幸運の鍵 第1141話
《令和6年9月27日(金)》
人はとかく、できないことの言い訳を探してしまうものです。やってもいないのに、最初から無理だと決めつけ、理由だけはいろいろと挙げて、実行しないことを正当化しようとします。しかし、何事もやってみなければ、結果がどう出るかは誰にもわからないことですね。
江戸時代後期の米沢藩主、上杉鷹山(うえすぎようざん・1751年〜1822年)は、教訓として時期藩主や家臣に対して、次の歌を詠み与えています。
「為せば成る為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」
この言葉は、何が何でも実行しなければいけないという言葉ではありません。学校の試験でいつも0点なのに、とにかく東大受験をするという無鉄砲なことを言っているのではありませんね。ただ、どっちに転ぶかわからない時には、実行しないで諦めるのではなく、勇気を振り絞って行動に移す大切さを説いているのだと思います。
ちなみに、第35代米国大統領、ジョン・F・ケネディが「日本で最も尊敬する政治家は誰ですか」と問われ、「上杉鷹山です」と答えたエピソードは有名な逸話です。
また私事ですが、小さい頃、今は亡き母からこの言葉を言って聞かせられていたことを、懐かしく思い出します。
今日も読んでくれてありがとう!今日も皆さんに、たくさんの幸運が訪れますように!
数多の若き英霊が海の藻屑となりました。感謝と鎮魂の誠を捧げます!合掌!