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逆噴射小説大賞2019ピックアップ5作
こんばんは、オダです。
この度、逆噴射小説大賞というお祭りに投稿した方、読んだ方、感想を送った方お疲れ様でした。
一ヶ月弱、猛者たちのGUNから放たれたパルプの弾幕に身体中を穴だらけにされながら楽しみました。磨き込まれた弾丸を浴びるうちに「自分も…」とノコノコ戦場に飛び出し、MEXICOを知らない自分のGUNにもスキが付いたりして気付いたら3本も書いてました。
さて、並居るパルプスリンガーた
消えゆく世界、再生の街へ
自殺志願のこどもが笑ってる。
それでも、鼓動どくんどくん。
俺のこの気持ちは、絶望と呼べばいいのだろうか。
うっすらと月が顔を出す夕暮れ時、高校からの帰り道で俺が住むS市A区の空は無数のミサイルに埋め尽くされた。
こんな事態はやはり、空想科学(イマジナリー)が織りなす芸当なのだろうか。
想像力が物質を創造する科学技術、空想科学(イマジナリー)。世の中に公表されたのは2年も前ではなかったと思う
Who Laughs LAST ?
いつものように仕事を終えて、いつものように地方都市のカプセルホテルに入ると、俺は苛立ちとともに抜身のベレッタM92をスチールロッカーに投げ込んだ。
ガッシャンと大きな音が脱衣所に響き渡り、自身の苛立ちを加速させる。
タオル片手に足早に浴場へと向かい、頭と体を念入りに洗い流した。
熱を求めてサウナ室に入ると、既に情報屋のシシドがいたので報告を済ませる。
「片付けてきた、川に流してきたから明日には見
ロンドン・コーリング
––ピピ、言語設定ヲ変更シマシタ––
後ろから話しかけてくる男に、携帯情報端末が反応したようだ。
「失礼、そこのお二人。道を尋ねたいのだが、大英博物館はコチラで合ってますかな?」
「いいや、あっちの通りの角を右に曲がって真っ直ぐだぜ。案内しようか?」
「いや、案内は結構ですよ。たいへん助かりました。」
「当たり前の事をしたまでだぜ、英国紳士として!」
男は、触手3本で頭上に8の字を切るグ