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ものづくりにおける工程

 機械メーカーで働いている。どんな仕事をしているのかと聞かれると業務形態の複雑性から説明が長くなるもしくは、業務の一片のみを話している。今日は複雑に絡み合ったものづくりの世界を紐解いていく。
 第一に、ものは手段だと思う。なぜなら物は人間の進化の過程で生まれた重要な手段だから。既存の製品に執着し、革新を求めない事は
本質ではなく、日々の贅沢な暮らしや格好を守り続けたいという窮屈さを感じられる。正直なところ、人間は十分過ぎるほど進化したと思う。しかし、国民の大半は毎日忙殺されている。これからのものづくりは、皆んながもっと働かなくて遊んで暮らせるような技術革新ではないか。まさにAIとか出てきたし、ロボットは労働力になるなど良い方向に進んでいると思う。資本主義という構造上、働かないと生きていけないとすれば、これからはものではなく心に価値を求めるのではないかと思う。
 だがしかし、日本国のものづくり技術の衰退は避けなければならない。現状維持で良いが、退化してしまうとよろしくないだろう。まあ海外に頼れば良いだろう。だがしかし、日本はものづくりとしては強い。限られたリソースのなか衰退を防ぐには、高齢者や老害世代は潔く引退し、働き方を根っこから変えなければ未来はない。今すぐ、3Dcadを組み立て工程と共有し、見積もりは全てAIに、加工は全てAIとNCに、機械設計者は今すぐ会社を辞めて、多くの会社から多くのノウハウを学び、社会に還元しようではないか。
 ものづくりは、何をしたいかから始まり、機能を考え、物の構造を決め、安全安心に使えるよう形を決め、作れるように加工法を決め、最終的に求めていることを満たすか評価する。

 ものづくりはゼロから考え決めて、トライアンドエラーの中でノウハウを蓄積していくことに意味がある。というわけで、スタートアップへの転職こそ、ものづくりへの理解に繋がるのではないだろう。ものづくりをしたいならスタートアップに行くか、起業しろと提言したい。

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