世界のお風呂でこんにちは ~イタリア編~
みなさんこんにちは。BLACKです。
前回までは、大学生の頃に早朝のイタリアで迷子になった話を書いてきましたが、今回はそのエピローグのようなお話です。
前回のお話はこちら↓
安らぎを求めて
様々な困難を乗り越え、ようやく招待主のCarlo氏と合流できたBLACK。
まずは、宿泊先でもあるCarlo氏の家へ移動しました。
たまりにたまった疲労もあり、すぐにでもベッドに倒れ込みたいというのが本音でしたが、大会の準備など予定が詰まっていたので、せめてシャワーだけでも浴びてリフレッシュさせてもらう事に。
(このイタリア渡航は、イタリアのヨーヨー全国大会のゲストとして招待していただいていました)
しかし、浴室へ案内してもらうと、その間取りに思わず面食らいました。
バスタブぽつん
そこに広がっていた風景は、広大な空間に、トイレと、タンスと、壁際におかれたバスタブ。以上。
えっと・・・
ちょっと意味が良く分かりません。
それまで、アメリカのホテルには泊まったことがありましたし、湯船につかる事を想定していない、浅いバスタブのユニットバスにも慣れていました。
けれど、それでも最低限シャワーカーテンはあって、バスタブの外には水が漏れない仕様になっていたんです。
ところが、Carlo家の浴室は、広い部屋にバスタブがぽつんと置かれ、横の壁にシャワーが取り付けられているだけ。
シャワーの水が飛散することを防ぐ仕組みが何一つ無かったんです。
「ここで普通にシャワーを浴びたら、バスタブの外に水が撒き散らされて、部屋中を水浸しにしてしまうのでは・・・?」
初めはそう思いました。
しかし次の瞬間、こうも考えました。
「でも、Carloはこの家に住んでいる=毎日ここでシャワーを浴びているわけで、そんな不親切な設計とは考えにくい。
『水漏れ防止にシャワーカーテン必須』という常識にとらわれていたけど、カーテン無しでも、意外とバスタブの外まで水は撥ねないのでは?」
そう信じて、意を決してシャワーを浴びた結果・・・
ごめんなさい
まぁ、そうなりますよね。
見事な水浸しです。
面積にして、2~3畳分くらいの水溜まりができていたと思います。
たぶん、私を招いてくれた家主のCarlo氏としては、
「あのBLACKさんがイタリアまで来てくれた!しかも自宅に泊まっていただけるなんて!しっかりおもてなししなくては!」
といった心境だったと思うんです。(当時は、競技ヨーヨーの選手としてそこそこ好成績を残していたので)
そんな、(自分で言うのも何ですが)カリスマ的イメージのあったBLACKさんが、シャワーもまともに浴びれずに床を水浸しにしてしまったなんて、言いづらすぎる・・・
けれど、誰がどう見ても、犯人は私以外ありえません。
何より、一刻も早く迷惑をかけてしまっている事態を収拾しなければ。
という流れで、冒頭のイラストの状況に至ったのでした。
めちゃくちゃ恥ずかしかったですが、Carloは大爆笑して許してくれました。
ありがとうCarlo。愛してますイタリア。
今回の国際交流
・お風呂の仕様は、国によって違う
・シャワーカーテンが無ければ、水は漏れる
お風呂の仕様の違いに戸惑ったエピソードは他の国でも体験してきたので、それらもおいおい書いていきたいと思います。
自分が思っていた常識や”普通”が国によっては通用しない事も多いので、その場に合わせた判断や対応力が求められますが、それはそれで楽しいんですよね。
あ、ちなみにCarlo家での入浴ですが、翌日以降はシャワーの勢いを弱めて壁側に向けて水を出すことにより、ご迷惑をかけることなく入れるようになりました!
めでたしめでたし!
次回予告
英会話は20単語で十分?コロンビアからやってきたコミュ力魔人James
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