マガジンのカバー画像

幸運の鍵 第四冊

241
おかげさまで「幸運の鍵」も第900話になりました。皆様の応援の賜物と感謝致します。第901話より、こちらのマガジン第四冊に収蔵させて頂きます。引き続きのご愛読宜しくお願い致します。
運営しているクリエイター

#感謝

幸運の鍵 第1141話

幸運の鍵 第1141話

《令和6年9月27日(金)》

人はとかく、できないことの言い訳を探してしまうものです。やってもいないのに、最初から無理だと決めつけ、理由だけはいろいろと挙げて、実行しないことを正当化しようとします。しかし、何事もやってみなければ、結果がどう出るかは誰にもわからないことですね。
江戸時代後期の米沢藩主、上杉鷹山(うえすぎようざん・1751年〜1822年)は、教訓として時期藩主や家臣に対して、次の歌

もっとみる
幸運の鍵 第1140話

幸運の鍵 第1140話

《令和6年8月30日(金)》

今、自民党総裁選、立憲民主党代表選が進められており、間もなく新たな総裁、代表が決まるとともに、遠くない時期に衆議院選挙が告示されるのではないかと言われています。メディアには多くの政治家やジャーナリスト、コメンテーターが出て、いろいろなことを言っていますが、支持しない他党の批判ばかりが目立つように感じるのは私だけでしょうか。とにかく何でも反対…という言葉遊びを聞いてい

もっとみる
幸運の鍵 第1139話

幸運の鍵 第1139話

《令和6年8月7日(水)》

パリオリンピックも後半戦となりました。日本人アスリート達の活躍、メダル獲得にはいつも歓喜し勇気付けられます。私などはオリンピックに出られるようなレベルでは全くありませんでしたが、過去にスポーツ漬けの日々を過ごしたアスリートのはしくれとして、いつも感じることがあります。それは、メダリスト達が敵に勝つ前にいかに自分に打ち克って、厳しい練習を耐え抜き乗り越えたか…ということ

もっとみる
幸運の鍵 第1138話

幸運の鍵 第1138話

《令和6年7月22日(月)》

物事を進める際に、手際良く、要領良く、テキパキと進めることはとても大切なことです。効率性を高め、企業においては労働生産性を高めるために、無駄を省く作業はとても重要ですね。勉強においても、あるいはスポーツの練習においても、いかに決められた時間内に最大限の効果を発揮できるかが、目的達成のための必要不可欠な要件となっています。しかし、人生の全てにおいて「要領」を優先させる

もっとみる
幸運の鍵 第1137話

幸運の鍵 第1137話

《令和6年7月14日(日)》

今私達は、いかに最低限のコストで最大限の効果を出すか、効率を重んじる社会で暮らしています。特に民間企業で働く人にとっては、労働生産性は企業存続の柱であり、一人が稼ぎ出す利潤の最大化を日々追求しています。その風潮は、結果さえ出れば良いとする考えに繋がり、過程での愚直さや真面目さ、真摯な取組み方などを軽視する風潮に陥っていないでしょうか。江戸城無血開城を成し遂げた幕末の

もっとみる
幸運の鍵 第1136話

幸運の鍵 第1136話

《令和6年7月5日(金)》

長い人生の中では、どう生きるべきか悩み、思案に暮れることが度々あるものです。そういう時に、一つの言葉で勇気を持てることがあります。今日は、「経営の神様」と呼ばれたパナソニックの創業者、松下幸之助の言葉をじっくり読んで頂きたいと思います。

「自分には自分に与えられた道がある。
天与の尊い道がある。
どんな道かは知らないが、他の人には歩めない。
自分だけしか歩めない、二

もっとみる
幸運の鍵 第1135話

幸運の鍵 第1135話

《令和6年6月5日(水)》

昔は「巨人の星」を代表としたスポ根物が流行っていましたね。「あしたのジョー」や「アタックNo1」等もそういう系統でした。それが時代の流れとともに、だんだん流行りから遠のき、根性や忍耐、精神力といったものがアニメでもドラマでも出てこなくなりましたね。昨今ではむしろ、我慢することは精神的に良くないという風潮が蔓延しているように感じます。それはそれで時代の流れなのかもしれま

もっとみる
幸運の鍵 第1133話

幸運の鍵 第1133話

《令和6年5月24日(金)》

人生に偶然というものはありません。人は幸せも不幸も偶然がもたらしていると考えがちです。特に自分は不幸だと思っている人は、だいたいがその原因を外部に求めたがります。どうして自分だけが不幸なんだろう…、不運極まりない…。ところが、その原因が自分が蒔いた種だとは、決して思わないのです。自己啓発講演家、中村天風は次のように言っています。

「一切の人生の果実は、その人が蒔い

もっとみる
幸運の鍵 第1134話

幸運の鍵 第1134話

《令和6年5月25日(土)》

人は自分の境遇を、よく他人と比較したがりますね。「隣の芝生は青い」と言いますが、立派な家に住んでる…、高級車に乗っている…、お金持ちだ…等々、他人を羨み、自分の境遇を卑下する人もいるものです。しかし、そういう他人の華やかな一面だけ見て羨むことは、自分をどんどん欲まみれにしていくだけで、人生にとって意味の無いことだと思うのです。詩人、相田みつをは次のように言っています

もっとみる
幸運の鍵 第1132話

幸運の鍵 第1132話

《令和6年5月23日(木)》

人は問題解決のために、外的要因ばかり探しがちです。例えば、勉強の成績を上げるために、新しい参考書を吟味することには一生懸命になります。旺文社が良い、学研が良い、いやいや三省堂が良い…等々。しかし、肝心の家庭学習の時間を2時間から3時間に増やすことは、中々考えないものです。問題解決の鍵は、実は内的な要因に依ることが多いことに気付かなければいけません。米国の女性画家、リ

もっとみる
幸運の鍵 第1131話

幸運の鍵 第1131話

《令和6年5月22日(水)》

自分の人生を大切に、そして思う存分生き抜くことは、とても大切なことですね!今日はその人生に対する向き合い方について、「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助の言葉をじっくり読んで頂きたいと思います。

「自分には自分に与えられた道がある。
天与の尊い道がある。
どんな道かは知らないが、他の人には歩めない。
自分だけしか歩めない、二度と歩めぬかけがえのないこの道。
広いとき

もっとみる
幸運の鍵 第1130話

幸運の鍵 第1130話

《令和6年5月21日(火)》

人はとかく、自分の実力以上のことをやりたがります。特に順風満帆で、何でも思った通りに運ぶ時は、イケイケどんどんで勢いだけに任せてしまうものです。それは、実力がまだ不十分だということに気付かずに、自分の力を過信してしまうからですね。一旦過信すると、スランプに陥った時に這い上がるのが大変になります。こんなはずではなかった…と、右往左往してしまう時がそういう時です。小説家

もっとみる
幸運の鍵 第1129話

幸運の鍵 第1129話

《令和6年5月20日(月)》

人間は生まれながらにして、宿命と運命を背負っています。宿命と運命…、同じことのように思っている人も多いと思いますが、実は全く違うものです。宿命とは「命が宿る」と表されるように、私達がこの世の中に命を授かった時に、既に私たちの中に宿っていたものを指します。 一方、運命とは「命を運ぶ」…、すなわち、自分達の意思で、授かった命を運んでゆくという意味があります。簡単に言うと

もっとみる
幸運の鍵 第1128話

幸運の鍵 第1128話

《令和6年5月19日(日)》

人生は一つの学校みたいなものです。普通は小学校6年、中学校3年、高校3年、大学4年で終わりますが、人生は100年の学校に例えられるのかもしれませんね。人生とはまさに死ぬまで学びの時間なのだと思うのです。そこでは、楽しいこと辛いこと…たくさんの学びがあるわけですが、楽しいことや成功体験よりも、辛いことや失敗の体験こそが、良き教材となるのだと思います。ロシアの文芸学者、

もっとみる