きちんと読めなかったにしても、読めずにいるにしても、ロベルト・ボラーニョというチリに生まれてスペインで死んだ稀代のイメージの散らかし屋の文章世界はなんだかやけに印象に残るからである。だから、すごく気になる〉
『ボラーニョ・コレクション 鼻持ちならないガウチョ』(白水社)の解説より引用

これはまさに私のことではないですか👀‼️と思うほどハマっています。
安心して読めるような気がしました。

反省というわけではありませんけれど、
これまで個人的にも、西洋にやっぱり偏っていたと思うのです。ヨーロッパとかアメリカとか、音楽も本も美術も。でもそれだけじゃないよね、というのはつねづね思っていました。一方で他も知らないのに「日本が最高」となるのも違うなと。
日本の範疇も書いていますけれど、もっともっと調べなければ分かりません。

スペイン語はスペインの言葉で西洋の範疇になりますが、スペイン語を多く使われているラテンアメリカ出身の作家さんは「西洋」とも違うけれど関わりはあるという、一筋縄ではいかないものがあります。

ボラーニョさんは同じスペイン語圏でもそれぞれの国の言葉を使い分けていると聞きました。それは水野勝成が備中と尾張言葉のミクスチャーだったのより、もっと大きな違いのようです。翻訳で読んでいると分かりづらい部分ですね。
「何でわしのことを始終引き合いに出すんじゃいやぁ」も訳したら、
「Why do you always use me as an analogy?」とでもなるのでしょうか。
うーん🤔あんまり面白くないか。

考慮するべき事項だと思ったりもします。

今日は朝イチで図書館に行って返却日違いを修正。きのうの夜はずっと天候不順でしたからね。しかし、開館前から行列がすごい👀‼️
今週は講座もありますので、マスク復活で方々出かけようと思っています。

あ、キアゲハさんが食事中♥️
今日は電車で片道2時間半。

行けるかな。
帰れるかな。

Eddie Cochran『Summertime Blues』

The Whoでよく覚えているのですけれど、この曲は誰が演奏してもなかなかにインパクトが強い。怒れる若者の姿がよく見える素敵なナンバーです。
今日の流れだとコンドルは飛んで行くの方がいいのだろうか。それも取ってつけたようでいやですね。

また電車の急停止、何回目かな。
こっち方面の普通電車は今世紀初だというのに。
どうしようもないなあ😅
夏の憂鬱と急停止には。

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

#エッセイ
#ブログ
#日記
#電車
#ボラーニョ
#解説
#小説
#鼻持ちならないガウチョ
#音楽
#EddieCochran
#SummertimeBlues
#日常
#毎日note
#noteの書き方
#BestWishsOnToday
#片道最短2時間半

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?