ヨーロッパの公立小学校(自分の時間が大事!)
Bonjour toutes les personnes!
OBS編集長のJKGです。今朝は氷点下のブリュッセルです。
先日、子どもの習い事 in ブリュッセルを紹介しましたが、如何でしたか? まだご覧になられてない方は ↓
今回は、ブリュッセルの公立小学校の実情から、欧州人の特徴を深掘りしたいと思います。
1. 公立でも自分に合う学校を選ぶ
基本的には同じコミューン(地域)内であれば、自由に学校を選ぶことが出来き、各自が自分に合う小学校を選ぶ様です。(日本では住所が決まれば小学校は勝手に決まってしまいますよね)
ブリュッセルで学校を選ぶ基準は、言語(フランス語 or オランダ語)はもちろんですが、その学校の方針が子どもに合うかも重要な判断要素になるようです。
2. 夏休みは自分の為に使う時間
7月1日から8月末まで約2ヶ月の夏休みがありますが宿題は無し。日本と異なり、学年の切り替わりが夏休み後のため、宿題を出せないのかも知れませんが、こちらの子ども達にとっての夏休みは、
- スタージュ(1週間のサマースクール)に通って、自分の得意な事に没頭
- 次の1年間に備えて、じっくり休養&自宅で好きな事に没頭
している気がします。(下記はスポーツのスタージュ)
小さい頃から、"勉強"と”得意な事&好きな事”の時間をきっちりと切り替える習慣が付いていて、「自分のための時間」という意識が強い気がします。
これ、大人になっても非常に大切な事ですよね!
3. クラスに多国籍・多人種は当たり前
ヨーロッパの中でも特にブリュッセルは様々な国からの生徒が多く、クラスに様々な人種がいる事は当たり前です。
もちろん、その学校の公式言語はフランス語 or オランダ語で基本はその言葉で会話するのですが、ベルギー外出身のクラスメートともその国の言葉で挨拶程度はしてくれます。
日本人には「こんにちわ」、イタリア人には「Ciao」!
以下はフランス語圏の学校で「Une journée au Japon (日本Day)」として日本語に触れる機会
島国の日本人にはなかなか、想像できませんよね。
母国語が異なるクラスメートとのコミュニケーションを受け入れるだけでなく、小学校から色んな国籍が混在する事が当たり前なので、多様性を尊重する事が勝手に身に付いている気がします。
4. 個人の主張が大事。先生の指導は最終手段。
学校なのでクラスメートと喧嘩になることもありますが、まずは自らが相手に主張する事が基本だとか。(それでも収まらない場合は、最終的には先生が指導)
良く聞く事例として、文房具やちょっとしたキーホルダーなどをクラスメートから(悪気はなく)とられる場合、自分から「返して!」と主張する事が必須だと。
- 自分の意見をはっきりと主張
- 「主張ない=相手が受け入れた」と捉える
物事をはっきり言う欧州人の特徴にマッチしている気がしますね!
これは、多様性に富んでいる(受け入れている)ので、自分を主張しないと自分の立場・地位が無くなる・・・といった背景がある気がします。
如何でしたでしょうか。小学校の特徴を見ても欧州人の特徴
・自分の時間が大事
・多様性を尊重
・しっかりと自己主張
が分かる気がします。(日本の教育と比較して良し悪しを語るのではなく、欧州人の特徴を把握するために、教育は重要な要素を占めていると感じました!)
~~~今日の小ネタ~~~
ベルギーと日本の違い
- 自身の誕生にはカップケーキを持参し、先生含めて皆で祝福。
- ハロウィンでの仮装は当然!
- おやつの時間があり、その分昼食は少ない傾向 (弁当持参 or 給食を事前注文)。食べ終わったら遊ぶ時間に充てる!
- 決まった時間割りがない。体育がある日は事前に連絡あり。
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