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初めの景色は忘れていてもすぐそばに(BUMP OF CHICKEN / なないろ)

どうも、おDEBです。
皆様は朝の時間どう過ごしていらっしゃいますか?
僕はそれはもう夜型人間なものでして、仕事の日は朝ごはんの時間を削って睡眠時間にあてており、何もない休みの日は大体お昼まで寝ているので、朝活というものには無縁の生活を送っています。
唯一朝ちゃんと起きてご飯を食べてってするのは、ライブ遠征の時や、旅行先ぐらいですかね。
しっかり朝起きて朝の光を浴びてゆっくり朝ドラなんか見ながら朝ごはんを食べてという生活ができる時が来るのかしら。。。

なぜこのような、お話をしたのかというと、我らがBUMP OF CHICKENの新曲が現在放送中の朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」の主題歌になっているからです。前述の通りまぁ観てはいないのですが、職業柄夜勤の日の朝にはNHKをみんな見てるのでここ最近はバンプで癒されて幸です。
なので、歌詞とドラマのリンク部分というのは今回書けません!ご了承を!!

ネガティブを肯定する前向きな唄

歌詞の内容を簡潔に説明すると、昔見た綺麗な虹の景色を見つけにいく旅人の物語。
僕なりの解釈としては、初心忘るるべからずを朗らかに歌っている唄です。
とても前向きな内容なのに、よく晴れた朝には時々一人ぼっちにされちゃうから、や、今この景色全てが笑ってくれるわけじゃないけど、など藤くんらしさの出る、ネガティブな印象を受ける詩が結構あります。
誰しも、何かに挑戦するとき、孤独に苛まれた時に、不安に襲われることはあると思います。この曲は挑戦の結果ではなく過程の歌なんじゃないかなと思っています。
晴れや光だけが正しいわけじゃなくて、むしろ励まされる時に光だけを伝えられるとプレッシャーがかかったりするので、とても聴き手に寄り添った曲であるとも言えます。
きらきら光に反射する綺麗な水たまりは実は昨日の雨のおかげなんだよというメッセージはグッときますね。
僕が好きな歌詞は

歯磨きして顔洗って着替えたら
いつもと同じ足で出かけようぜ
相変わらずの猫背でいいよ
僕が僕を笑えるから

いつも通りに過ごしてる自分、少しマイナスな面の自分も笑えるなら、愛してあげれるならそれでいいじゃないかと、肩の力がすっと抜ける気がしますね。

様々な夜を超えてきた彼らだから言えること

夜を超えて続く僕の旅
という歌詞がありますが、BUMP自身が色々な経験をしてきたからの説得力があります。
忘れそうになったらあの時心動かされた景色を思い出そうよ、はBUMP自身に歌っている側面もあるかもしれませんね。
何かに挑戦するという題材の曲は過去にもグングニルという曲がぱっと浮かびます。
しかし、若かかりし彼らの目線は、冷ややかな目線を向けてくる奴ら、そんな奴らなんか気にするかと言わんばかりの決意、ハングリー精神を感じますが、
舵を失いかけた彼らに届けるためのなないろ
荒れる海しか見れないかもしれないけれど晴れた日の空は綺麗だぜといつの間にか海から空に変わっていった彼らのメッセージなのかもしれません。
また、躓いて転んだ時は教えるよ 起き方を知っている事
は、ダイヤモンドのことを指しているのかもしれませんね。
他にもこのように考察できることがありましたらぜひコメントで教えてください!

オケやMV

自己紹介の記事に書いた通り音楽理論がすっからかんなので、どうも歌詞に目が行きがちなのですが、オケ自体も当然素晴らしく、アルペジオが映えるきらきらとしたギター、チャマ感を残した(おそらく藤くんが弾いてる)跳ねるようなベース、爽やかなドラム、キャラバン感を感じさせる楽しいアコギの音
どこか車輪の唄を彷彿とさせるようです。
MVはどことなく空がモチーフだからなのか、BUMPなのにどことなくラピュタや天気の子、君の名は。を想起させるものになっています。
ただ、今の悩んでいる自分と、初心を伝えにきた自分が写っているので、二人写っていますが実質一人という感じです。
最初雨のバスの中でアンニュイな表情をしている主人公が、最後晴れやかな顔をしていて、見ていて晴れやかな気持ちになります。

何かにぶつかった時は初心を思い出そう、そんな何回も擦られ続けてきた言葉を伝えてくれるこの曲、5月が過ぎ五月病が使えなくなりましたが鬱蒼とした気持ちを晴らしてくれるので、元気が欲しい人向けです。

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