隣の席の女の子
2泊3日で大学時代の親友と
ふたりで東北旅!
レンタカーで山形県と宮城県を横断した旅路は、まるでなにかの星座みたいな形になった。
※トップの写真は、旅の最終日に
念願の蔵王御釜にて撮影したものです🏔️✨✨
彼女とわたしはおなじ大学でおなじ学部。
ひょんなことから出会い、仲良くなって、
一緒に国内外問わず旅をして、
ダンスをして、大学生活を共に過ごした。
軽く登山して、おなかを満たしたら、
食後はやっぱり、珈琲が飲みたくなる。
Googleマップで適当にカフェを探すと山奥にとっても良さげなカフェがあるではないか。
口コミには
"あまり教えたくないけれど応援したいので書きます"
"とても感じのよいお兄さんがひとりでされています"とのこと。
そして評価は4.5とのこと。
最高に気になる…!
山奥のカフェを目指して
狭い狭い山道を走らせること約30分。
彼女がアイスコーヒーとアッフォガード。
わたしが珈琲ゼリーアッフォガードとあたたかい紅茶をいただいていると、若い女の子がふたり静かにお店に入ってきた。
今風の格好をしたふたりは、
おそらく、わたしたちが出会った年頃のようだ。まだ若くて可愛い~~!笑
店内に店主の声だけが響き渡る。
なんだか様子がおかしい…。
店主がお料理を持ってきて、携帯を使いながら
魚の骨も食べれることを説明している。
そうか。
ふたりとも耳が聞こえないんだ。
ちらっと見ると、
ひとりの子は高そうな一眼レフのカメラを持っていて、店主が持ってきたほくほくの料理を撮影している。
もうひとりの子も雰囲気のよいこの店内を
携帯の動画におさめている。
わたしたちは、店を後にして
空港へ向かう車内で
さっき出会った若者たちのことを
ふと思い出して各々感じたことを話した。
"あのふたりさ、耳が聞こえないやん、こうやってドライブするとき、会話どうするんやろう。手話したくても、運転してたら出来ないよね?"
"たしかに。片手でするんかな?"
"どうなんやろ。
ドライブするとき、音楽も聞こえんのよね。"
"そうやね…。耳が聞こえなくても、なにか共通の好きなことがあって、きっと仲良くなったんよねぇ。ふたりとも、ちらっと見たら上手に写真撮ってたからカメラが共通の好きなことなんかなぁ。"
"耳が不自由なぶん、きっとほかの感性がとっても研ぎ澄まされているんよなぁ、カメラもそうやし、素敵よねぇ~"
"なんかのテレビで見たことある!耳が不自由な方が、めっちゃ文字を読むのが早いんやって!すごいよね!"
わたしたちは勝手な想像を巡らした。
お互いの考えを、交差させる。
わたしたちは大学を卒業して、
ふたりとも今では既婚者。
それでもなお、こうやってふたりでぷらっと旅に出る仲良し🍒
あの若者たちも、私達のように、
きっとこの先もふたりの思い出を増やしていくことだろう。
※オムライスが美味しすぎて、旦那さんのお土産でにプリンを買いました☺
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