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短縮勤務は日本を救う♬4時間半ならメイッパイ戦える

おおかみ、2010年から2011年まで2年間、短縮勤務
最低1日4.5時間の勤務。年間の勤務時間が1200時間くらい

こども達を送り出してから出社しても、16時すぎには家に帰れる
早い話が、家にいる時間がこども達とほぼ同じ♬

…でも、おばあちゃん子だったこども達は、おおかみが早く帰ると

「チっ…もう帰って来たのかよ」

と、おばあちゃん家から帰る気配を見せず。おおかみだけ誰もいない家に帰って、洗濯物の取り込みやら、掃除やら、夕ご飯の支度をしたことは1度や2度ではない…


いちにち休んで家にいても、昼間は誰もいない
短縮勤務なら、収入もそこそこ確保される。さらには安全安心の終身雇用

これ以上の働きかたは無い。けど悲しいことに、おおかみの会社では こどもが小学校低学年までという縛りがあった

空気を読むことが大嫌い…もとい、読めない おおかみは、胸を張って短縮勤務してた
けれど、短縮勤務で周りに申し訳ないとか、肩身が狭い思いをしている人も多いように見受けられる


ChatGPT様に「短縮勤務を取得したとき、周りに迷惑をかけたと思うことは?」とお尋ねした。回答を要約するとこんな感じ

1.チームへの負担
2.プロジェクトの遅延
3.コミュニケーションの不足
4.不公平感
5.他の社員への影響

1と5は同じ話で、他の人にしわ寄せがいくよ、
2は作業時間が減る分、遅延するカモね、
4は給与等の処遇が不適切だと、不満が出るよ、と、言う話

まあ、noteの記事を見ていても、「周りの人に仕事のしわ寄せが行って申し訳ない」とか「連絡が取りづらくてすまない」とか言う話が散見される


給与は会社がよしなに取り計らってくれれば良い話。兵隊がどうこうできる話じゃない

おおかみの会社では、給与も賞与もきっちり働いた時間分だけだったので、その点で周りから不満がでることは無かった。実はおおかみ本人は不満ブーたらだったけど

残りはコミュニケーションと仕事量の話。仕事量は生産性をあげて短い時間でもフルタイムと同等の成果をあげれば、他の人にしわをよせることはない

おおかみが働いていた製造業では、日本の時間当たり労働生産性は米国の60%弱という話もある

早い話が、米国人並みの生産性で働けば、短縮勤務でも十二分にフルタイムと同じ成果をあげることができるハズ


その労働生産性を向上させる方法をググると、大雑把に以下のような手法が説明されている

A.個人主義の導入(個人の裁量増)
B.給与体系の見直し(脱時間給)
C.労働環境の改善(残業減)
D.定型業務の自動化(DX/デジタル化)
E.本来業務への集中/アウトソーシングの活用

つまり生産性が高い職場では…

各人の「本来業務」がきちんと定義されていて、不要不急な相談によるロスを避けるため、個人に「裁量権」が与えられている

「本来業務」を遂行するためのデジタル化が促進されていて、時空を超えて業務を遂行できる

業務時間中、高い集中を保つために、「残業を減らす」ことはもちろん、労働時間は可能な範囲で低減されている


こういう職場であれば、適切に定義された「本来業務」さえ着実に遂行していれば、『他の人に負担をかける』ことはない

「本来業務」の遂行にあたり「個人の裁量」が認められていれば、必要以上に『コミュニケーションを取る』必要もない

逆説的に言えば、短縮勤務者が他の人に気を使って、後ろめたく感じるような職場は

生産性が低い

んじゃない?


おおかみは、短縮勤務者が増えることで職場の生産性が向上する、とさえ考えている

短縮勤務なら間違いなく労働時間は減り、「労働環境は改善」される

短縮勤務で『コミュニケーションが取りづら』ければ、不要な枝葉が取り除かれ、最低限のコミュニケーションだけが残る。それで業務を遂行するとなれば、「本来業務」を定義し、それに対して「個人の裁量」を与えるのは、まっとうなやりかただろう

このやりかたが広がれば、職場の生産性は向上するハズ


おおかみが短縮勤務を取得したとき、取得前と比較して「本来業務」の仕事量はまったく変わらなかった。なので正直言ってしまえば『不公平感』を持ってた

けど、こども達と過ごす時間はプライスレスだったので、後悔はない

短縮勤務中、上にあげた「生産性をあげるための手法」を意識したわけではない。でも仕事時間2/3で1の成果をあげようとすると、自然と上に書かれているような方向で業務を遂行するようになった

おおかみの職場では、幸いなことにデジタル化はそれなりに進み、情報が共有されていたので、そのための無用なコミュニケーションは少なかった

それでも、短縮勤務をして優先順位の低いコミュニケーション(おもに不要不急の打ち合わせってやつね)を削っていくと、短縮勤務前と同じ「本来業務」をこなせたんだから驚きだ

そもそも8時間ずっと集中し続けるところにも無理がありそうだ
知らず知らずのうちにダラダラ…とまではいかなくとも、ペースダウンしている時間があったのかも知れない

午前2時間、午後2時間半なら、かなりの集中で走り切れる!


おおかみの場合、短縮勤務を取得することで、
”不要不急な打ち合わせの時間+ペースダウン時間”を
”家族との時間”に変換
できたわけだ

…ただし、こぶた達がおばあちゃんの家からさっさと引き上げてくれれば
そうじゃないと”不要不急な打ち合わせの時間”を”家事の時間”へ変換になっちまう

まあ、それでも…
こどもとの時間は大きく増やせたし、
ちょっと…じゃないけど、それなりに給料が減っても、
おおかみにとって短縮勤務は正解♬

世の中みんな短縮勤務になれば良いのに…
そうすれば、時給はおおきく上がりそうだ

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