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伝説のつるぎ 大熊健司
2024年5月19日 00:12
午前中の仕事を終えた石嶺が休憩室に入ると、右手にスマホ、左手におにぎりを持った佐古が真剣な表情でスマホを眺めていた。「お疲れ。」 石嶺が声をかけたが、佐古からの返事はない。「佐古、お疲れさん。」「お、おお、石嶺。」 佐古は驚いた様子で反応した。「おお。」「ああ、お疲れさま。今から昼休み?」「うん。ここ座っていいか。」「もちろん。」 佐古は石嶺が座りやすいようにと自分の荷物をど
2023年11月12日 00:04
勇樹が「ザ・スレイヤー」をプレイし、陽介も一緒にプレイをしてり、応援したり、ぼーっとしたりする。それがここ最近の二人の日常だった。「ああ、やっぱこいつ強いなあ。」「結構強そうだよね。」「そう、こいつヤバいんだよ。全然勝てなくてさ。」「へえ。」「いったん休憩するか。」「うん、そうしたほうがいいよ。」「なんか飲む?」「いや、大丈夫かな。」「わかった。」 勇樹は自分のベッドに腰かけ
2021年5月9日 00:12
最近陽介がよくスマホを見ている。別にそれ自体は構わないのだがとても熱心に見ているのだ。「陽介、最近やたらスマホと見つめあってるけどなんか面白いゲームでも見つけたの?」「いや違うんだよ。実はこれ……」 そう言いながら陽介はスマホの画面を俺に見せた。「漫画?」「そう、ウェブコミックとかウェブ漫画ってやつ。知ってる?」「ああなんか聞いたことはあるけど、よくは知らないなあ。」「まっつんでも