見出し画像

24歳女ひとり・タイ放浪記⑶

前回の記事はこちらから



タイ到着


とうとう生まれて初めてのタイ、到着でござい!
タイ到着を喜びたいのは山々だが、私にはある難題がのしかかっていてね!尿意!

私のこだわりというか、ただ単に無理というか、飛行機内のトイレがどうしても怖くて使えないんですよね なので7時間の尿が溜まりまくっていて、膀胱が死にかけているわけで
とりあえずダッシュでトイレへ向かうぜ タイ到着の嬉しさの噛み締めはその後や!タイでの初ミッション・トイレ

爆裂破裂しそうな膀胱を解放してあげる 死ぬほど気持ちいい
トイレットペーパーは流してはいけないので、トイレ内のゴミ箱に捨てます
この、使用済みペーパーをゴミ箱に捨てるという行為、慣れるまでちょっと嫌だったな(贅沢言ってんじゃないよ!
空港内だし、トイレはまあ綺麗な印象 良かった
タイは真夏の37度。とにかく既に暑いので、着ていた服を脱ぎ、身軽なTシャツとスカートになりまして、完璧。さあ本領発揮や!

とりあえず空気を読み、みんなの流れに乗って移動し、まさかの空港内を走る電車に乗り込み、入国審査へ
特別難しいような手続きも無く、入国スタンプも押してもらえて(嬉しかった)、うおおおおおおお!タイだ!と、初めて実感したのもこの時ですね

とりあえずスマホ!SIM!というわけで、日本で事前に予約していたタイのSIMカードを受け取りにくという、序盤なのに割と重大なミッションにぶち当たる
拙い英語でいろんな人に「このSIMカードの窓口はどこですか?」と聞くも、全員が違う場所を指し示すため、30分ほど歩き回るという結果に
憧れていたバックパッカーという、つまりリュックのみで来ていることが仇となり、持病の側弯症(背骨がS字に曲がっている病気)のため背中が激痛、窓口は見つからない、SIMがないとスマホが使えない、という最悪の状況

よろめきながらも数十分後に何とか窓口を見つけ(最初に聞いた人が一番近いところを指さしてた、ごめん)、英語で予約を説明し、SIMを取り替えてもらうことに成功
これにより、タイどこででもスマホが使えるようになる 神すぎる
ありがとう50GB 毎日Netflix見れる

タイの電車に乗ってみる


何もわからないので、とりあえず電車に乗ってみることにする
しかし電車に乗りたいと思っても、その乗り方が一から分からないのである
未知の体験 電車の乗り方が分からないってどんな状況だ
何となく標識を頼りに空港地下の電車乗り場まで移動

割とバランス力がいる空港のエスカレーター


しかし券の買い方もここが何駅なのかも何もわからないため、周りの人間を10分ほど観察し、こうやって乗るのか・・・を習得、実際にやってみる
無人の券売機にて、行きたい駅を選択すると、乗車賃が表示される
この分のお金を投入すると、コイン型のSuicaみたいなものが出てきて、それを改札にタッチすると通れるという仕組み
乗り終わったら、出るところの改札に回収ボックスがあるので、そこにぶちこんで終了
らしい

Suica代わりのコイン
遠くから観察して買い方をマスター

電車に乗る前に両替もしたね これも見よう見まねでやりました 何とかなる

人生初のタイ電車!やったね
とりあえずここ、スワンナプーム国際空港駅から、パヤータイ駅まで、エアポートレイルリンクという路線の始発から終点までといった感じです 座れて嬉しい

パヤータイでBTSという路線(アイドルではない)に乗り換えて、サヤーム駅へ

パヤータイ
BTSはコインではなくカード型のSuica的なもの


何ともまあ賑わっていて、割と綺麗で、デパートとかたくさんで、日本みたい
後から調べてみると、サヤームはタイの渋谷らしい
この時に、もう背中が限界きていたため、スーツケースを買おうと決心 バックパッカーの夢はサヤームで消えた

しかし歩いても歩いても店舗にはブランドしか入っておらず、高い高い高い買えない無理無理てか何でタイに来てまでブランド物買わないといけないの要らない要らない

15分歩いて他のデカめの店に来たけど、ここもブランドばっかかよやめてくれ買えない要らない要らないもっと安いどうでもいいキャリーケースないのかよふざけんななんでタイまで来てたけえ買い物しないといけないんだよコゥラアアああああああああああああ!!!!!!??????!?????

精神的にも身体的にも限界がきており、この時「ああ日本帰ろっかな」と普通に思っていた あー帰ろっかー🎵みたいな
全ての限界を迎えた私は、割とスムーズにキャリーケースを諦め、今この暑さ(37度)で重い荷物を持って街中を動き回るのはガチで死に直結すると思い、思考停止した脳みそをフルに動かし、目に留まったタクシー乗り場に突進してみることにする

生まれて初めてのタイタクシー!そう、旅の面白いところというのが、日本だと電車に乗るのもタクシー乗るのも日常に溶け込んでるふっつーの行為だけど、異国に来るとこの行為一つが大冒険なんだな
タクシー乗り場を遠くから眺めて、何となく仕組みを理解したのち、私は意を決して案内のお姉さんに声をかけるのだ!(テンパリすぎて、第一声が「あのーすみませーん・・・」と日本語で話してしまったのは可愛いエピソードで処理してください)


タイ・トゥクトゥクでびゅー


タクシーの案内お姉ちゃんに、Googleマップを見せながら「ここまで行きたいんやけど・・・」と英語で説明してみたところ、タイ語でブゥわああアアアアアアアと話しかけられ、意味不明で固まっていると「あれに乗って!」と指を指される

指先には、なんかガイドブックで見たことあるう〜〜〜!なカラフルなカラーリングの、通称"トゥクトゥク"と呼ばれる乗り物 でかい三輪オートバイで、窓もなく、荷台のような座席に乗り込むアレ 
今いる場所から泊まるゲストハウスまでは徒歩では1時間もかかる距離があり、普通の車のタクシーに乗りたかったのだが、トゥクトゥクの前にはこんがり焼けた凄まじい笑顔のおっちゃんが私を待ち構えており、今更「乗り物変えて!」とは言えない雰囲気

ちょっとビビりながらも座席に乗り込み、ほんまにこのおっちゃん私のゲストハウスの場所知ってるんか?と思いながらも、我々のトゥクトゥク、発進




・・・

うわあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ウヒョおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!トゥクトゥク、たのし〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


爆走トゥクトゥク


走り出して即、背中の痛みもタイでの不安も全てぶっ飛ぶほどの面白さ
何だこの乗り物 こんな楽しく移動してもいいの?楽しすぎてジェットコースターだと思った
とにかく爆走するトゥクトゥク。窓がないためダイレクトに風を感じることができ、ちょっと身を乗り出したら道路にぶっ飛ばされるだろ!!!というスリル
バンコクは渋滞王国なため、抜けるところで抜きまくるぜ!という、運転手のおっちゃんの精神が垣間見え、ありえない隙間をぬってぬって爆走していく あんた自分の車両の大きさ、ちゃんとわかってる?という瞬間が何度もあった

数十分乗った後、しっかりゲストハウスの目の前で降ろしてくれて、心の底からの「コップンカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」が出たね こんがりトゥクトゥクおじさん、本当にありがとう


辿り着きましたよ、長い道のりでした、今日から三日間の私の城
どんなもんか見してみろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!お邪魔しま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!てかただいま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!


続く



この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

今月の振り返り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?