USCPA取得で本当にアメリカ就職するまでのロードマップを整理してみた
USCPAを取得を考える人の中には、”将来、アメリカで働きたい!”と
思っている人もいるかと思います。よくUSCPAを取得して夢の海外就職!
と簡単に書いているモノを見かけますが、実際本当に海外就職できるのか?
現在のコロナの状況で米国のビザ発給など色々と厳しくなり、早く元に
戻ってほしいところですが、戻るのではなく、新しい時代が来ると
いわれています。会計の知識が不要となる時代は無く、益々必要となること
を考えると、いまだからこそ、CPAの試験に挑戦・合格をして用意をして
おくべきでは。(何故必要か?は改めて話をできればと思います。)
そこで、今回はUSCPA取得〜アメリカ就職するまで今までクライアントへ
アドバイスしてきた内容でロードマップを整理して見ました。
ロードマップ
1. CPA合格
2. 日本国内の紹介会社に登録 (外資系企業を紹介する会社)
3. 日本国内にある米国企業に就職
4. 人脈を作り、同企業内の本社での求人を探す
(社内移動で現地就職のチャンス)
5. 会計・経理関係の必要な実務経験をつけてLicenseを取得
*合格後に、日本にある米国のBig4と呼ばれる監査法人に内定を頂き、
勤務地の希望として米国だったところ、アジアに決まっていた方が、
急遽空席ができ、勤務地が米国となった人もいます。
米国のビザ取得が厳しくなっていますが、コロナの時代が終わると
どうなるか?解っていることは、実力があり、必要な知識を
持っている方には思うような仕事が来るということです。
費用は少しかかりますが、次の方法も可能です。
(留学のローンもあります。留学する人に向けて奨学金などの制度も
日本にはあります。)
留学でのロードマップ
1.大学の単位をTransferして留学;会計学で卒業
※日本の大学から単位をTransfer出来ますから1.5年から2年で卒業
費用を抑えるためにCommunity College;4年制大学;大学院でも。
2.秋に大学内で開催される”Meet the firms"に参加し、Internship先を
見つける
※夏にInternshipもOK, ここでも人脈が大事
3.卒業と同時にPractical Visaで1年間仕事ができる勤務先を見つける
※このVisaは何らかの学位を取ることと、受け入れ先を見つけることで
申請できます。
4.上手く1年後に就労ビザを取って米国で就職。
*現地の会計事務所だけが就職先ではありません。企業にも挑戦。
日本語ができ、会計の知識を持っている人材を必要とする企業を探すこと!
アメリカでは学位を取り、仕事をしながら試験を受け、実務経験をつけてUSCPAのライセンス取得が通常です。
殆どの州が大学の学位がUSCPAの受験要件となっていることから、
卒業が決まってから受験を開始する方がほとんどです。
どの州で学校へ行き、インターンシップをし、どこで就職をしたいのか?
これによってUSCPAの受験州も必然的に決まります。その条件に合わせて
受験する流れになります。出来るだけ早くに合格できるように、USCPA試験の勉強も早くからはじめることをお勧めします。
日本でもクリティカルシンキングや人脈作りの大切さが言われるようになりましたが、米国に限らず海外、特に英語圏での就職を考えると、自分を
”アピール"出来ることが大切です。控えめでは仕事は見つかりません。
仕事を手に入れる競争相手はネイティブです。人脈づくりに、仕事で実力を見せつけることが大事になります。(会計に日本を含むアジアの方が多いのは丁寧な仕事をするからだと思います。)
改めてロードマップにすると道のりは長いことが分かりますが、
可能なことだということも見えてきます。また、海外就職に以外にも
海外留学などすぐにできることもあり、自分に最適な方法を見つけることが
良いかと思います。
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もし”USCPA取得での海外就職を目指したい”や”海外留学したいな”と思っている人の中で、何からすればいいのか分からない、という人は気軽にご連絡いただけたら何かしら今までの経験からサポートができると思います。
contact@applycpa.com