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詩集

26
たまに詩を書きます。
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#場所

心の自然|詩

心の自然|詩

取り繕ったり
ひねくれたり
不自然なものは難しい

不必要に飾らない
まるくてやさしい
自然なものは穏やかだ

自然なものに身を寄せて
自然なものに磨かれて
自然と心が動く

そういう時間と場所へ
歩み寄る姿勢
忘れないでいる

心地|詩

心地|詩

無闇に干渉されず
それでいて一人じゃない
そういう空間を
わたしは愛している

時が経つほど
じんわりひしひしと
好きが増して
同時によろこびも増す

自立と共生の
重なるところ
無理なく自然と笑える
そういう空間

仕事仲間でもなく
大親友でもない
深い関係を築かねば
そういう圧もない

聞いただけでは
いまいち伝わらない
そこへ入ってはじめて
わかる良さ

自分の心が
静かによろこべる場所

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気持ちの置き場|詩

気持ちの置き場|詩

明るく振るまう時は
自分から遠く遠く
放り投げて
風呂敷を広げる

暗い時は
文字通り真っ暗
どこにあるのか
さっぱり分からなくなる

明暗なく落ち着いた時は
自分の真ん中に
しっかりと守られて
存在している

気持ちはころころと
辺りを移動する
遠くなったり
近くなったり

明るさばかり重視して
あんまり遠くへ投げても
はたまた明るさ忘れて
暗くなりすぎても

どちらにせよ見失いそうだ
気持ちは

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