【29歳独身女】恐怖政治がはびこるブラック企業に勤めていた話。
こんにちは。
おちょぼでございます。
これは、私がかつて入社して1週間で『レベルの低いブラック企業』認定した会社での出来事をかなり俯瞰してまとめた話です。
ブラック企業というワードは、定義が曖昧だし、どこかしっくりこないので、あまりすきではありませんが、わかりやすいので、今回はバンバン使ってしまおうと思います。
そして、良いのか悪いのか、ベンチャー企業で鍛えられた私は、そこそこの被害者でありながら、メンタルが崩壊することはなく、常に俯瞰をしながら企業に勤めつつ、副業にフルコミットする期間として、在籍期間を過ごしたので、少しドライですがご了承下さい。
ワンマン経営頑固社長
とにかく絵に書いたような昔の横柄で頑固でデリカシーのない社長でした。
1年半程働いて、自分、他の社員にしていたことを箇条書きにしてみました。
モノを投げる
大声で怒鳴る
意見すると全否定してキレる
機嫌が悪いと理由もなく社員を罵倒する
代表が原因で社員がコロナ集団感染する
ワクチン接種を強制してくる
連休を一人で過ごすのが嫌だと社員を休日出社させる
恋人や家族の年収やスペックを発表させられる時間がある
有給を取った日に何をしたか事細かに発表させられる時間がある
都合が悪くなると体調不良のフリをしてその場を去る
新しいサービスを始める理由は、基本Youtuberが言っていたから
社員のデスクでお菓子を食べて食べかすやティッシュペーパーを放置
トイレを汚して（尿だらけにして）社員に掃除をさせる
「あれが食べたい」と業務中に電車で指定したご飯屋に買わせにいく
事情がありリモートワークを希望すると減給させられる
メールやSlack、その他確認の必要があるものを全くみない
PCが壊れたiPhoneが壊れたなど機械のせいにして無視をする
オフィスに来ない日は1日30回以上電話をしてくる
勝手に写真を撮られ、人に見せたり好きなように使われる
ぱっと出てきた一部ですが、書いていて本当に典型的すぎてげんなりします。
ブラック企業の中には、社長起因以外の理由でブラックといわれることがあるのでしょうか？私の場合は100％社長が原因だったので、一点集中状態でしたが、とにかく昔の会社にはよくあるパターンだと思います。
恐怖政治に10年耐えている鬼畜社員
私は中途組だったので、やることをやったら（副業で目標額まで安定して稼ぐことが出来たら）また転職を考えようという温度感でしたが、ここで新卒で働いている方々は、今まで出会ったこともないほどに疲弊されていました。
年齢層も歳下から歳上までいたので、若手には声をかけたり、社長の毒牙でやられているときはフォローしにいっていましたが、歳上の方々はもう諦めてしまっているようで、フロアで会うたび、目が死んでいました。
この会社で、共通していることは
自信がなく、自己肯定力が低い
意見があっても誰も言わない
荒波を立てずに過ごすことに徹している
全員が辞めたいと言っている
転職サイトに登録だけしている
自発的な発言を聞いたことがない
社員同士、お互いの事を知らなさすぎる
社長に媚びるか従うの2パターンに分かれている
個々で絡むとみんなやりたいことがあると言う
給料が低すぎて生活が厳しい
社員のことを決して悪く言いたいわけではなく、元凶は社長にあるので、なんとももどかしい気持ちではありますが、働くメンバーも絵に描いたようなブラック企業の社員の特徴そのものです。
組織として破綻していることを軸に置く
私は、無駄に正義感が強い所があり、以前書いたように利他の心が強めなので、今回は、自分から働いているメンバーにあえて手を差し伸べるようなことはしませんでした。ドライかもしれませんが、最終的にそこで働くか辞めるかは本人次第なので、本当に社長の言葉がいきすぎているときだけ、突っ込むぐらいにしていました。
ただ、そんな風に過ごしている中でも、プロパー社員（新卒社員）からすると、中途社員に色々相談がしたくなるようで（私もそうでした）、ブラック企業と当時見抜けなかった私なんかですみませんねと思いながら、聞かれたときだけ相談を聞くようになっていました。
しかし残念ながら、何年もかけて社長に淘汰され洗脳されてしまったメンバーは、思考回路がネガティブになりすぎていています。
きけばきくほど闇に落ちていこうとするので、それを引っ張るような感じで、出来るだけライトに話しますが、「もう少しがんばります」で話が終了します。
また別記事で仕事について書く予定ですが、私もそれなりに会社選びを失敗してしまった経験やセクハラ的なものを受けたことがあるので、当時の社員が言わんとすることはわかります。
結局私の場合は、セクハラをしてきた相手の証拠をとり（録音・写真・画像など）会社に助けを求めましたが、やんわり流されてしまい、退職した後に、これまでにも同じような事をされてうつ病になった社員がいたと噂にききました。（あ、社長以外の理由だった。笑）
自分が渦中にいるときは、目の前で起きてしまっている事に全力で悩み、病んでしまいますが、結局それを野放しにしている会社や上司、社長など、組織として破綻していることが私は問題だと思いました。
あんなセクハラ男でも、会社においておく必要があったのはなんでやと、後々調べたところ、本当にしょうもない理由で、辞めてよかった～と思った記憶があります。笑
辞めるというと異動や新規事業をすすめられる
このパターンもよくききます。会社として、あなたを救う為に提供できるものだよ、みたいなコミュニケーション。
本当に言っている場合もごく稀にありますが、企業として退職者を増やしたくない、言われた側の都合の良い解決策といったところでしょう。
私はこの会社に退職する旨を伝えたとき、沢山言い訳をされました。
ある程度、社長に物申していたので、発言するならどの部署よりも数字を出しておくのは筋だと、数値面はクリアしていました。
しかし、社長がYoutubeをみて思いついた新サービス（その時点で新サービスではないｗ）に注力をするといって、私の部署の広告予算を0にしました。（鬼）
その時点で私の部署の売上が落ち、お前のせいだと、こっぴどく怒られました。そして、いざ退職話を持ちかけたら、その話を最後にされるんじゃないかと思ったのか、
「おちょぼ、申し訳ない。あの時は他にお金をかけれないぐらい、◯◯（サービス名）にコミットしたかったんだよ」と。
そして、「今から◯◯をやってみるか？」
きました、新規部署提案マウント。
「仮に私が◯◯を担当したとしても、その後にまた別のサービスを作ることになり、同じようにコストカットされると、今の私の器量では前みたいな数字は取れないので、悔しいですがお断りします。」
そこで社長も「あ、わかった。」とあっさり。
本当に病んでいたら、「別の部署だったら・・・」「新規部署だったら・・・」夢見てしまいますが、それも全部同じ会社やないかいと言いたい。
苦しいが、これからの人生の方が長い
たかが30間近の私が偉そうに言うのは、違うのかもしれません。
しかし、ブラック企業に勤めて心底思いました。
その空間は、ただの宗教の集会場でしかありません
一歩外に出たら、あなたが抱えていた悩みはパッと消えます
ただ、またブラック企業を選んでしまう恐れもあります
だから、自分がブラック企業と思った理由を考えて下さい
その条件を次の職場を選ぶ際のチェック項目にして下さい
少しでも同じ匂いがしたら絶対選んではいけません
苦しくてもしんどくてもやってみてください
数ヶ月耐えればそこから何十年と楽になります
時間がなければ退職代行を使ってもいいと思います
とにかく小さい箱の中からでてください
人格が歪みます
次が決まらないかもしれない不安よりそこにいる焦りを感じて下さい
無理なら休んで下さい
休めるほどお金がないならお金を作る方法を探して下さい
お金を作る方法がわからなければ信頼している人に相談してください
そして一番大事なことは辞めたいだけの感情で転職活動はしないこと
今が辛いという自分とこれからの自分は別人だと思って下さい
それが一番むずかしいですが、一番大切です。
一旦脳内で、辛さを剥がし取って、本来の自分を思い出してみてください
思い出せないのであれば、家族・恋人・友人誰かに聞いてみて下さい
私・僕はどんなときに嬉しそうにしてた？と
全力で自分を守って下さい
少々感情的になりましたが、本当に毎日身体が重く、気持ちさえ折れませんでしたが、人生の糧と思うのも限度があるなと思ったので、どうか同じような経験をされている人が、すこしでも減ること願っております。
それでは！
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